『チェッキネッロ:中上はかつての日本人ライダーのような神風タイプではない』
★2020年、マルク・マルケス不在のなか、タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)のパフォーマンスが急上昇したものの、レース本番では重要な瞬間にミスを犯し、表彰台獲得は叶わなかった。
★ナカガミ選手は2021年、最新ファクトリー機を使用する。
★ルーチョ・チェッキネッロ氏(ホンダLCRチームマネージャー)のコメント。
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【貴方はノビー・ウエダと長く組んでいたが…日本人ライダーはどのような点で欧州ライダーと異なるの?】
「ノビーとはチームメイトだったわけですが…素晴らしいライダーでしたよ。ノビーを始め、90年代や2000年代初頭の日本人ライダーは、かなりアグレッシブだったんですよね。そして、皆、本当に強かった。皆、怖いもの知らずでねぇ。サムライとかカミカゼとか…そう言ったメンタリティーを持ってましたよ。
欧州ライダーに比べ、日本人ライダーの強みは…例えば、アジア人ライダーは…特に日本人ライダーは、目標に向かっての集中度が実に高いんですよ。本当に強い意志を持って目標に向かって行き、目標達成のためならば死ぬ覚悟だと言うような感じなんです。あれは良い勉強になりましたね。
90年代の日本人ライダーに比べたら、タカはもう少し穏やかで実践的な感じがするが、それでも、かなりの集中度だし、意思も固いですよ。あの迷いのなさは重要ですよね。」
【昨今のライダーと比べ、ナカガミ選手のアプローチは何が違うの?】
「このチームを結成して以来、25年が経つが、各ライダー、性格もスタイルも違うものでね。ナカガミは実によく努力するタイプのライダーですね。ピットボックスでも技術スタッフと密に接し、頑張っていますよ。改善できそうな点の一つ一つについて、きちんと話し合ってますね。例えば、シートポジションとかエアロダイナミクス、ギア比や、その他のディテールについてね。
だから、マシンに乗って走る以外に、ピットボックスでかなりの時間を過ごして努力してます。こう言うところが、ポジティブなんじゃないかと思ってます。昨今のモトGPでは1周タイムにおける些細な違いについて、オタク的な作業を進めることで大きな違いを生み出していってますからね。」
[ 完 ]
Cecchinello: "Nakagami non è un kamikaze come i vecchi piloti giapponesi": "Lavora tanto nel box, anche sui piccoli dettagli. Il suo punto debole? Deve imparare a gestire la pressione, ma lo ha capito" https://t.co/4SLrtCAFqr pic.twitter.com/hn902rQfVU
— gpone.com (@gponedotcom) December 17, 2020
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Twitter)
マルク・マルケス選手の容態・現状についての最新情報は、note『マルク・マルケス、4回目手術の可能性が浮上』でどうぞ!
>タカはもう少し穏やかで
これ分かります。G+の座談会で原田・坂田・上田の三名の話を聞いてると、最近の日本人ライダーは大人しい感じがしますね。もっと勝利に貪欲に、感情を剥き出しにしても良いかと思います。
日本人=サムライはともかく、カミカゼとか人によってはハラキリってのはイメージ的にどうかと思いますねぇ(笑)
いつの日かタカにはニッポンのショーグン・ミカドと呼ばれるようになって欲しいです。
あまり褒めないでください。
浮き足立つので…
叱咤激励は刺さらないと感じるので
褒めて延びるタイプなんでしょうけどなんか気難しいとも思います。
参加意義なんて要らない結果が全て。
めちゃくちゃ応援してるんですよ実は。
期待のあまり口悪くなっちゃうけど…
LCRの皆さん次シーズンもタカをよろしくお願いします。
まず世界GPに参戦し、生活する体制を整える事がハードな戦いだったかつての日本人レーサーと比べると中上は大事に育てられてハングリー精神は全く感じないですね確かに。
でも時代が違いますし、意欲や向上心は伝わってきますので来期は表彰台、できれば頂上を期待してます。
表彰台圏内で争えるようになってくれたら最高だね
チェッキネロはプレッシャーをかけず、褒めてるんだろうね。
ちょっと怖いのは中上本人の気負い。ステップバイステップで良いから、大きな怪我だけはしないで欲しい。