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ドゥカティ『ロッシ加入の際は準備不足だったが、今回のマルケスは大丈夫!』タルドッツィ

『タルドッツィ:ロッシ加入の際は準備不足だったが、今回のマルケスは大丈夫!』

★6月5日、ドゥカティファクトリーがマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)と、2年契約(2025/2026年)を交わしたことを公表した。

★ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)が、伊サイト『Gpone』の6月14日付け記事で次のように話した。

【ドゥカティは2011年にヴァレンティーノ・ロッシを、2017年にホルへ・ロレンソを加入させたがタイトルは獲得できず…今回のマルク・マルケスで三度目の正直となるか?】
「メーカーとして、どこまできちんと準備できているかと言う意味で…状況が完全に違いますからね。マシンもマネージメントも、技術面でのマネージメントに関してもね。
当時、ヴァレンティーノを迎え入れたのは本当に間違いで…こちらの準備が整ってなかったんですから。
ヴァレンティーノ・ロッシと言う選手をマネージメントできるような準備が、ドゥカティは出来てなかったんですよ…ただ、現在はほぼ大丈夫です。とにかく、今は二連覇チャンピオンを抱えるメーカーなんだから。
ペッコ(バニャイア)のマネージメントが出来ているのだから、マルクに関しても大丈夫でしょ…ペッコがマルクに劣るなんてことはないんだから。
(バニャイアは)勝利に対する意欲を見せ続け、しかも、ペッコの場合は紳士的な姿勢でやってますからね…トラックの外での話ですけどね。」

【バニャイア選手とは好対象の存在になりそうで…】
「ペッコは自分の価値を分かってますから…自分の力を信じてるしね。あの超次元マシンを信用し、そして、チームのことも信頼してる。
これまでの何レースかを見れば、一目瞭然でしょ。そう言うのもパフォーマンスを上げてくれるわけだからね。」

【マルケス選手にとっては、最初は他人の家にお邪魔してるような感じになるかも…】
「まぁ、マルクはペッコの庭に入り込むようなもんですからね…実際、マルクはペッコに対し、ゴマをするような発言をしていたようで…その場しのぎって感じではなかったですよ。
マルクの発言と言うのは、常に直球ですからね…軽率な発言はしないから。私は聞いたことがありませんよ。
何かを言ったら、それは本音だし、大体においては明確な意図があって言ってるでしょ。だからこそ、実に賢い青年なんだし、実際にファクトリー入りする際はかなり慎重に振る舞うでしょう。
用心深く、そろりそろりとやって来て、こちら側の動きを理解しようと努めるでしょ。とにかく、ピットボックス内を仕切るのは選手ではなく、ドゥカティなんだから。」

【もしかしたら、本当にとてつもない『三度目の正直』になるかも…】
「ヴァレンティーノの時は完全にタイミングを誤ったし、ホルへに関しては本人のミスだったと思ってます…ホンダとの契約を決めるのが早すぎたんですよ。
ほんの数日待ってくれてたら、また違う展開になってたはずなのに…ホルヘはね、2017年にミザノで30秒9を出してるんですよ…あれは衝撃的でしたね。惜しいことをしましたよ。」

★ちなみに現在、ロッシ元選手はル・マン24時間レース(6/15〜16)に、『BMW M4 GT3』車で初参戦している。

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Twitter

POSTED COMMENT

  1. きよむす より:

    『ホルへに関しては本人のミスだったと思ってます…ホンダとの契約を決めるのが早すぎたんですよ。ほんの数日待ってくれてたら、また違う展開になってたはずなのに』…ってどういう意味?ドカ側が契約更新しないって決めてからロレンソはホンダに売り込みに行ったんじゃないの?別の提案もあったんでしょうか?気になる~。

  2. より:

    ダメダメだってストーナーが乗れば最高のバイクに見えるんだからな
    そりゃロッシも騙されるわ

  3. takumi より:

    ロレンソはドカファクトリーから放出されると聞かされてホンダに売り込みに行ったはず。
    数日後にはどんな提案があったというのだろう?プラマック??
    ペトルッチと入れ替わりでサテライトにロレンソが行ったとは思わないけどな…

  4. きゃめる より:

    ロレンソは勿体なかったよね。もう一年継続してたら相当アジャスト出来て3年目にはタイトル争いしてたかも知れない。ジジも悔やんでたぐらいだしね。

  5. maxtu より:

    確か契約更新前に大幅減額って情報が先行してて、内部も続投派のジジ、放出派のタルドッツィに別れてたと覚えてます
    それを踏まえてDUCATI側から最終通告前に交渉中だったHONDAの高額オファーにロレンソが飛び付いた、的な?
    冷飯食わされてたドビィも露骨にNo1アピールして雰囲気はギスギスしてたしね

    DUCATIもスペインのフラッグシップ出店にロレンソを起用した手前、商業戦略として簡単に放出って結論まで出せなかったかと
    高額オファーで迎えたライダーは扱いも難しいと再度学んで以降は若手路線、支える中堅(ペトルッチ、ミラー)に切り替えた

    …はずなのにね

  6. マルケスファン より:

    ロレンソは確かにもったいなかった。そんな話があったんですね。

    もう一年乗ってたら、ホンダであんな巻き込みクラッシュやらずに、まだ引退してなかったかもしれないですね。

  7. タディの星に願いを より:

    相当、盛ってますね Gponeが。

  8. ck1 より:

    マルコ-メランドリが一番悲惨だと思う。ケーシーが優勝争いをしている時にいつも最下位争いをしていたイメージしかなぃ。ホンダサテライトの時は若手の有望株だったのに、ドカの2年間で調子を崩し、移籍しても立ち直る事ができず終わった。ケーシーはそんなバイクでもチャンビオンを獲った偉大なライダーだ。ロッシも自分を打ち負かしたチャンピオンマシンがこんなにひいどいとは乗ってビックリしたと思います。たしか1年で契約解除してヤマハに出戻りした様な記憶がありまず。

  9. 鯖通り より:

    ドカワークス放出が決まって引退も考えてたロレンソの為にドルナが仲介して出来たのがペトロナスヤマハだった筈です(結果的には行きませんでしたが)
    そんな状況下で来るか来ないかもしれないドカからのオファーを待ち続けるのは無理と言うものでしょう
    後からなら何とでも言えますね…

  10. チャオ より:

    うろ覚えだけどロレンソの頃は契約更新の根回しも早くて、気の短いドメニカーリが
    ロレンソを早々に見限ったのがHRCへと移り、ハイサイド起こして次やったら車イス宣告で
    強い走りが出来なくなりホルヘは引退しちゃった印象。
    些細な判断でライダーの人生をも狂わす移籍だけど、今回のドゥカはチーム内を
    もおかしくさせる可能性もある訳だから、ジジもタルドッツィもバイアス掛けてるがどうなるか。
    穏やかな空気感とは程遠い雰囲気になる様な気がする。初めのマルケスはしおらしい外様ライダー
    だろうけど、いっぺん勝ちだしたら途端に手に負えない下剋上ライダーに早変わりしそう。

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