『モルビデッリ:ヤマハ機は前進はしている…大きな前進かどうかは他のトラックで分かる』
★2月5〜6日、セパンでモトGP公式テストが行われ、フランコ・モルビデッリ(ヤマハファクトリー)が初日21位、最終日24位、2日間総合24位だった。
★モルビデッリ選手のコメント。
【チームメイトのファビオ・クアルタラローは、本日は7位だったが…】
「今日、僕はタイムアタックをしてないんですよ。本当はする予定だったんですが、あいにく、雨が降り始めてしまって。
とにかく、昨日よりも改善させたいと思っていた箇所は、すべて出来ました。特に午前セッションでは、ファビオのタイムに迫っていけてたし。
午後、雨が降ってしまったのがねぇ…ちょうど、一番大変な時間帯で、今日もそうだったんですよ。あの時間帯に、特定の箇所の作業をしたいと思ってたんですけどねぇ。
まぁ、午前中のスピードとペースに関しては、悪くはなかったです。」
【つまり、実際は順位よりも好調だと言うこと?】
「はい、全然違いますよ。ソフトタイヤも使わず…1周タイムの時、ミディアムさえ使ってないんだから。
とにかく、このマシンを読み解き、諸々を試して、なにが自分に必要かを理解するために持ち時間のすべてを使ってました。
新フレームは今回も使ってみたんですが、やっぱり、好きになれなかったですね。」
【では、従来フレームに戻すの?】
「いいえ、シーズン中は新フレームを使うつもりです。ダウンフォースが改良されていて、ウィリーが少ない…と言うか、どんどん加速しない限りはウィリーしないと言うか…。
従来のとはちょっと違っていて、新タイヤの時は上手く機能してくれるんですが、タレてくると厄介になるんですよ。」
【新エンジンについて、クアルタラロー選手はがっかりしていたようだが…】
「2021年版エンジンにかなり似た感じで、ヤマハ風エンジンってとこですね。トップスピードをもう少し上げていかないと…。
僕としては、これまでのドゥカティ機の1周タイムで、もう、けっこう脅威なんですけどねぇ。スズキ組も速いし…いったい、どれだけ改善されたものやら…。
うちは、いくつかのエリアでは改善が見られましたよ。前進できてはいます。それが大きな前進なのかそれほどでもないのかは、他のトラックで見えてくるでしょう。」
(参照サイト:『Gpone』)
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モルビデッリ、オフの間も膝の具合が良くなさそうだったので心配です。ああいう強くてしぶといライダーは貴重なので応援してるんですけどね……。
受け答えがこれですもん、好きだなあこの人。