『2022マレーシアGP モトGP FP3リザルト&トピックス』
★10月22日(土)、マレーシアGP モトGPクラスのFP3が行われた。
★予選2へ直行した選手は以下の10名。
マルティン、ベッツェッキ、ヴィニャーレス、マリーニ、ミール、バスティアニーニ、クアルタラロー、リンス、兄エスパルガロ、モルビデッリ。
★予選1から予選2へ昇格したのはバニャイア&兄マルケス。
★ドゥカティ
首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・プラマック)。通常より、ペースも安定している。
マルティン選手のコメント。
「普段から1周タイムは調子が良いんですよね。もうPPタイムタイムが取れていたのに、まだタイムを削れるって分かってたんで2本目タイヤでプッシュしてみました。
2回ほど転倒しそうになったけど、頑張りましたよ。優勝を狙えるぐらいのペースも出てるんですよね。」
チームメイトのヨハン・ザルコは18位。
2位エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・グレジーニ、愛称は『ベスティア』)。ペース好調。
バスティアニーニ選手のコメント。
「幸せです。昨日より一歩前進でき、リズムも良くなったんですよ。予選は常に拮抗しまくりだけど、明日のレースは単独で走りたいもんですねぇ。」
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは16位(ルーキー、愛称は『ディッジャ』)。
4位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、ルーキー、愛称は『ベス』)。FP3もFP4もペース好調。
チームメイトのルーカ・マリーニは6位(ロッシ異父弟、愛称は『マロ』)。
9位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、愛称は『ペッコ』)。予選1を首位で通過。ラスト2分、いつも通り、マルケス選手に後追いされながらPPタイムレベルで走行中、転倒。ピットボックス帰還時には、やや動揺している様子だった。とは言え、タイトル争いをしている3選手の中では、最高位である。
チームメイトのジャック・ミラーは14位。
※ドゥカティ選手のPP獲得は、今シーズン15回目。
※マルク・マルケスが予選1ではミラー選手の、予選2ではバニャイア選手の後追いをしていたが、両セッションともベストタイムは単独走行で記録している(※途中、ドゥカティ両選手が転倒してしまったから)。
このため、ダヴィデ・タルドッツィ氏(チームマネージャー)が、次のように批判した。
「チャンピオンライダーと言うのは、皆の模範となるべきでしょう。昨今、モト3クラスについて、色々と批判されてるんですからねぇ。」
★ホンダ
3位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。予選1を2位で通過。マシンは常に暴れまくっていた。
マルケス選手のコメント。
「マシンのフィーリングが掴めないわりに、好タイムが出てくれました。予選1も2もけっこうなリスクだったけど、ほぼほぼ単独走行してたんですよね。ちょっとびっくりですよ。
いったいどうやって、こんな順位にまでなれたのか…FP4では後方だったのに、予選では然るべき速さになってくれたんです。」
チームメイトのポル・エスパルガロは17位。
21位アレックス・マルケス(ホンダLCR)。
チームメイトのテツタ・ナガシマは23位。タカアキ・ナカガミの代役。
★スズキ
5位アレックス・リンス(スズキファクトリー)。ペース好調
チームメイトのジョアン・ミールは11位。ペース好調
★ヤマハ
7位フランコ・モルビデッリ(ヤマハファクトリー、愛称は『フランキー、モルビド』)。サプライズ。今週末、ここまでは絶好調。ただし、レース中にロングラップペナルティを実行しなければならない(※FP3でバニャイア&兄マルケス選手を妨害したため)。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは12位。好ペースながら、優勝するには後方スタートすぎる。しかも、FP4での転倒で左手の中指に微小骨折を負ったため、レース本番は鎮痛剤を使用することとなるだろう。
15位カル・クラッチロー(ヤマハWithU RNF)。引退したアンドレア・ドヴィツィオーゾ後任。
チームメイトのダリン・ビンダーは24位(ルーキー、最下位)。
★アプリリア
8位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは10位。予選2でスリップ転倒。金〜土曜セッションでは、ピットボックス内でトラブル多発。現時点では上位を狙えるペースは出ていない。
★KTM
13位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは19位。
20位レミー・ガードナー(KTMテック3、ルーキー)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは22位(ルーキー)。
『2022 マレーシアGP モトGP 予選2リザルト』
『2022 マレーシアGP モトGP 予選1リザルト』
『2022 マレーシアGP モトGP FP4リザルト』
(Photo:Motogp.com)
あの状態でマルケス3位…
恐ろしい
マルティンとんでもないですね!
バニャイア、アレイシ転倒。
クアルタラロはタイムアタック失敗。
そもそも何かおかしかった。指の影響だけではなさそうな。
コレがプレッシャーってやつですかね。
まだまだどうなるか分からない。
以前、後追いに大層ご立腹だったアレイシさん・・
レースレコードはまだロッシなのね…マルティンのタイム見ると雨でも降らん限りは更新されるんだろうな〜
アッセンのレコードをシュワンツが守り通したような事はもう起きないんだろうな…
いや書いてある通りだけど、予選1で後追いされたペッコは途中譲って、次に後追いされたジャックは転倒、一人走り続けて2位通過、予選2でまた後追いされたペッコは途中転倒、そのまま走り続けて3位。神経の図太さレベルが違うなマルケスは。でもチャンプ争い上位陣が不甲斐なくてややテンション下がる。
ようやくスズキ勢が仕上がりVR46も成長、周りが早くなってるからクアルタラロにはますます厳しい戦いになってきたな。
スタート位置も厳しいから追い上げの戦略に特化して欲しいとこだがマシンが非力過ぎなんだよな。