
『チャバッティ:ドゥカティはマルティンにチームオーダーを出さない』
★9月29〜10月1日の日本GPを終えた時点で、モトGPクラスの総合順位は以下のようになっている。
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、319ポイント)
2位ホルヘマルティン(ドゥカティプラマック、-3ポイント)
3位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、-51ポイント)
★当初はバニャイア選手が圧勝し、「後続と150ポイント以上の差でタイトルを取るのでは…」と言われていたが、数戦前からマルティン選手が一気に追い上げ、残り6GPは予測がつかない状況となっている。
★これまでモトGPクラスではプライベート選手がタイトルを取ったことはなく、また、通常、メーカー側もファクトリーチームの勝利を好むため、現在は「ドゥカティがマルティンにチームオーダーを出すのでは?」と言う声もあがっている。
★ドゥカティのパオロ・チャバッティ氏(スポーツディレクター)が、西サイト『AS』のインタビューで次のように話した。
【ドゥカティとしては、マルティン選手にチームオーダーを出さない姿勢だそうで…】
「(プラマックチームは)マシンも選手もファクトリー待遇で、必要なものは全て揃ってるんですよ。
ドゥカティ側が差をつけようと思うなら、型落ち機を提供し、選手の契約もチーム側にやらせるでしょ。
こう言うスタイルが嫌ならば、うちだってプラマックに戦闘力の高いマシンを提供などしませんよ。
ドゥカティ機が勝つと言うことが重要なのですから。
タルドッツィ(チームマネージャー)などは、ファクトリーチームが勝利することを重視しているようだが…私は違うんでね。
とは言え、ファクトリートームとしてはスポンサーに対し、責任と言うものがありますから。
そう言う意味では、ペッコ(バニャイア)にタイトルを取って欲しいとは思ってますよ。しかし、ホルヘ(マルティン)が取ったとしたら、それは彼の方が上だと言うことですから。
(マルティンは)最新機に乗り、契約もファクトリー待遇ですからね。」
【なぜプライベートチームに、それほど自由にやらせるの?】
「ドゥカティは、あそこのチームの選手に投資をしてるんですよ。
まぁ、世間の人達には分からないだろうが…それなりのことを避けたいと思うなら、100%の開発が施されたマシンなど提供はしないと言うことです。
ペッコとマルティンのマシンは、どちらにも(最新マテリアルである)フロントフォークのウィングが付いているんです。
うちが、ただの酔狂でそこまですると思いますか?
あそこはプライベートチーム等ではないんですよ…ドゥカティスタッフ7名と同じ最新機を投入し、選手もドゥカティと直接契約なんですからね。
彼らが勝つのを恐れているなら、あんな待遇にはしませんよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter)
ファクトリーvsプライベーターのタイトル争いは、どちらが有利なのか?って話は、note『2023 インドGPまとめ』でどうぞ!
この状況で万が一、チームオーダーが出たとしたら最悪ですよね。。最新、型落ちの違いはあるが、ドゥカティ機が8台出ているわけなので、現況でペッコに勝たせるようなオーダーをだすのなら、8台のエントリーをドルナは認めるべきではない。昨年のエネアのケースとは全く違う。昨年はペッコがファビオとタイトル争いをしてたけど、今年のホルヘは当事者なので。
すでにワンメイクみたいなもんなんだから誰が勝ってもいいッスよ
ホンダ、ヤマハにもこの姿勢を見習って貰いたい。選手やエンジニア達の層の薄さは、こういう考えの元から生まれてくるよな。
インタビューでの発言なんて表向き以外の何でもないだろうに・・・
マルケス何でプラマックの2年契約を蹴ったんだろうか?
ワークス対応だったら何の問題も、ないだろうに。
噂通り2025年はKTMに行くつもりなのか?