バスティアニーニ『まさかマルケスが選ばれるとは思わなかった…』

『バスティアニーニ：まさかマルケスが選ばれるとは思わなかった…』

★6月5日、ドゥカティファクトリーがマルク・マルケス（ドゥカティグレジーニ）と、2年契約（2025/2026年）を交わしたことを公表した。

★7月5日、ドイツGP中にエネア・バスティアニーニ（ドゥカティファクトリー）が、イタリア衛星放送『Sky』のインタビューで次のように話した。

【昨年はかなり苦戦していたが…もう抜け出した？】
「そうですね…そう言う時期は完全に終わりました。表彰台も2回連続で上がったし（※イタリアGP決勝2位、オランダGP決勝3位）、チームのこともかなり分かってきたし。
モチベーションも、今はしっかりしてますよ…とは言え、なんでも楽勝って感じではなかったですけどね。」

【2025年はKTM機での参戦が決まり…安心した？】
「ムジェッロ辺りまでは、まだ何も決まってなくて…『これからどうなってしまうのかな〜』って思ってました。やっぱり、今の方が気持ちは落ち着いてますね。」

【昨年、ドゥカティファクトリーに昇格した途端、転倒による骨折で長期欠場となり…実力を発揮するには時間が足りなかった？】
「ドゥカティ機でのあの転倒は…トラウマになりましたね。開幕戦で負傷したせいで、（ファクトリーチームでの）初シーズンに大きな影響が出てしまいました。
だから今年は、僕にとって初のファクトリー参戦って感じなんで…まぁ、もう1年あったらねぇ。」

【2023年機より2024年機の方が、あなたのライディングスタイルに合ってる？】
「そうですね…2台とも大きな違いはないんですが、2024年機だとプラスアルファのパワーがもらえる感じなんですよ…コーナー進入では特にね。ブレーキをちょっと早めに緩めていけるんです。
あと、僕の身体の具合も良くなってますからね。」

【貴方の後任にマルク・マルケスが決まったと知らされた時は…ショックだった？】
「予想外でした…そう言う選択になるとは思ってなかったんで。あくまでも僕とマルティンの『内部対決』になると思ってたもんですから。」

【結局、マルティン選手はアプリリアへ、貴方はKTMへ移籍することとなり…】
「アプリリアに関しては、僕も『良いかも！』って思ってたんですよ…でも、最終的に僕は戦闘力の高いマシンでもって、元チーフメカニック（※アルベルト・ジーリブオラ）と再タッグを組む方を選びました。」

【グレジーニ時代に組んでいた、ジーリブオラ氏と…】
「ええ。ゼロからのスタートじゃないですからね…もう互いのことは良く知ってるんで、その点は大きいと思います。」

【ドゥカティ機と同じぐらいの戦闘力は出せないかも…と心配してる？】
「とりあえず、あまり期待せずに始めようと思ってるんで…でも、早くトップになれるよう、テストでは頑張りますよ。」

【貴方は常に穏やかで、試練と向き合って進んでいく…ちょっと『禅』の姿勢で生きているような…】
「（微笑んで）昔から、こんな感じなんですよ…いや、子供の頃はもう少しジタバタしてましたね。今だって、『禅』の姿勢でいられるのは、ある時点までであって…。」

【長所短所を教えてくれる？】
「意志が固いこと…でも、のん気すぎるところ。」

【特に気の合う選手はいる？】
「タツ・スズキ（鈴木竜生）とマッティア・カザデイですね…この2人とは、かなり親しいです。」

この投稿をInstagramで見る

Enea Bastianini(@bestia23)がシェアした投稿

【バニャイア選手とチームを組むのは、どんな感じ？】
「良いですよぉ…色々と教えてくれるんでね。イマイチな点は…負かされてしまうところですね！」

【ダニ・ペドロサが、『マルケスはバニャイアが最も大切にしている点を…ピットボックス内の調和と言う点を荒らすだろう』と言っていたが…】
「マルクとペッコって、2人とも本当に賢いタイプだと思うんですよ…上手く共存していく方法は分かってますよ。」

【貴方が交際しているアリス嬢は…不思議の国へ連れて行ってくれる？】
「実際、僕ら2人は別世界で生きてるんですよ…2人でいると面白いんですよね。」

【結婚は…？】
「考えてます…でも、まずは2人で楽しまないと。ペッコとドミツィア（※バニャイア選手の婚約者）みたいにね。まぁ、あの2人の影響を受けるかどうかは分からないけど。」

この投稿をInstagramで見る

(@aliricci_)がシェアした投稿

（参照サイト：『Sky』）