『2023 カタールGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』
★11月19日(日)、カタールGP モトGPクラスの決勝が行われた。
★タイトル争いは首位バニャイアと2位マルティン選手のギャップが、21ポイントに広がった(※昨日のスプリント後は7ポイントだった)。
★ドゥカティ
首位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。号泣(嬉し泣きもあるが、悔し涙もあるだろう)。2024年のシートがなく、現在、就活中。バニャイア選手の後ろに付いて2位になった時、ディッジャ選手の方がスムーズ操縦して楽そうだった。
チームメイトのアレックス・マルケスは6位(2022年はホンダLCR所属)。
2位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。グリッド2列目から超絶スタートを切り、第1〜18ラップまでタイヤを温存しながら首位を固持した。ディッジャ選手に抜かれた後、ラスト2ラップと言うところで、先行機のスリップストリームに吸い込まれて、ブレーキングで大きくコースアウト。もう少しでディッジャ選手に追突するところだった。土曜スプリントは不調で、本人が「優勝できる可能性はあった」と言っていたのは嘘ではなかった。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは8位(2022年総合3位)。後方グリッドから追い上げた。ファーステストラップを複数回記録(※最後は第22ラップ)。金曜日から各セッションでトラブルに遭遇していたが、セパン優勝が偶然ではないことを証明した。
3位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。フロントタイヤにソフトを選んだ少数派。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは13位(VR46ライダーズアカデミー)。
10位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。ここ最近は最速だったのに、今回はグリップ不足で失速。おそらく、リアタイヤに問題が発生した模様。スタート時に問題が発生したようでマシンが左右に大きく動き、第1ラップ終盤では8位に落ち、首位バニャイア選手と1”533秒差になってしまった。6位まで追い上げたが、結局、また抜かれた。ピットボックスに戻った際は何度もリアタイヤを検分していた。
チームメイトのヨハン・ザルコは12位。
※レース開始前、パドック内の予想では優勝はグレジーニチームのどちらかの選手と言われていた。なぜならば、まだタイヤ空気圧チェックで警告を受けていないため、勝負に出るため空気圧を調整できるから。
※第18ラップでディッジャ選手のダッシュボードに『Mappaing 8』の警告が出された。2017年のセパン決勝戦中、ホルヘ・ロレンソに同警告が出された際は、『(タイトル争い中の)ドヴィツィオーゾを前に出せ』と言う意味だったが、今回は『ゴールまでの周回数を確認せよ』と言う通告だったとのこと。
※表彰台をイタリア人選手が独占するのは、2015年のシルヴァーストン以来久しぶり。
★アプリリア
4位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。いつも通り、スタートはいまいちだった。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロはリタイア。
17位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは棄権(2022年はKTMファクトリー所属)。土曜スプリントで転倒し、負傷。
★KTM
5位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。安定のKTM勢トップ。長らく3位に就いていた。
チームメイトのジャック・ミラーは9位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
15位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロは18位(2022年はホンダファクトリー所属)。
★ヤマハ
7位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。良いレースをしていた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは16位(VR46ライダーズアカデミー)。
★ホンダ
11位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。
チームメイトのジョアン・ミールは14位(2022年はスズキファクトリー所属)。
19位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。最下位。
チームメイトのイケル・レクオナはリタイア(SBKホンダ選手)。第1ラップで技術トラブル発生。アレックス・リンス代役。
『2023 カタールGP モトGP 決勝リザルト』
『2023 カタールGP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
この1勝がうまく事態を好転できればよいが
遅すぎたんだろうね
状況にもよるけど適応に時間がかかるんだろう
誰にも乗りやすいドゥカティで表彰台に2年もかかるんじゃ
今のホンダにとっては我慢できないだろう
案外、直列であるが故に大きい車体のヤマハ機なら良かったのかも
ま、SBKプセッティかMoto2で頑張ってほしい
いや〜ディッジャ勝っちゃった
ゼッケン1を抑えて勝ったのはお見事、単なる初優勝だけでなくバックボーン含めたドラマもあって感動しました
フィニッシュ後、他ライダーが渋滞するほど(笑)集まっての祝福、おめでとうディッジャ
リザルトだけでは伝わらない忘れられないレースになりました
カタールはリニューアルして更にエンタメとして抜き出た感じですね
空撮からしか見えない屋根の液晶LED、表彰台の後ろもしかり、飛び交うドローンや最先端のハイテクと演出も良かったです
感動的でしたね。処々言われますが、全てを差し引いてもモトGPでの勝利の価値は損なわれない。ホンダは帝王学の塊で、今の様な厳しい状況でも、ネームバリューのあるライダーを求める。マリーニは、やはりヴァレの弟と言うブランド力は大きく、実力もあるのでホンダとして選択肢としては間違っていないかもしれない。ただ、こんな時こそディッジャの様なライダーに敬意を払う事で開発だけではなく今後のホンダのブランディングに寄与するような気がするのは自分だけか? ディッジャも今の段階で出来る最大のアピールをしている。これでモト2に戻るのはおかしい。WSBも違う。VR46頼みます!
2時までおきて見たけど、なんだか盛り下がっちゃったな。
マルティンはスタートで後輪を駄目にしたわけじゃないだろうから、
明らかに機能しないタイヤを選択してしまったのだろう。か?
それでも必死に走っていたマルティンは素晴らしいが。。
スプリントであの走りをしていたマルティンが、
タイヤだけ?であそこまで落ちてしまうんじゃ
チャンピオンシップもなにもあったもんじゃ無い。
スプリントではバニャイアがタイヤがおかしいといっていたが、
スプリントと本戦じゃ受けるダメージが違う。
これが別のコースだったり、タイヤ選択が違えばまた話は別だけど、
2人とも同じタイヤ選んでるはずだからなー
クアルタラロは今回も頑張りましたね。
ロードレース最高峰のモトGPで初表彰台に2年目に上がるって凄くないですか?
インド辺りからディッジャに可能性を感じてたけど、とうとう勝った。
確実にトップライダーとしての要素を、この短期間で積み上げたなと。
まあ昨年から学習期間がパッとしなかったし、走りも余り写らず地味で
マルケス騒動でいよいよケツに火が点き始めたら否応なしに覚醒した感
これって結構スゴイなって思う。ディッジャって追い込まれ掛けられる
環境に身を置いた方が煌めきを放つタイプのキャラクターなのでは…。
だとしたら、今回ホンダワークスが打って付けの様な気がするのだが。
プレッシャーをパワーに出来るライダーって中々のものだと思う。
ファビオは結果を残したのだからmotogpに残って欲しいと思う。せめてあと一年チャンスもらえると良いね。コメントも謙虚でよかった。
ザルコは空気読まずに抜いてただろうマルケスにアタックしたのは最高のサポート。良い仕事したよ。ホンダでも良い仕事してくれると思う。
日本製と違ってタイヤのばらつきがひどいのかね。タイヤガチャでチャンピオン左右されるとかはダメだろう?
タイヤガチャは今に始まったことじゃなくて、前からだよね。
これでチャンピオンシップが決まったりしたら最悪だよ。
ミシュランは市販でもトレッドが剥がれたりするからなぁ。
品質に全く信頼が置けない。ピレリのほうがましかも。