『ドメニカーリ:ロッシを思い通りに動かせず、ドゥカティのイメージダウンになってしまった』
★2022年、ドゥカティはフランチェスコ・バニャイアによって、15年ぶりにモトGPタイトルを獲得した。
その前のタイトル獲得は2007年のケーシー・ストーナーによるもので、2011〜12年にはバニャイア選手の師匠であるヴァレンティーノ・ロッシがドゥカティファクトリーに移籍し、タイトル獲得を目指したものの叶わなかった。
★先日、ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEOがフェラーラ大学の学生らに向け、次のように話した。
【今年、ドゥカティはモトGPのライダー/コンストラクター/チーム部門タイイトルを総なめにしていたが…】
「何年か前から、こう言う結果を狙えるようなマシンにはなっていたんですよ。」
【2011〜12年にはヴァレンティーノ・ロッシを引き入れ、タイトル獲得を目指したものの…】
「うちはヴァレンティーノのことを、思い通りに動かすことができず…ダメージを食らってしまってね。
イタリアで最も有名な…あの9回タイトル獲得ライダーを迎え入れて勝てないと言うことは、うちのイメージダウンにもなってしまうわけだから。
私は2013年にCEOになったんですよ。ヴァレンティーノが出ていった直後で…後始末をしていたわけですよ。とにかく、ああ言う状態になってしまったら、再スタートのために頑張るしかないのだから。
2年間、頑張って変えていったんです。ただ、きちんと順序立ててリサーチしていかないと…急いては事を仕損じるわけですからね。」
★ドメニカーリ氏は1965年生まれ。ボローニャ大学機械工学科を卒業し、1991年にドゥカテイに入社。
1999年よりドゥカティのモトGP機『Desmosedici』の開発を主導し、2009年に『Ducati Motor Holding』のゼネラルマネージャー兼取締役に就任。
2013年にドゥカティがアウディグループ傘下に入った際、『Ducati Motor Holding spa』のCEOに就任した。
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter)
バニャイアが「2006年ロッシ転倒の時、TVの前で泣いた…」って話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
何を今更
今年も十分イメージダウンした。
ロッシロッシばかり言いますが1番はロレンソを逃したことが大きかったような…ロレンソのデータと開発のお陰でHONDAとKTMが苦しんでる柔らかいフロントタイヤでもスムーズに保たせつつストレートも速度を落とさないという理想を体現できたと言いますし(まあジジは下ろしたくなかったけどレースに金だすフォルクスワーゲンに逆らえなかったらしいですからね)バニャイアより先にチャンピオン取れてそうでしたよね。
ホンダはマルケス全盛期でまだフロントヘビーを離せない頃で負けてるからこそ出来る大幅改革によるマシン改良もマルケスが居れば踏み切れない中で待遇は良かったもののロレンソもアジャスト出来ない中のあのクラッシュで心折れちゃいましたからね…仕方ないですがその頃に後せめてもう一年どうにか合わせるからの説得をホンダが口説ききれてればどうなったか…いやマルケスともっとギクシャクしたんですかね。