『エスパルガロ:嬉しいなんてもんじゃないですよ…誇りに思う!』
★4月2日、アルゼンチンGPのモトGP予選で、アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)がPPを獲得した。
★アプリリアのロマーノ・アルベジアーノ氏(テクニカル部門代表)のコメント。
「アプリリアもピアッジョグループも世界のトップメーカーに対し、引け目を感じるような点はありませんからね。
別に個人の意見などではなく、世間が言ってる事実なんですから(笑)。」
★エスパルガロ選手のコメント。
「僕は今回でGP参戦200回目になるんですが、贈り物をもらったと言うよりは、こちらからアプリリアに贈ったと言う感じですね。
もう、嬉しいなんてもんじゃないですよ…誇りに思います。このプロジェクトに関し、僕としてはちょっと父親のような心境なんでね。5〜6年は苦戦してたわけです…丸6年間、一緒に作業してきてるんですから。アプリリアの職員の皆さんも、喜べる出来事でしょ。
ただ、まだ土曜日だから…地に足をつけていないと。でも、今は本当に楽しんですよ。これまでのキャリアを思うと、けっこう遅咲きでしたよねぇ。でも、とにかく、本当に良い感じなんです。
こんな風に速い周回を、何度も出せるなんて良いもんですよねぇ。ペースも最高だし。とにかく、楽しいですよ。」
【今年のアプリリア機ならば、レース優勝も可能?】
「可能ですよ。これまで僕が乗ってきたマシンの中で最高です。2020年のセパンテストで、最初に大きな変化が見られてたんですよね…あの時、作業の仕方を変えてみたんですよ。チームは本当に成長しました。
戦闘力と言うのは、1戦やそこらで伸びるものではないから。この1年半、実に良い仕事をしてきましたよ。
今日、ここテルマス・デ・リオ・オンドで最速選手になれたことを、本当に嬉しく思っています。大きく一歩前進できましたよね。つまり、マシンの戦闘力が本当に高いと言うことだから。
でも、冷静でいないとね。明日は僕らにとって、また歴史的な1日になるかもしれないんだから。」
【なぜ今回は、アプリリア機の戦闘力がこれほど高いの?】
「ここは、フロントの感触が重要になってくるからです。アプリリア機はブレーキを握った状態でコーナー進入していけると、戦闘力が高まるんですよ。
実を言えば、うちの戦闘力が高いのはここだけではないんですよ。カタールでは4位だったけど、僕としては最強だって感じてたんで。まぁ、インドネシアについては、言い訳しませんけどね。ウェットでは僕が速い走りをできなかったんで。マシン自体は、9位以上取れそうな感じだったんですけどねぇ。僕の方は、ドライなら表彰台争いができろうって感じだったんですが…。
今回も同じような感じなんで…今のところ、3ヶ所のトラックで高い戦闘力を見せてるんですよ。つまり、レベルはかなり高いと言うことです。良い1年になりそうですよ。
長いシーズン、頭を使って乗り切っていかないと…。それが上手くできれば、手札を上手く使って勝負していけるでしょう。ヴァレンシア最終戦では、なにかしら歴史的なことを成し遂げられるかもしれませんね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
アプリリアはカタールより一歩後退してたって話は、note『2022 インドネシアGPまとめ』でどうぞ!
こういう遅咲きの努力家が報われるのはホント感動モノですよ