クアルタラロ『ヤマハ機は問題山盛りで…大きな問題1つだけより悪い状況…』

『クアルタラロー：ヤマハ機は問題山盛りで…大きな問題1つだけより悪い状況…』

★3月22〜24日、ポルトガルGPが行われ、ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー）が予選9位、スプリント9位、決勝で7位だった。現在、総合11位である。

★クアルタラロー選手のコメント。

【今回の決勝については？】
「昨日のスプリントでのギャップからすると、もっとトップ陣に迫っていけると思ってはいたけれど…まぁ、この順位で驚いてはいません。
とにかく、データ収集はたっぷりできたんで、これから一歩全前進できることを期待してます。」

【明日（3/25）のプライベートテストの第一目標は？】
「天候次第なんですよねぇ…予報はイマイチなんで。丸一日しっかり使えると良いんですが…試さなければならない物が、いくつかあるもんですから。」
（※結局、同テストは雨天となり、クアルタラロー＆リンス選手は6周回しか走行できなかった。）

【今日のヤマハ機は、なぜ戦闘力が上がらなかったの？】
「エアロダイナミクスの問題だけではないんですよ…うちの場合、大きな問題1つだけを解決すれば良いってわけではないんです。細かな点が大量にあって、それを少しづつ改善していかなければならないんですよ。例えば、リアのグリップとか電制システム、ジオメトリー、ポジション等です。
改善すべき細かな点が大量にあって…僕としては、大きな問題1つだけと言うのより悪い状況だと思います。
だからこそ、辛坊強く頑張らなければならないんです…ヤマハ選手は2人しかいないんだから、速攻で解決するのは難しいでしょ。
ヤマハ側とは『もしサポートしてくれるようなプライベートチームがいたら…』なんて話をしてみたんですが…僕の方からは、これ以上、特に言うことはないです。」

【ポルトガルGP開始直前、ディエゴ・グベッリーニ氏（チーフメカニック）に、『まだまだ何年も一緒に組めると良いんだけど…』と書かれたヘルメットを贈ったそうで…】
「ディエゴだけじゃなく、チームスタッフ25名全員に贈りました。まぁ、それぞれのヘルメットに同じフレーズを書いたわけではなく…そう書くんだとしたら、去年のヴァレンシア戦で贈るべきですからね。
なんと言うか…チームスタッフ何名かとは、最高の関係を築いてきたもんですから。僕がモトGP昇格して以来、ずっと一緒の人達なんで。
その人達には、そう言うフレーズを書いておいたんですよ。」

★なお、クアルタラロー選手は土曜スプリント終了後、ふくらはぎの筋肉が張っていたが、日曜決勝は問題なかった。
しかし、プライベートテスト中に悪化したため、バルセロナ病院で精密検査を受ける予定である。

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）