『ビンダー:FP1から効果的な動きができるようにならないと…』
★1月28日、KTMファクトリーおよびKTMテック3が、2022年に向けてのチームプレゼンテーションを行った。
★ファクトリーチームからはミゲル・オリヴェイラとブラッド・ビンダーが、テック3チームからはレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスが参戦する。
★ビンダー選手が次のように話した。
【KTMの合言葉は『安定感』と『セッティング』のようだが…】
「モトGPも昇格してからの2年間で、僕はマシンの乗り心地が良ければ、安定して速い走りができると言うことを学びました。今のような戦闘力を身につけるまでにけっこう時間がかかってしまったし、今後も伸ばしていかなければならないんですけどね。
細かな調整をしているところで、マシンに関して大改革と言うのはないです。ブレーキングでもっと効果的な動きをしなければならないのは絶対だし、もう少し馬力が必要で…あと、安定感を出せるようなセッティングを見つけていかないと。
2021年はあまりにも変更を加えすぎ、どこが限界点なのか分からなくなってしまったんです…新マテリアルが投入されても、それで良くなってるのかどうかとかね。だから、2022年はもっとしっかりしたベースを作っていかないと。」
【どの辺を改善すべきなの?】
「現在のモトGPはFP1から効果的な動きをしなければならないのに、僕はそれが上手くできないことが多いんですよ。
どうも、僕のラインはいまいちで…他の選手のように最短で走っていけないんです。もっとタイトに曲がっていかないと。」
【今年から、マイク・レイトナー後任としてファビアーノ・ステラッキーニが技術面を担当し、チームマネージャーにはフランチェスコ・グイドッティが就くが…】
「ファビアーノはけっこう特殊なタイプで、冷静にみっちり分析していくんですよね。新しい案が出てくるんじゃないかと思ってます。
フランチェスコの方はモトGPでの経験が豊かだから、大きな助けになってくれるでしょう。とにかく、2人が入ってきてくれて大満足ですよ。」
【今年、弟ダリン選手がモトGP昇格するが…】
「モト3からモトGPへの飛び級昇格と言う大チャンスですからねぇ…難しいチャレンジでしょ。モトGPはシャレで参戦なんてできっこないんだから。学習期間が必要でしょうね。
自宅でもスーパーバイク機で特訓してたけど、でも、あまり焦らないようにしないと。」
【ところで、ダニーロ・ペトルッチのダカール参戦については?】
「物凄いことをやり遂げましたよね。すごく良い人だし、本当に良かったと思ってます。KTMにとっても良かったですよ。本当に素晴らしかったです。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
KTMは謎のメーカーで、おそらくエンジン&電制システムを改良しているはずって話は、note『2021ヘレステストまとめ』でどうぞ!