『ペドロサ:ロッシのマルケス糾弾は理解できない』
★2015年のモトGPではヴァレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソがタイトル争いを行っていたが、シーズン終盤、ロッシ元選手が「マルク・マルケスがロレンソにタイトルを取らせようと、フィリップアイランド決勝戦で八百長レースをやっていた」と糾弾し、大論争となった。
★2023年2月にAmazon Primeで公開されたマルケス選手のドキュメンタリー『All In』の中で、ダニ・ペドロサ(※現役時代はマルケス選手のチームメイトだった)とホルヘ・ロレンソが次のように話した。
・ダニ・ペドロサ
「ヴァレンティーノは、戦うことが好き他タイプの選手なんですよ。
個人的に、僕は1つ賛同できないことがあって…フィリップアイランドでマルクがホルヘを最終コーナーで抜いて優勝した時、ヴァレンティーノが『マルクはホルヘを援護するような走りをし続け、最後に5ポイントだけホルヘが取れないようにしていた』と言ったじゃないですか。
あの発言は…僕は心底理解できないんですよ。」
・ホルヘ・ロレンソ
「(フィリップアイランド決勝戦で)マルケスは、自分が勝とうとしていたと思いますけどね。頑張って挑んできて、勝利してたじゃないですか。
自分は強い走りができてると感じ、毎回レースで勝てるって思える時は、そう言う発言はしないものですよね。」
(参照サイト:『Motorcycle Sports』)
(Photo:Instagram)
ロッシ:マルケスのドキュメンタリー出演オファーを断っていた?って言った話は、note『2023 ロッシ&マルケス近況まとめ』でどうぞ!
まぁ、ふつ~に考えればあれはロッシの心理戦以外の何者でもない。
マルクはレースに勝つことしか頭にないからね。
バレのファンですが、私もあのセパンでの発言は理解できませんでした。あの発言がなかったら、セパンキック事件は起きたのかなぁと思います。
もしかすると、マルケスへの疑念が積もった理由は他にもあるのかもしれないので、真相は分かりませんが。
個人的には、ホルヘにポイント差を詰められてきた頃、アラゴンでどうしてもダニが抜けなかったことも不安を煽った原因で、フィリップアイランドのレースで3位に沈んだことでストレスがピークに達したのかなぁと当時は思っていました。
何はともあれ、ロッシとホルヘが1位と2位を争っている段階であったことで、そのバトル中にマルケスが絡んできたことが要因ではないでしょうか。
どちらにしても、あのペースでしか走れなかったロッシも悪いと思いますし、ロッシとホルヘのバトルを後ろから見てろ!っていう、態度もどうかと思いました。
それだけ怒りを覚えるくらいなら、ホルヘにもっと迫った勢いを出してほしかったです。
マルケスが入ったことで気が散ったことも理解はできないですが、精神面での弱さを垣間見たように思います。
マルケスは後ろでのんびりバトルを見てるしかないという状況になった場合、ドルナはどんな判断を下すのかそういった意見も聞いてみたいですね。
あの時のヴァレは下降気味で乗れているロレンソには不利だったのは事実
セパンでも執拗にマルケス絡まれたのはヴァレが振り切れなかったのも要因ではある
混戦に持ち込んで勝機を見出そうとしたけど、マルケスはジベルノーと違ったのが誤算だった
その数戦前のアッセンで、マルケスに特攻されてダートに飛び出した件が原因でないかと?
当時はまだ新スターのマルケスやんちゃだなぁw、的に業界全体から擁護されてたし、結果的にロッシ勝利で事なきを得た訳だが、やられたロッシ本人からしたら冗談では済まされない恐怖体験だったろうし。
インが空いてるから飛び込む。ただそれだけ。
あの頃のマルクってそんな空気読めるような選手じゃなかったと思う。
あのシーズン、マルケスが全レース全力で走っていれば、あの様なトラブルは起こらなかったと私は思っています。変にペースを合わせて絡んでる(ちょっかいをかけてる)感は観てるだけでも分かったので、一緒に走ってたロッシはマルケスのその辺のわざとらしさがハッキリと分かったのではないでしょうか?
あの年の後半戦の晴れのレースではロッシはロレンソに勝ててなかったんですよね。でもあのポイント差だと残り二戦をロッシはロレンソの次にゴールすればチャンピオンが取れるんですよ。だからマルケスが絡んできてロッシの前に入られたら困るから、ロッシはあの発言をしたんじゃないのかな。そうすればロレンソを助けてない証明をするためにマルケスはロレンソの前かロッシの後ろでゴールするはずだってロッシは考えたんだと思うよ。ただそこにダニがロレンソと共に先に行ってしまってロッシはパニックになってアレをやらかしたんじゃないかな。
まあホントの事はわからんけど。
フィリップでのレースでマルケスは何か作為的な走りをしてたよね。ロッシとイアンノーネの常に前に出てロレンソは抜かない。で、最後の最後でロレンソを抜いてぶっちぎる。あんだけの速さがあるのなら最初からロレンソを泣けば?って感じ。あの時マルケスは自分のランキング3位を死守する為に自分が優勝してランキング4位のイアンノーネを4位でゴールさせる。ただその策略は失敗してイアンノーネが3位になってしまったって感じ。
そもそもあのレースでロレンソを助けてるならロレンソを抜かないよね。ロレンソが勝ってれば残り二戦で自力でのチャンピオンになれるわけだし。
全盛期のロッシなら心理的プレッシャーもかけられただろうが、力が落ちてきていた上に、相手はロッシ以上のレースアニマルなマルケスだった訳で。心理戦を仕掛けるタイミングの上手さこそがロッシの真骨頂だったのに、その機微を見抜けなくなってたのが、ロッシファンとしてはショックだったわ。