『マルケス:来年、30才?まだまだ子供のような気分です』
★10月23日(日)、マレーシアGP決勝でマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が7位だった。
★レース直後、イタリア衛星放送『SKY』の生放送でジャコモ・アゴスティーニ(1960〜70年代に世界選手権で活躍した元レーサー。計15回タイトル獲得)を交えながら、マルケス選手が次のように話した。
マルケス
「ジャコモ(アゴスティーニ)と話した時、『終盤レースはトレーニングのようなつもりで走れば良い』って言ってもらったんですが、僕には上手くできなくて…僕は攻めていかなければならないもんですから。
今週末については満足しています。苦戦してしまうトラックが2〜3ヶ所あるんですが、セパンはその1つなんで。
でも、今は身体の調子も良いし、使えるものを駆使して100%のことができました。自分に可能な順位を模索し、レースを完走させ…あとは1週間ゆっくり休憩して、ヴァレンシア最終戦ではまた攻めの姿勢に戻ります。」
アゴスティーニ
「私らスポーツ関係者は全員、来年、君に期待してるんだよ…完全復活できるようにね。
今は見ごたえあるレースが必要で…チャンピオンライダー陣や、バニャイアやバスティアニーニらに活躍してもらわないと。彼らにとっては、君のようなビッグチャンピオンが必要なわけでね。
イタリア人選手らも実に優秀だが、ただ、君が加わると見ごたえが増すから。別に君と友人関係だから、こんなことを言ってるわけじゃないんだよ。
まぁ、友人だからこそ、『急ぐな』と言ったんであってね。
うちの母親がよく言ってたものだよ…『急がないで、勝ちなさい』ってね…(大笑)。」
マルケス
「今回のレースは、バスティアニーニとバニャイアの首位争いが見応えがあったと、皆が言ってたけど…ドゥカティ内では、ちょっとピリピリしてるんでしょうね。」
司会
「まず、ホンダ勢トップとなり、おめでとう。ところで、来年、貴方は30才になるが…加齢のせいで、パフォーマンスに影響が出てきたように感じる?」
マルケス
「ホンダ勢トップについては…有難うございます。ただ、首位に大きく引き離されているのでは、ホンダの中でトップかどうかは重要じゃないんで。首位と14秒も差があるんですからねぇ。
30才になることについては…まだまだ子供のような気分なんですよ。リスクを負ってプッシュする気満々で。経験は積んできたけど、でも、無意識に動いてしまう部分もあるんですよね。」
アゴスティーニ
「子供のような気分でいるには…まぁ、まだ6〜7才ってとこなんだろうねぇ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo & Video:Instagram)
マルケスが唯一ソフトタイヤを選んだ話は、note『2022 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
ここ3年間はGPがmoto2見てるみたいでしたが、来年は絶対王者に挑戦する若者達みたいな構図で、今からワクドキですね!
やはりGPは、昔も今もそういう構図じゃないと盛り上がりませんからね。