『ジャーヴィス:なぜヤマハはラザリのプライベートチームを手放したのか?』
★2023年にヤマハは、モトGP参戦して以来、初めてプライベートチームなしで参戦する。
★ラズラン・ラザリ氏が率いる『RNF』は2019〜2022年までヤマハのプライベートチームとして参戦していたが、2023〜2025年までアプリリアとプライベーター契約を結んだ。
同チームは2023年、ミゲル・オリヴェイラとラウル・フェルナンデスをアプリリア機で参戦させる。
★ヤマハのリン・ジャーヴィス氏(マネージングディレクター)のコメント。
【ヤマハは来年、ファクトリー選手2名のみの参戦となるが…】
「まぁ、他のモトGP選手のデータも確保することができるようになったら、素晴らしいんですけどねぇ…。」
【ラズラン・ラザリ氏がヤマハとの契約更改に応じなかった件は、けっこうなサプライズだったが…】
「資金面において、ラズランのチームは本当にかなりデリケートな状況だったので…こちらからは1年契約を基本に、コラボを継続するようなオファーを出したんですよ。
ただ、ラズランはそれ以上を希望し…結局、その希望が叶ったと言うことですね。アプリリアから好条件のオファーが来たわけだから。確か2年契約に、もう2年のオプション付きだったはずですよ。
まぁ、そちらに決めた気持ちは良く理解できます。アプリリアがこのチャンスを逃さなかった理由も、良く分かりますしね。
ただ、ヤマハの希望としては、契約更改は1年のみだったんですよ。」
(※RNFチームは202年末にメインスポンサー『ペトロナス』が離脱し、2022年末には新スポンサーの『WithU』も離脱する。)
【ヤマハとしては、実はVR46チームと組みたいのでは?既にモト2クラスではコラボしているわけだし…】
「その件に関しては、詳しい話をするのはあまりにも時期尚早でしょうね。とにかく、新しいプライベートチームを持ちたいとは思っています。
できるだけ早々に、また4選手体制に戻したいと思っているし…それは資金面の問題だけではないですよ。」
(※プライベートチームを参戦させているメーカーはドルナ社から年間300万ユーロ()の支援金が得られ、また、マシンリース料の200万ユーロ()超も入ってくる。)
(参照サイト:『Corse si moto』)
(Photo:Twitter)
なぜレース本番でリンスは調子が上がり、クアルタラローは下がってしまったのか?って話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
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