『マルケス:兄からドゥカティに移籍するならホンダのサポートはなくなるぞと言われた』
★アレックス・マルケス(27才)は2020年にホンダファクトリーからモトGP昇格し、2021年にホンダLCRに移籍した。
2023年よりドゥカティグレジーニに移り、現在は総合12位(首位と53ポイント差)である。
★今シーズン、既に表彰台を1回獲得している(※アルゼンチン決勝戦)が、その後、転倒リタイアが続いている。
★先日、アレックス選手が『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【ドゥカティの方は、どんな感じなの?】
「僕はドゥカティと契約してるわけじゃないんで…ホンダLCRにいた頃とは状況が違うんですよね。
ただ、ドゥカティはファクトリー選手だけじゃなく、選手全員の話を聞いてくれるんで…。たとえ誰の意見であっても、耳を傾けてくれるんですよ。
話を聞いて問題解決に向けてサポートしてくれるし、ちゃんと目をかけてくれて、評価もしてくれるんです。凄く良いですよ。
朝、目が覚めると、普通は身体中にエネルギーが満ち溢れているじゃないですか…少なくとも、そんな気分になれるものでしょ。全てがスムーズに行くような感じと言うか…。
僕は自分が置かれてしまった状況下で、決して諦めはしなかったけど…でも、やっぱり環境が良くなると、努力するのも改善するのも楽なものでしょ。」
【2022年シーズン中、将来についてどんな風に考えていたの?】
「(モトGP)継続の可能性は、しばらくの間、ありませんでした。どうするか話し合ってはみたんですが、僕は『モトGP継続が無理なら、もう辞める』って言ってたんです。
1年契約でどんな可能性があるか検討しつつ、いざとなったらテストライダーとかも…。」
【そして、夏にはドゥカティグレジーニと契約をした…】
「(グレジーニ移籍の)選択肢が浮上した時、兄マルクからこう言われました…
『別メーカーに移籍するとなったら、いよいよ(ホンダからの)サポートはなくなるだろうけど、でも、諦めるんじゃないぞ。
来年は、それがプラスになるから…来年は、今と同じエネルギーでベストマシンに乗れるんだから』って。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
マルク・マルケスはタイトル争いに加われるのか?って話は、note『2023 フランスGPまとめ』でどうぞ!