『ストーナー:ドゥカティよ、選手にプレッシャーをかけるのではなく、払ってやるべき』
★2023年シーズンのモトGPは残り3GP(※計6レース)となり、現在、タイトル争いは以下の2選手で行われている。
総合首位フランチェスコ・バニャイア(389ポイント、ドゥカティファクトリー)
総合2位ホルヘ・マルティン(-13ポイント、ドゥカティプラマック)
★両選手はドゥカティのファクトリーとプライベーターながら完全に同じ最新機を使っており、ドゥカティ側も「(ファクトリーを勝たせるような)チームオーダーは出さない」と公言している。
★ケーシー・ストーナー(2007年にドゥカティ機で、2011年にホンダ機でモトGP総合優勝)が『TNT Sports』のインタビューで、ドゥカティ側のマネージメントに苦言を呈した。
【2022年も、一時期、ファクトリー(バニャイア)vsプライベーター(バスティアニーニ)でタイトル争いになっていたが、その際のドゥカティ側の対応に問題があった?】
「(ドゥカティ幹部が)自分達のプライベートチームと話し合うため、パドックの中を駆け回っていたじゃないですか…。
同じチーム内で、もう1人の選手に向かって、『(タイトル争いをしている)チームメイトの邪魔をしないように』って頼むのとはわけが違うでしょ。
コンストラクターとして、状況をコントロールしようとしてたんであって…あれは良くないと思いました。ペッコ(バニャイア)だって嫌だったと思いますよ。
ペッコが気の毒でねぇ…かなりストレスをかけられていたでしょ…そう言う点は改善できると思いますけどね。
(ドゥカティは)選手マネージメントが良くなかったし、どれほどプレッシャーを受けてるかも分かっちゃいないって感じで…自分達の尺度だけで物を考えてましたよね。」
【とにかく、今年もドゥカティがタイトルを取ることは確定でしょう…】
「しばらく前からドゥカティがNo.1マシンになってるけど、でも、去年、タイトルを奪還するまで、かなり長いあいだ苦戦し続けてましたからね。
マシンの問題ではなく、いかにプロジェクトを実行していくかと言う問題なんですよ。
ドゥカティは選手らのことをもっと信用し、権限を与えるべきでしょうね。そして、プレッシャーをかけるのではなく、むしろ払ってやるべきでしょう。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
バスティアニーニ完全復活の兆しって話は、note『2023 インドネシアGPまとめ』でどうぞ!
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ストーナーの言うことはいつもシンプルかつ的を得ている。
ケーシーが言うと説得力ある。