MotoGP

マルク・マルケス『もし僕が転倒したら黄旗が出て、他の選手はタイムを削れなくなる!』2023 フランスGP

『マルケス:もし僕が転倒したら黄旗が出て、他の選手はタイムを削れなくなる!』

★5月12日(金)、フランスGP モトGPクラスでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)がFP1が12位、FP2が8位だった。FP総合8位で、予選2へダイレクト進出する。

★木曜会見の時より、いつものマルケス選手だと言う印象を与えていたが、金曜FPでは転倒も気にせずに100%プッシュし、好リザルトを出すためならばあらゆるものを利用していた。

★マルケス選手のコメント。

【復帰1日目については?】
「大満足です…ただ、2回も転倒しましたけどね。まぁ、2回目のは全然OKで…モトGPにありがちなスリップ転倒だったんで。新タイヤでプッシュして全力を出そうとしての転倒だから、OKです。
多分、1回目のは避けることができたのかもしれません…ただ、1ヶ月も休んでたら、トラックに出て速い走りでタイヤを試すなんて至難の技ですからね。
(ミシュランが選んだ)今回のGP用タイヤはチョイスがいまいちで…フロントのミディアムがきちんと機能しないんですよ。そう思いながら履いてみたら、転倒したんです。」

【なぜ履いてみようと思ったの?】
「土曜〜日曜日に向けて、ソフトタイヤを残しておこうと思ったからです。
午後セッションはずっとソフトでプッシュすることが可能だったんで、チームの作戦は完璧でしたね。おかげで予選2へ直行できましたよ。
僕自身は満足なんですが、チームには気の毒なことをしました…マシン修復のため作業しなければなりませんからね。」

【カレックス製フレームは試してみた?】
「ええ。今日は過密スケジュールで、ピットボックスに戻る度にマシンを乗り換えて各フレームを試していました。つまり、その度にライディングスタイルも変えていたんです。
でも、試すタイミングとしてはベストでしたね…良いテストになりましたよ。明日は状況をきちんと検証し…とにかく、このままカレックス製フレームを継続して、できるだけデータ収集しないとね。
2台ともカレックス製フレームにはできないんですよ。(同フレームは)2つしかないし、ファクトリーチームとしては当然のことなんですが…もう1つはミールが使ってるんで。」

【同フレームで、待望の一歩前進が叶いそう?】
「このトラックだと、いくつかの点で良くなってはいるんですが…でも、充分とは言えないです。一歩前進だけど、もっと前進しないと。
いまだ加速でのロスが酷いんで、ブレーキングで無理をしなければならず…フロントをプッシュしてしまうんです。だから、ホンダ勢は転倒が多いんですよ。
でも、改善に向けての道を進んでいるんだし、僕は戦闘力を上げるため常にプッシュしていきますよ。」

【貴方は1ヶ月欠場し、今回のGP後にちょとブレイクはあるものの、その次は3連戦が控えているが…少し体力を温存した方が良いのでは?】
「選手の9割はそう言う風にしてるのでしょうね…今日のセッションは、ゆったりこなしていたのでしょう。
でも、僕はそう言うんじゃないんで。復帰したてで、チームのためにプッシュして作業する覚悟でいますから。
チームのために働くと言うことは、リスクを負うと言うことなんです。今日、僕は限界を上手くコントロールしてたんです…さっきも言った通り、1回目の転倒は避けられたけど、2回目のは僕なりの考えがあってのことですから。
こう思ったんですよ…『タイムを削れるよう頑張るぞ…もし僕が転倒したらイエローフラッグが出て、他の選手はプッシュできなくなるな…』とね。
2回目の転倒の時はカレックス製フレームを使っていたんですが、(従来のとは)違うんですよ。従来のは既に熟知しているけど、カレックス製のは限界点がまだ掴めてないんです…マシンがどう反応するかが、まだ分からないんですよね。
しつこいようですが、この転倒はOKなんです。直線コースで0.1秒ロスするようなら、あとはブレーキングかコース後半で挽回するしかないんですから。」

【今日は疲れた?】
「いいえ、それほどでも。復帰したくて堪らなかったんですから…今日はポジティブだったの一言ですね。
ホンダ勢で予選2へダイレクト進出できたのが僕だけだったのは、ただの偶然ではないですから。常に僕がリスクを負う覚悟で走ってるからです。」

【骨折した中手骨は大丈夫?】
「この1年間、ずっと大変な想いをしてきたことを思えば、こんなの大したことないです。ちょっと気にはなるけど、だからと言って、それが制限になったりはしないです。」

(参照サイト:『Moto.it』)

河内健はどんな点でホンダに貢献できるのか?って話は、note『2023 アメリカズGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    >もし僕が転倒したらイエローフラッグが出て、他の選手はプッシュできなくなる

    この発言OUTなのでは?
    故意とか関係なく口に出した時点でペナルティものだよ
    勝てばナニしても許されるって考えが酷くなってる気がする
    皆んなマルケスと同じような考えで挑めばレースとして成立しないわ
    HONDAはどう思ってるのか?

  2. タディの星に願いを より:

    マルクそれはタブーだし本当にやるんじゃないでしょうね

  3. 四角 より:

    わざと転んで黄旗を出す。
    本当にやったら追放ものだな。

  4. トム より:

    イエローフラッグが出て、他の選手はプッシュできなくなるな➢これ冗談でも笑えないわ。こんな奴走らせんなよ。

  5. トム より:

    この発言、ファン チーム内でも嫌がられると思うけど本人は全く気にしてないからタチが悪い(笑)まぁ、他人を巻き込まずにポイント圏外でフィニッシュして下さいね。

  6. THE 毒ター より:

    マルケスのこういう発言も含めてファンは好きなんだろうか?

  7. 田中 より:

    ヤバいライダーになってねぇか、93番。

    元々、勝っためなら手段を選ばないけどさ。

    大怪我以来、ちょっとスポーツマンシップに欠けてるんじゃね?

  8. norick より:

    他のサイトでは

    「でも午後のクラッシュに関しては、8番手でストレートを通過して、プッシュしていた時だった。そうでないと、イエローフラッグが出てみんなのタイムが上がらない場合以外、Q2に進むことができないと思ったからだ」

    との記事がありました。
    上記では

    「8番手タイムが出たけれど、誰かが転倒してイエローフラッグが出ない場合にラスト1周で自分のタイムが更新される可能性がある。
    なのでラスト1周タイムを削ろうとプッシュしたけれど限界を超えて転倒してしまった。
    結果的に自分がイエローフラッグの原因になってしまった。」

    という意味に見えます。
    インタビューや原文を見たわけではないですが、翻訳に悪意がある可能性もあります。

    と1時間くらい前に書き込んだら、削除されました。

    • La Chirico より:

      norick様

      管理人の意図で削除はしていません。システムが自動的にスパム候補とし、承認待ちにしていたようです。

      私が参照したサイト記事の原文は以下となりますので、自動翻訳でご確認下さい。

      Lavorare per la squadra significa prendere dei rischi: oggi ho gestito il limite, come ho detto si poteva evitare la prima caduta, ma la seconda fa parte del mio modo di pensare. Ho detto: cerco di migliorare il mio tempo, se cado ci saranno le bandiere gialle e gli altri non potranno migliorare (l’ha detto veramente, così! NDA).

      なお、(記者談:本人が本当にこう言った!)に関しては、管理人が意図的に外しました。

  9. Samartinez より:

    この発言は本当にひどい。
    ロッシが言っていたのは、まさにこういうことなんだと思う。
    「マルケスがこのスポーツをメチャクチャにした」

    自分がベストタイムを出した後、他のライダーのタイムを阻止するためにわざと転んで黄旗を出させるなんてことが常態化し、それも戦略の一つなんてことになったら、このスポーツはほんとに終わりだよ。

    ロッシは何年も前に、マルケスを放っておくとこのスポーツがそういう風になるぞって警告してたってことだよね。。

  10. より:

    発言がサイコパス

  11. なお より:

    マルク・マルケスって本当に異次元のライダーで、その才能は世界一のライダーだとは思ってるけどさ。
    この発言は流石にアウト。別にそう思ってるだけならいいけど、公の場で発言していいこと、いけない事がわかっていない。
    こんなことを言う人をどうやって応援すればいいのか?

  12. ダイどん より:

    このマルケスの発言は他のサイトでも書いてます。
    motorsport.comのLewis Duncan氏の記事では
    「でも午後のクラッシュに関しては、8番手でストレートを通過して、プッシュしていた時だった。そうでないと、イエローフラッグが出てみんなのタイムが上がらない場合以外、Q2に進むことができないと思ったからだ」
    とありました。

    DeepL翻訳で元の英語の記事を自動翻訳したものは以下の通り。
    「でも午後のクラッシュは、ストレートでパスしたときに8番手だったので、それからプッシュして、”ラップタイムを上げよう “と言っていた。もしそうでなければ、イエローフラッグが出て、改善されないだろうから……」

    次は管理人さんの参照したサイト記事を同じくDeepL翻訳したもの。
    「最初のクラッシュは避けられたかもしれないが、2回目のクラッシュは僕の考え方の一部なんだ。もし僕がクラッシュしたら、イエローフラッグが出て、他のライダーはタイムアップできない」

    正直どちらがマルケスの発言を正しく報じているのか?
    バイアスがかかっていたり意図的に変えてる可能性もあります。
    微妙なニュアンスの違いで大きく変わる内容だけにオリジナルのソースがあるのならそちらを確認したいですね。

    • La Chirico より:

      ダイどん様

      セッション後の選手会見がコロナ以前と同様ならば、英語会見と母国語会見の2つが行われているはずです。
      私がこれまで各記事を読んできた印象としては、スペイン/イタリア人選手の場合、英語会見では技術的な内容が多く、母国語会見では心情的な内容が多いようです。
      私が参照した記事は伊サイトのものであり、おそらく、マルケス選手は会見でスペイン/イタリア語のどちらかで話しているはずです(※イタリア語もネイティブ並みです)。
      ですから、英語記事の方もイタリア語記事の方も真実を語っており、一方は技術面を、もう一方は心情面を重点的に語っているのだと思います。

      また、記者がわざわざ「本人が本当にこう言った!」と付記しているほどなのだから、それだけ衝撃的な発言として受け止められたのだと思います。

  13. 地平線 より:

    うーん。。。
    これまではヴァレンティーノ=悪
    マルケス=正義
    ってイメージでしたが、さすがにコレはwww
    この発言は信じられないというか信じたくないwww
    ほんとうなんですかね〜この発言

  14. ダイどん より:

    別に管理人さんに尋ねたわけじゃなかったんですがわざわざどうもです。
    会見の書き起こしでも記者が微妙に変えてしたりは日本語でもあるので、オリジナルが聴けるのならそれを聴いて判断した方がいいと思ったわけですが、スペイン/イタリア語なら私が聴いても意味ないですね。
    まぁ英語でも自動翻訳頼りで正確にヒアリングできる自信はないですが!
    マルケスは母国語以外もネイティブ並みとのことですが、スーパーGTのロニー・クインタレッリ選手は日本語がかなり上手いですが、偶におかしな感じになることがありますし、上手く言えない時は英語になったりします。
    マルケスもその辺りを加味しないといけないのかもしれません。

    とか何とか言ってたらマルケス予選2位・・・・単独走行でも速いじゃないですか。

  15. maxtu より:

    なるほどね
    記者の見解や場合によっては私情も入った記事になる可能性もありますよね
    管理人さんは伊サイトの引用になるのは当然だし、記者がペッコを執拗に追い回したマルケスへの当て付けになってる可能性も
    イタたわGPなのだから、それを承知で閲覧する度量はもたないと

    少なくともイタリア側(DUCATI含む)はマルケスに対して良いようにみないよね
    問題は以前からルール的に罰せられないならグレーな事でもやるマルケスだから、今回のような発言も無いとは思えないところなんだけどねぇ

  16. La Chirico より:

    以下の記事はスペイン大手サイトのもので、信頼できるベテラン記者が書いています。

    https://as.com/motor/marquez-con-lo-que-he-pasado-estos-anos-lo-del-dedo-no-es-nada-n/

    Instinto caníbal: “En la caída de la tarde, cuando he pasado por la recta, era P8. Así que he seguido apretando. Y me he dicho que tenía que intentar el tiempo porque así podría estar en la Q2, pero que, si no, sacarían bandera amarilla y los demás no mejorarían”.

    同記事は質問形式ではなく、マルケス選手の各コメントに対して小見出しを付けているのですが…
    冒頭に『Instinto caníbal(食人本能)』とあることから、同国人記者にとっても衝撃的な発言だったことが伺われます。

  17. 〇ケス兄弟 より:

    マルケスって2015年の答えをその後の言動で教えてくれてますよね。
    どっちがダークサイドだったのかってことです。

  18. Samartinez より:

    私はスペイン語が話せるので、上記のスペイン語インタビューが管理人さんの最初の日本語訳とほぼ同じ内容だと断言できます。

    特に「Y me he dicho que (自分自身に言った)・・・・・, pero que, si no, sacarían bandera amarilla y los demás no mejorarían(プッシュしなければQ2に行けないだろう、でもそれがかなわなくても、黄旗がでれば他の連中はタイム更新はできなくなるだろう)

    スペイン人記者もそりゃ衝撃を受けるだろう内容だと思いますね。

  19. キャメル より:

    別にマルケスの性格の悪さには今更驚かないですが、もはや言動も行動もチャンピオンライダーの器ではないね。まったく尊敬出来ない。他のライダーに対しても敬意がない。性根が腐ってる。

  20. ワシントン より:

    ライディングテクニックとしては異次元の天才であることは間違いないが、人間性が伴わないのでスター選手にはなれなかったというのが、マルケスの言動から分かりますね。
    今は若い世代が育っているのでチャンピオンになることもないでしょうし、これからはMotoGPの老害としてバッシングされながら引退すればいいと思います。
    なんだかんだで親しまれながら引退しロッシとは違って、「いなくなって良かった」感を出されながら去るんじゃないかな・・・

  21. ひばり より:

    マネージャーを解雇してから本性を現した感じ。

  22. くあるたらろ より:

    マルケスってスタート失敗したら転倒してコース上で寝とけばレッドフラッグで再スタートできるとか思ってたりする?こんな発言してると周りから心配されなくなって呆れられてレース人生終わりそう

  23. チャオ より:

    まあ今回のペコのストーカー走法とかを見ていて、到底あんなもの
    楽しめたものでもなく(中には面白いと感じる人もいるかも)
    モータースポーツ、取り分けこのMotoGPは年々リスクが増してる中
    あの様な掟破りな走りやこの発言には目も耳も疑わざるを得なく
    益々ファンが興醒めする人もいるでしょうね。結構マルケスは
    可也ヤバイ領域に足を踏み込んで来てるのではないだろうかと
    逆に心配にすらなる。
    HRCもドルナもこの辺のコントロールをすべきではないだろうか。

  24. にわか より:

    マルケスも発言で処罰されない事を理解した上で「ヤベェ奴」として周りに認知させ
    混乱を生じさせようとしてるんでしょうね

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