『サルッチ:マリーニ不調はドゥカティに聞いてくれ』
★5月1日(日)、スペインGP(ヘレス)決勝でルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、ロッシ異父弟、2022年版ドゥカティ機)がグリッド19位から16位でゴールした。
★チームメイトでルーキーのマルコ・ベッツェッキ(2021年版ドゥカティ機)は、グリッド8位から9位でゴールしている。
★マリーニ選手の今シーズンここまでのリザルトは13位/14位/11位/17位/12位/16位で、総合19(14ポイント)に就いている。
★マリーニ選手は2020年、モト2クラスでエネア・バスティアニーニとタイトル争いをし、9ポイント差で敗れて総合2位となった。
★アレッシオ・サルッチ氏(VR46チームのスポーツディレクター、ロッシ心の友)が、マリーニ苦戦について次のように話した。
【ドゥカティ機は直線コースが強みなのに、マリーニ選手はまさにそこで苦戦しているが…】
「直線コースで0.3秒ロスしてしまうんですよ…多分、新カウルがルーカには小さすぎるのでしょ。体格が良いから。
コーナー立ち上がりではマシンがウィリーしてしまうから、電制システムで調整して馬力を落とさなければならないし…まぁ、自分の尻尾に噛み付いてしまった犬みたいな感じですかねぇ。」
【なぜそう言う風になってしまうの?】
「それはジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)に聞いた方が良いんじゃないんですか(笑)。」
★マリーニ選手がヘレス予選直後、次のように話した。
【かなり苦戦しているが…】
「ここ最近のレースでは良くなってきてるように感じます…レースウィークエンド中のマシンのフィーリングが上がってきてるんで。
ただ、首位とのギャップが相変わらずなんですよ。今日なんか本当に酷くって…予選でさえ強い走りができないんだから。少なくとも、開幕した頃は1周タイムなら速かったのに…今はそこでも苦戦してしまって。
原因も分からないんです。改善し、好リザルトをまた出せるようにするにはどの方向に進めばいいのか、誰も打開策を出せずにいるんですよ。
でも、とにかく、このままリサーチを続けていきますよ。」
【ドゥカティ機に乗りながら、直線コースで苦戦しているが…】
「オースティン以降、それがずっと問題になってしまってるけど、解決策が見つからないんです。
コーナー立ち上がりからゆっくり加速していき、凄まじいほどウィリーをして…結局、直線コースで0.3〜0.4秒ロスしてしまうんです。こんなはずじゃないんですけどね。
エンジンはプッシュしてるし、マシンも走ってくれてるんで、あとはウィリーと高速コーナーをなんとかすれば良いだけなんです…通常、その辺は僕の強みなのに、今はコーナー旋回でのスピード面でかなりロスし、コーナー中盤でマシンを曲げることができないんです。
明日のレースでは強いハードブレーキングを試してみて、ちょっとでも追い上げていくよう頑張ります。
楽しめるよう頑張って…あとは様子を見ていきますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
今、ドゥカティファクトリーに足りないものとは?って話は、note『2022 ポルトガルGPまとめ』でどうぞ!
ウーチョ居る?
>コーナー立ち上がりではマシンがウィリーしてしまうから、電制システムで調整して馬力を落とさなければならないし
コノ辺りがワークスチームをしてエンジンのバージョンを1つ前にした原因なんでしょうかね?
うーん。マリーニ、早くなると思うんだけどな。
下手に焦って、嫌なサイクルに入ってほしくないな。
ルカはヤマハに向いてるんだろうなぁ。
お兄ちゃんなんとかしてあげて笑
体格が良いのは開幕前には分かっていなかったのでしょうか?
まぁ〜 ヒゲのせいだな…