『2022サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGP 予選リザルト&トピックス』
★9月3日(土)、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGPクラスの予選が行われた。
★予選2開始直前、小雨がぱらつき始め、その後、雨脚はやや強くなってきた。大半の選手がレインタイヤでスタートしたが、路面が乾き始めたためスリックタイヤのマシンに乗り換えた。
しかし、油断できない状況だったため、タイムアタックには度胸が必要だった。
★今シーズン、ここまでの12GPにおいて、PPはすべてイタリア機が獲得している(ドゥカティ10下位、アプリリア2回)。
★予選2へ直行する選手は以下のとおり。
ミラー、バニャイア、バスティアニーニ、クアルタラロー、リンス、ザルコ、ヴィニャーレス、兄エスパルガロ、モルビデッリ、オリヴェイラ。
★予選1から予選2へ昇格したのはベッツェッキ&マリーニ選手。
★ドゥカティ
首位ジャック・ミラー(ドゥカティファクトリー)。得意の混合コンディション。最近、コンスタント。
ミラー選手のコメント。
「セッション開始時は、路面が完全に濡れてるような感じだったけど、実のところ、そうでもなかったんですよ。まぁ、マシンとタイヤ交換してられる余裕があったんで、けっこうプッシュできましたけどね。
けっこう順調でしょ…マシンの戦闘力も高いし。5年ぶりのPPですよ。」
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは2位(+0”015、愛称は『ペッコ』)。グリッドは5位となるが(※FP1での不注意走行により処罰された)、それでもクアルタラロー&兄エスパルガロ選手よりは前方スタートとなる。時速240kmで走行中、タイヤのグリップが落ちた瞬間があった模様。
バニャイア選手のコメント。
「大曲コースは乾いていて欲しいと願ってました。縁石に乗ったような感じになり…マシンが少しガクッとなったんですが、持ち堪えてくれました。
本当に大変でした。コンディションがはっきりしないからレインタイヤで始めたものの、路面がアッと言う間に乾いてしまって。
最終ラップは『のるかそるか…』と思って走りました。でも、ファビオ(クアルタラロー)よりも前になったんで良かったですよ。ただ、(レースも)今日みたいな天気になりそうなんですよね。ならないと良いんですが…。
とにかく、こう言うコンディションは本当に難しいんで。」
テストライダーのミケーレ・ピッロは17位。
3位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・グレジーニ、愛称は『ベスティア』)。同トラックでの戦闘力は高い。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは14位(ルーキー、愛称は『ディッジャ』)。
4位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、ルーキー、愛称は『ベス』)。予選1を首位で通過。レース本番では、ファーストローに繰り上がる。上位を狙えそうなカードは揃っている。
ベッツェッキ選手のコメント。
「序盤は本当に難しくって…アスファルトが真っ黒だから、乾いているかどうか分からないんですよ。最終コーナーで大当たりが出てくれて…慌てないよう心がけました。
もうちょっと上位にいけたのかもしれないけど、最終ラップで目の前のモルビデッリが少し膨らんだため減速しなければならなかったんです。
とにかく、上手くいきましたけどね。」
チームメイトのルーカ・マリーニは7位(ロッシ異父弟、愛称は『マロ』)。予選1を2位で通過。
6位ヨハン・ザルコ(ドゥカティ・プラマック)。
チームメイトのホルヘ・マルティンは13位。
★アプリリア
5位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。FP4では2位だった。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは9位。苦戦気味。混合コンディションを上手く消化できず、失速。FP4では3位だった。タイトル争いをしている選手の中では最も苦戦しているが、日曜がドライコンディションならば、アプリリア機なので追い上げていける可能性は大きい。
※両選手とも、ペースはまぁまぁなので、日曜レースのコンディション次第だろう。
★ヤマハ
8位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。ペースが良好なのでレース本番がドライならば、上位を狙える可能性あり。ただし、ヤマハ機で3列目スタートなので、追い上げていくのは難しい。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは11位(愛称は『フランキー、モルビド』)。苦戦シーズン中に差した一縷の光。
18位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハWithU RNF)。
チームメイトのダリン・ビンダーは21位(ルーキー)。
★KTM
10位ミゲル・オリヴェイラ(KTMファクトリー)。レースで好調の可能性あり。
チームメイトのブラッド・ビンダーは15位。
24位レミー・ガードナー(KTMテック3、ルーキー)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは25位(ルーキー)。
★スズキ
12位アレックス・リンス(スズキファクトリー)。
チームメイトのカズキ・ワタナベは23位(テストライダー)。ジョアン・ミールの代役。
★ホンダ
16位アレックス・マルケス(ホンダLCR)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは22位。
19位ポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー)。
チームメイトのステファン・ブラドルは20位(テストライダー)。マルク・マルケス代役(※ミザノテストに参加)。
※マルク・マルケスが既にパドック入しており、心身ともに良好そうである。
『2022 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGP 予選2リザルト&トピックス』
『2022 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGP 予選1リザルト』
『2022 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP モトGP FP4リザルト&トピックス』
(Photo:Motogp.com)
辻本さんの解説聞いててドゥカティのリヤウイング効果が初めて腑に落ちた。
「垂直尾翼」みたいな話だったけど確かに旋回時安定してるもんな。
あと色々噂持ってるみたいだけどVR46は何かあるんだろうなとは改めて感じた。
リソースの割り振りもあるだろうからもう決まってるはずだけど面白い方向に転がってくれてることを期待している。
ナカガミは22位
ワタナベは23位
え??
中々難しい予選でしたね。
今は晴れてるみたいだけど、決勝はどうなるか。
クアルタラロ追い上げなるか?
ところでFP4で雨になったときアプリリアは様子見してたけど、
そんな余裕あるのかしら?
あのとき走ってれば、予選での手応えも少し違ったように思えるけど。
Q1のガードナーとラウルはなんであんなタイムなんでしょうか?
ながら見してたのでよく分からない。
解説は宮城さんでした。
失礼しました(汗)