『エスパルガロ:この3日間、雲の上を歩いているようで…』
★先のアルゼンチン決勝戦でアレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)がポール・トゥ・ウィンを決め、世界選手権キャリア初の優勝を獲得した。
★4月7日、エスパルガロ選手が木曜会見で次のように話した。
【前回のレース後、『1回優勝したぐらいで、人生なにも変わらない』と言っていたが…】
「メンタル面では…この3日間、雲の上を歩いているようで…なんて説明して良いのか…まぁ、やはり、変化はあったと言うことなんでしょうね。
だからと言って、優勝に固執しているわけではありませんよ。まぁ、これまで大勢から、『優勝したことのない選手は君ぐらいだ』と言われ続けてはきましたけどね。
僕はツイてるんですよ…素晴らしい家族がいて、大好きな仕事をし、自転車にも乗りまくっていて…順風満帆って感じなんです。だから、優勝してもしなくても、僕にとっては同じことなんです。
ただ、これまでは優勝できると信じていただけだけど、今は本当にできるんだってことが分かりましたから。実に良い感じですよ。今後も、どんどん挑んでいきます(笑)。」
【アプリリアに初優勝を献上するのは、かなり重要なことだったの?】
「僕にとっては最重要事項でした。アプリリアでの初表彰台も初PPも初優勝も、僕が取って然るべきだったと思ってます。
僕はこのRS-GP機の父親のような気持ちなんですよ。ロマーノ・アルベジアーノ(テクニカル部門代表)やその他のエンジニア陣と、一緒に開発してきたんですから。
僕の身体の一部のようななものだし、僕のマシンなんです。そう思うと、誇らしい気持ちになりますよ。
モトGPで優勝するのは難しいことで…例えば、うちの弟のポルはモト2タイトルを取り、現在、ホンダファクトリーにいると言うのに、いまだ優勝したことがないんですから。
一方、僕はアプリリアでそれを成し遂げたわけでしょ…本当に誇らしいですよ。」
【レースではプレッシャーを感じていたの?】
「いいえ。どのぐらいのリズムが出せているかは、分かっていたので。ああ言うポジションで走るのは初めてだったけど、でも、土曜の時点のペースを見る限り、自信はあったんで。
マルティンに抜かれたものの、それ以上の力が自分にあることは分かっていたから。緊張したのはラスト5コーナーだけですね。最終コーナーでは上手くブレーキをかけられなくて…。でも、レースの最中は平常心でした。」
【優勝できると、ずっと信じていた?】
「僕は常にポジティブでしたね。2年前から、かつてないぐらい良い操縦ができているって自覚していたし、そう口にも出してました…本当にそう感じていたし、実際、少しづつ良い走りを披露できるようになってたんで。
でも、そう言う感触だけじゃ駄目なんですよ。それプラス、良いマシンも必要なわけで…でも、アプリリアがそう言うマシンを作ってくれたんです。
現在の速さからすると、うちにとっては良いシーズンになりそうですよね。」
【どのぐらいの時点で、優勝できるって確信したの?】
「冬期テストの時から強い走りができていると思っていたし、実際、常にトップ3に入っていて、好リズムを刻めてましたから。
カタール開幕戦では最速ライダーなのに、それを活かしきれなかったって思ってました。インドネシアでは雨じゃなければ、優勝できるようなリズムで走れてたと思います。今までにないぐらい、自分は速いって感じてたんで。僕に限った話ではなく、アプリリア機にもそう感じてたんです。つまり、お膳立てはできてたってわけで…あとは、すべてを上手くまとめることができるかどうかだったんです。
こんなに早く、実現できるとは思ってなかったけど、可能だとは思ってました。」
【アプリリアからの参戦を続けていくの?】
「僕はここで、あと2年やりたいと思ってます。僕の状況からすると、それが妥当だと思うんですよ…何年も苦労して、今はこう言う時期を堪能して良いなじゃないかって。
まだアプリリアとは何も話し合ってないんですが、それなりの契約を…僕の価値を認めた上での契約を提示してもらえたらって思ってます。
多分、ヨーロッパに戻ったら、ライダーの契約関係で色々と動きが出てくるんじゃないんですか。」
"Prima credevo di poterlo fare, mentre ora lo so. Essere stato il primo a portare al successo Aprilia è la cosa più importante, vorrei continuare altri due anni con loro" https://t.co/QnfyhW84B6 #motogp #AleixEspargarò #Aprilia #vittoria #massimorivola
— GPOne.com (@gponedotcom) April 7, 2022
(参照サイト:『Gpone』)
アプリリアはカタールより一歩後退って話は、note『2022 インドネシアGPまとめ』でどうぞ!
クソを光らせることはできない!とまで言われてた時代からようやくだよね
ただKTMを見ても今年よりもコンセッションが切れた翌年が正念場だったりして…
個人的にはグレシーニから本格ファクトリー体制に変わってチームどうなんだろって思ってたけど
アレイシとヴィニャ見るかぎり結構雰囲気はよさそうだよね
気難しいのヴィニャすら笑顔だし
むしろレディング居たあたりが一番やる気も予算もなさそうな参戦体制だったか…
ポルが鈴鹿八耐で優勝したとき、アレイシに向かって
「i have one,you zero」
って煽られてたの思い出したw
マシンの進歩も素晴らしいがアレイシの操舵技術がビニャ加入後に上がっているのが更に素晴らしい。
そんなにもいいんですねぇ世界選手権の優勝ってのは。うずくまって家族に電話してたところは名シーンになりますな。グレシーニにも吉報だよね。そうグレシーニレーシングの功績は大きいとおもう。ビニャーレスも早く勝ちたいだろうね。