『ペルナットは第2のバスティアニーニを輩出できるか?』
★2月8日、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリアのモトGP専門フリージャーナリスト)が、カルロ・ペルナット氏(エネア・バスティアニーニ等のマネージャー)について以下の考察記事を公開した。
《カルレットことカルロ・ペルナットのことが、私は好きだ。
私は彼の世話になったことがあり…同じようにモトGPパドック内には、彼に恩がある人間は大勢いるだろう。
1992年に私が『Motociclismo』誌で働いていた頃、とあるレースウィークエンドに送り込まれた際、当時の副編集長から『ペルナットに連絡しておいたから、彼の所へ行けば手を貸してくれるだろう』と言われた。
実際、ペルナットは私の世話をしてくれ…私の前にも、そして後にも、そうやって多くの人間が世話になっているのだ。
と言うのも、ペルナットと言う人物は生粋のジェノヴァ人のわりには色々な意味で懐が大きく、注目の的になるのが大好きなのだ。まぁ、本人も決して否定はしないだろう。
良い意味でも悪い意味でも、ペルナットは人並み外れたユニークさで物事を采配する…だからこそ彼は洒落っ気のある知性を駆使しながら、唯一無二の人生を送っていられるのだ。
とにかく、常に非凡なのだ。
1992年以降、多くのことが変わっていくなかで私とペルナットは旧知の間柄となり、しばしば意見の相違はあるものの互いに敬意を払い合っている。あの大げさな言い回しには賛同しかねることもあるが、とにかく、常に率直かつ誠実な関係が続いている。
彼の決り文句である『belin te l’avevo detto(ほら見ろ、だから、言っただろ)』にはムカつくこともあるのだが、ワクワクもしてしまうのだ。
二輪レース業界に何が起きても、ペルナットは『ほら見ろ、だから、こうだって言っただろ。こっちはとうの昔から分かってたよ』と言い…
たとえ、その前日、真逆のことを言っていたとしても、やはり、こう言うのだ。
『太いヤツ』なのである。
カルロ・ペルナットは担当するライダー選びにおいても、実に『太いヤツ』である。まず、その眼に狂いはない。
二輪レース業界に入って以来、私は1つ学んだことがあって…それは、ペルナットが担当すると言うことは、そのライダーに豊かな才能があると言うことだ。
例えば、エネア・バスティアニーニ。
エネアに注目した人間は、そう多くはない…モト3クラスに参戦し始めた頃は、特に少なかった。
ところが、ペルナットは常に『あれは強いライダーだ』と言い続けていたのだ。
いまや、それは誰もが認めるところであり、まぁ、この件においては、『ほら見ろ、だから、言っただろ』と言うせりふは妥当と言えよう。
ペルナットはトニー・アルボリーノにも確信を抱いている…2021年にモト2クラスで大苦戦したにも関わらずだ。
いつも通り、ペルナットは舞台裏でみごとな立ち回りを見せ、アルボリーノを有力チーム(※VDS)へと送り込むことに成功し、現在は『流儀』を叩き込んでいる最中である。
なぜならばペルナットと言うのは日常においても型破りな存在であり、選手に対しては実に厳格に接するのだが…若いライダーが強くなるためには何が必要かを…チャンピオンになるためには何をすべきかを的確に掴んでいるからだ。》
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ドゥカティ8選手、バニャイアの次に期待できるのは?って話は、note『2022 セパン&マンダリカテストまとめ』でどうぞ!
金計算だけではない敏腕マネージャーという存在もいいですね
歴代日本人ライダーにもそういう人はいないのでしょうか?
古くはプライベーター時代の片山氏や坂田氏辺りは自分でやっていましたね
あ、ご意見番だとばかり 笑 あ… いやぁまぁ普通ですよね バスティアニーにもアルボリーノも頭角を現してたのは視聴者にも明らかだし 恨むべくはイアンノーネの事案がグレーのまま、結局彼の将来をつぶしてしまったではないか・・ペルナット氏も受注者なわけでしょ、発注はどこぞのパトロンなのか、WGP界にも変なネズミは出入りしてるでしょう?