MotoGP

マルク・マルケス『2015年のロッシは速い走りができなくなってきたから、とりあえず大騒ぎして…』

『マルケス:2015年のロッシは速い走りができなくなってきたから、とりあえず大騒ぎして…』

★マルク・マルケス(29才)は2013年にホンダファクトリーよりモトGP昇格し、同年、総合優勝した。
2020年のヘレス開幕戦で転倒し、右上腕骨を骨折するまで、同クラスで計6回タイトルを獲得している。

★マルケス選手が2023年1月発刊の『GQ』誌で、次のように話した。

【右上腕骨を骨折してから、どんな風に各シーズンを過ごしてきたの?】
「正直なところ、2021年にどうやって3勝もできたのか分からないし…2022年序盤のヘレス戦でどうして4位になれたのか、本当に見当もつかないんです。
レース中ずっと、もう身も心もこの世にないって感じだったんで。(2022年4〜5月の)ポルティマオGPからヘレスGPにかけて、考えるのをやめてしまって…『もう無理だ』って言ってたんですから。
ポルティマオGP前にマドリッドの主治医のところへ行き、『右腕がちょっと変なんです』と訴えたんですよ…後退しているような感じだったもんですから。
(検査の結果)、上腕骨が34度回転して…ずれてしまっていたんです。」

【その後、6月に4回目の手術を受け、シーズン終盤に復帰し…】
「右腕はもう100%の状態には戻らないでしょうね。でも、きちんとマシンに乗れるような状態にはしないと。それは大丈夫だと思います。」

★マルケス選手がAmazon配信のドキュメンタリーシリーズ『All in: Marc Márquez』の中で、次のように話した。

【同ドキュメンタリーについては…?】
「こんなにたくさんドキュメンタリーに出てしまうと、二輪レーサーとしてはちょっとリスクで…自分がどんな恐怖やリスクを抱いているか、ライバル陣に知られてしまいますからね。
とにかく、ある時期まで順風満帆なキャリアを積んできた選手が、突然、大苦戦してしまう姿が描かれてますよ。」

2015年にロッシvsロレンソ元選手がタイトル争いをしていた際、最終戦で貴方がロレンソ元選手を抜かなかったことが取り沙汰されているが…】
「公の場では言わないことなんですが…別にロレンソを抜こうとしなかったわけではないです…ただ、抜こうとすれば大きなリスクがあったでしょうからね。
そのドキュメンタリーの中では、あの数週間、僕がどんな心境だったかについて説明しておきました。
色々の人達から『あの2015年を振り返ってみて、こうした方が良かったと思う点はある?』って良く聞かれるんですが、あのシーズン終盤のヴァレンティーノ(ロッシ)自身の対応の仕方を変えられればって思いますね。
速い走りができなくなってくると、とりあえず大騒ぎしてみて、そこから何が得られるかを探っていこうとするもんじゃないですか。」

【ところで、貴方は今年の2月17日に30才の誕生日を迎えるが…】
「(二輪レーサーを)始めた頃に胸に抱いてきたことは、30才になる前に全て叶ったんで…。思ってもいなかったことと言えば、ケガの数々ですかねぇ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

マルケスが「もし2015年のセパン戦に戻れるなら、また同じことをする」って言った話は、note『ロッシ引退後の近況、ライバル陣の爆弾投下も…』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. きよむす より:

    マルケスからおセンチな言葉を引き出そうとしても無理。

  2. タベロヨヨッシーナ46 より:

    こんなこと言ってるから、世界のスターになれないのですね。身体も気も小さいんですかね~

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP