『2024 スペインGP モトGP FP1リザルト&トピックス』
★4月26日(金)、スペインGP モトGPクラスのFP1が行われた。
★ミシュランのピエロ・タラマッソ氏(モータースポーツ部門責任者)が言っていた通り、新タイヤのパフォーマンスが、かなり高い。
新タイヤは高パフォーマンスが持続するよう開発されたとのこと。なお、選手らの感想では、グリップが向上し、これまでよりプッシュできるようになったと。
★今回はワイルドカードとしてダニ・ペドロサ(KTM)、ステファン・ブラドル(ホンダ)、ロレンツォ・サヴァドーリ(アプリリア)が参戦し、総勢25名となっている。
★トップ10はドゥカティ5名、アプリリア2名、KTM3名。
★タイムも上がっており、2022年のバニャイア記録(1’36.170)に迫っている。
★ドゥカティ
首位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)。ソフトの新タイヤで1’36.630を記録。セッション序盤から速く、常に上位にいた。
チームメイトのマルク・マルケスは2位(昨年はホンダファクトリー)。セッション序盤から速かった、常に上位にいた。
5位フランコ・モルビデッリ(昨年はヤマハファクトリー、VR46ライダーズアカデミー)。いまだマシンに適応中。
チームメイトのホルヘ・マルティンは9位。金曜午前セッションで超速じゃないのは初めて。セッション大半でマシンのセッティング作業をしていた。
6位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。最近、「ドゥカティ2023年版を乗りこなそうと思ったら、僕的には不自然な動きをしなければならない」と明かしていた。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは11位(昨年はドゥカティグレジーニ)。
12位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2連覇チャンピオン)。ユーズドタイヤで記録。セッション大半でマシンのセッティング作業をしていた。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは13位。
※ドゥカティ2024年版を使用している選手(バニャイア、バスティアニーニ、マルティン、モルビデッリ)の中では、唯一、モルビデッリ選手がセッティング作業で苦戦していない模様。
※ダヴィデ・タルドッツィ氏(チームマネージャー)のコメント。
「(ファクトリーチームは)ちょっと出遅れてしまって…オースティンのセッティングで始めたところ、ここのトラックには向かなかったようなんですよ。
チャタリング問題についても作業中で…エンジニア陣は既に解決案を探り当ててはいるんですけどね。」
★アプリリア
3位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。新タイヤで記録。先のアメリカズGPはスプリント/決勝共に優勝している。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは4位。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは23位。
15位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは18位。
★KTM
7位ダニ・ペドロサ(KTMファクトリー、テストライダー)。
正規選手のブラッド・ビンダーは8位。
チームメイトのジャック・ミラーは16位。
10位ペドロ・アコスタ(GASGASテック3、2023年モト2チャンピオン)。ペドロサテストライダーと一緒に走り、師弟のようだった。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは20位。
★ヤマハ
14位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。
チームメイトのアレックス・リンスは17位(昨年はホンダLCR)。
★ホンダ
19位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR、昨年はドゥカティプラマック)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは21位。
22位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)。
チームメイトのルーカ・マリーニは25位(ホンダファクトリー、昨年はドゥカティVR46、ロッシ異父弟)。最下位。
テストライダーのステファン・ブラドルは24位。
『2024 スペインGP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)