『ペドロサ分析:ドゥカティの長所がKTMの短所になっている』
★2022年、ドゥカティはモトGPでライダー/コンストラクター/チーム部門すべてでタイトルを獲得し、なおかつ、プライベートライダー部門やルーキー・オブ・ザ・イヤーも総なめにした。
(※SBKのライダー部門でも既にタイトルを獲得している。)
★最近、KTMはドゥカティから多数のスタッフ/選手を引き抜いており、2023年はファビアーノ・ステラッキーニ(テクニカルディレクター)やフランチェスコ・グイドッティ(チームマネージャー)、ジャック・ミラー(選手)、クリスティアン・ププーリン(チーフメカニック、ミラー選手に帯同)、アルベルト・ジーリブオラ(マシン開発、ドゥカティ時代はバスティアニーニ担当)等が揃うこととなる。
★ダニ・ペドロサ(KTMテストライダー)が次のように話した。
【来年からジャック・ミラーが加わるが…】
「ジャックは、現在のNo.1コンストラクターから来るわけですからね…うちにとっては大きな付加価値となるでしょう。
ドゥカティとKTMで違うのはマシンだけではなく、迷いなく進んでいくための戦略も違うのだから。
特に予選でのアプローチですよ…うちは、まさにそこが弱点ですからね。あと、レースでのアプローチとか。
ジャックの経験はかなり大きな助けになるでしょう。」
【貴方は常に『特別オブザーバー』としてピットボックス入りし、予選におけるマシンや選手らの弱点を指摘したりしているが…】
「ドゥカティ選手の方が新ソフトタイヤで、もっと楽に1秒速く走れてるんですよ。その結果、8選手ほとんどが上位グリッドを獲得してるんですよね。
他のメーカー選手らが前に出ていくのは、もっと大変なんですよ。
KTM機の場合、ユーズドタイヤの方がコントロールしやすく…新タイヤの扱いを上手く改善していけないんです。」
【しかし、テクニカルディレクターのステラッキーニ氏が、解決案を見つけ出したそうで…】
「問題のあるエリアを2つ見つけたんですよ…質的に見て、うちの弱点に関連のある点なんですけどね。2023年に向け、そのうちの1つは解決できると思います。
まぁ、確実にタイヤが鍵になってるんですよね。」
【マシンやタイヤ、トラックの特性、各種コンディション等で、タイヤの挙動が大きく左右するわけで…】
「ドゥカティはそう言った諸々をプラスすることができるんです…参戦しているマシン台数が多いから。
明らかに、ライバル陣よりタイヤを上手く活用できてるじゃないですか。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
2位ビンダーと4位クアルタラローの違いは、フロントタイヤにありって話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
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