『マルケス:こんな大チャンスはもうないんじゃないかと…』
★9月12日、アラゴンGP決勝でマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、グリッド4位スタートで2位でゴールした。
★スタート直後から首位のフランチェスコ・バニャイアに喰い付き、ラスト3ラップから熾烈なオーバーテイク合戦を仕掛けたものの抜くことができなかった。
★マルケス選手のコメント。
【今週末は2回転倒したものの、レースではみごとなオーバーテイク合戦を披露したが…】
「今回の結果には大満足です。とは言え、僕も生身の人間なんで、2回も転倒するとけっこう影響が大きくって…。
ミスや転倒をしないことが重要だとは分かっていたけど、ただ、今回はマシンのフィーリングが本当に良かったんですよ。こんな大チャンスはもうないんじゃないかと思えたほどで、それで序盤から全力でバニャイアに喰い付き、終盤はあらゆる攻撃を仕掛け、ヘトヘトになってしまいました。
白状するならば、今日のペッコ(バニャイア)はミスもなく、走行ラインからブレーキング、加速でのドゥカティ機のポテンシャル等、あらゆる面において最高レベルで…抜こうと頑張ってはみたものの駄目でしたね。
いずれにせよ、今日は僕にとってもホンダチームにとっても最高のリザルトだったし、こう言う厳しいシーズンであんなレベルの戦闘力を出せるなんて大きな自信になりますよ。」
【まだ身体が100%の状態ではないから、セーブして走っていたの?】
「ペッコの走行ラインを研究しながら、弱点を探ってたんんですが…途中、ドヴィツィオーゾ相手に走ってるような感じがして…ただ、コーナーではバニャイアのドゥカティ機の方が速かったですけどね。
結局、(弱点は)見つからず、ブレーキングは深いし、加速は僕より上だし、しかも左折コーナでしか攻めていくことができず…右折は僕がまだイマイチなんで…。
物凄いレースでしたね。ファンの皆さんが楽しんでくれてたら嬉しいんですが…ただ、白状すると、今日の僕は楽しいと言うよりは苦しいと言った感じでした。肩がまだ完全な状態ではなく、なんとか上手くカバーはしてるけど、以前のようなことはまだ出来ないんです。」
【今回、終盤ラップでバニャイア選手に喰い付いていた時、どんな心境だったの?】
「今週末は心身共にプレッシャーがけっこうあったんですよ。思い通りの操縦をしようとしたらフロントが流れて転倒してしまうことは、もう分かってるんで…リスクを負うわけにはいかないと思う反面、戦闘力がむくむくと出てきて、今日は自由な気持ちで走ってみました…できるだけリスクを負わないよう正しいラインで走り、なおかつ、全力を尽くすことを心がけてね。
チームがサポートしてくれてることは分かっていたし、今日の出来には満足しています。あとでレース映像も見てみますよ。」
【オースティン戦では、また今回のような走りができそう?】
「1つ1つのレースをしっかり走っていきたいんで…次はミザノですからね。確かに今回はベストリザルトが取れ、マシンのフィーリングも物凄かったですけどね。ただ、身体の方は、かなりキツい週末となってしまいました。
ミザノ戦の後はテストもあるけど、とにかく、目標は特定のトラックで速く走ることではなく、毎回、速く走れるようになることだから。」
【ポルティマオ復帰の際、総合順位ではこう言う結果になると思っていた?】
「正直なところ、もう少し早く回復できると思っていました。あと、マシンにもけっこう手を入れている最中で…今年は、他の全メーカーが改善してきてますからね。
残り5戦はこのままの作業を続け、好リザルト獲得を目指していきます…特に来年に目を向けながらね。」
Marquez: "Ho cercato i punti deboli di Bagnaia, ma non ne aveva": "E' uguale a Dovizioso, ma con più velocità in curva. Potevo attaccarlo solo nelle curve a sinistra perché in quelle a destra non mi trovo ancora a mio agio. Felice del risultato ma ho… https://t.co/GQXH0pUfH6 pic.twitter.com/ixL5wQwfRY
— gpone.com (@gponedotcom) September 12, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
マルケスが「こう言うケガをしたら、3つの点に対処すべき」って言った話は、『2021イギリスGPまとめ』でどうぞ!
無理をしなかったが完全でない状態でこれって…やはり凄い。
ミールもシフターないままで3位取ったのも凄い
今年はもう一回ポルティマオあるんだよね
今ぐらいの回復度でもう一度あそこ走ったら見応えありそう
ブラインドコーナーの連続とか本当なら多分大好きでしょマルケス
本人も言ってるようにドヴィとのバトルが思い浮かんだねぇ
アタックしても冷静にいなしてるところなんかそっくりだった
バニャイヤも嬉しいだろうね
今度はマルケスが次世代の選手達に追われる番やね
マルク推しというわけではないけど、
このライディングをデビューからライブで観戦できていることに
幸せを感じる。
バニャイア(24)ミル(24)ファビオ(22)
マルケス(28)
世代交代の時が迫ってますね
それはいいことです
「右コーナーはまだ……」とネタ振っておいて、
次のポルティマオでは右コーナーで差してきそう。