『ジャーヴィス:実は、クアルタラロは今年も2021年版エンジンを使っていて…』
★現在、ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)は総合2位に就いており、首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)と23ポイント差である。
つまり、ヴァレンシア最終戦でタイトルを防衛するには優勝するしかなく、しかも、バニャイア選手が15位以下でなければならない。
★ヤマハのリン・ジャーヴィス氏(マネージングディレクター)が、10月29日付け『Motorsport.com』のインタビュー記事で次のように話した。
【今年のヤマハ機は単独走行は速いものの、集団戦ではオーバーテイクが不可能と言われ、そのためクアルタラロー選手が苦戦しているが…】
「2021年中に2022年版マシンの開発を進めていたところ、同機に導入する予定だったユニットの信頼性に問題が出てしまったのです。
そのため、認定を受けることができなかったのですよ。たとえパワーアップしていても、信頼性に欠けるエンジンを使用する意味はありませんからね。
このため、一番最初の難関は、そうした事実をいかにファビオに…世界チャンピオンライダーに伝えるかと言うことでした。
今年、ファビオは2021年と同じ馬力レベルで参戦していたわけで…もちろん、気に入ってはもらえませんでしたね。」
【そう言う状況でクアルタラロー選手は、シーズン前半に表彰台を6回(※うち、優勝3回)獲得していた…】
「ファビオは私達にもっとキツくあたっていても不思議はない状況だったのですよ…ですから、私達としても感謝しています。」
【そして、ヤマハはF1業界からエンジニアのルーカ・マルモリーニ氏を招聘し…】
「強さを取り戻すには、行き着くところまで行くべきだと思い…それで、マルモリーニグループを雇うことにしたんです。マシンの最大の弱点を正していくためにね。」
★なお、ヤマハは11月4〜5日にヘレスでカル・クラッチローによるプライベートテストを行い、新エンジンの調整を行う予定で、同テストライダーが次のように説明している。
「これまで4パターンの進化エンジンを試してきたけど、いまだ明確な方向性は見えてきてないんすよ。ヴァレンシアテストに最終決定稿を投入できない可能性もあるでしょうね。
もっとパワーが必要だし、トップスピードももっと上げていかないと。まぁ、他にもいくつか必要なものがあって、1週間じゃどうこうできないだろうから。」
(参照サイト:『Motorsport.com』)
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
クアルタラロー&チームは、もっと信念を持つべき!って話は、note『2022 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
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21年のエンジンて事は20年のエンジン?
クアルタラロが不憫でなりません。
ヤマハは23年型のマシンの戦闘力をかなり上げていかないと、途中で契約解除されるかもってくらいの危機感を持ってほしいです。
精神力つよっ!^^;
バルブから何やら直前になって閉業したからてんやわんやで違反とかもそうですがYAMAHAこんなことになってるとは
やっぱり思った通り
今のヤマハには、パワーと信頼性を両立で2きる能力無いんですよ。
言い訳のように、直線でトップでなくてもよい。スリップに付けれれば十分と、昔の2スト時代のセリフ聞いた記憶はあるけど、4ストではヤマハは無理なんよ。
スズキから技術買ったらいいのにと思ってしまう。エンジニアもセットで
直4、不等間爆発のため、V4とちがってI軸バランサー追加になり、そのハンデでパワー上げられないだけでしょ?
まぁ世界選手権…素人がバランサーだどうだとか言うレベルとは違う次元の開発や思うけど
そのハンデをいかに技術でカバーするかの世界では?
>asada
スズキはドゥカ以外にはパワーで負けてないやん。
ヤマハはいつもダメだったとか抜かしてた似非ヤマハ党おったが、彼は少なくともレイニー&コシンスキー時代と800cc二年目からのGPは観ていないのでしょうね。でなけりゃ「いつも」だなんて決して言えないよ。
ヤマハは4stダメとかちゃんちゃらおかしい。確かに出だしは最悪だったが、直四でもV4に対抗できる要素として4stGPで最初にクロスプレーンを導入したのはヤマハだわ。
とはいえ、今シーズンに向けた開発でしくってしまったのはヤマハらしいって思わざるを得ない。
そういうときに何をどう評価するかでGP観戦の楽しみ方が変わってくるのだろう。
ディスってばかりいる人は、あまり楽しめていないんだろうな、ってのは率直に思うよ。
>>リッターSS乗り
ほんとそれ。