『バスティアニーニ:夏休み中、自分のことを研究していた!』
★8月4日(日)、ブリティッシュGPのモトGPクラスでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)が、決勝で優勝した。現在、総合3位(−49ポイント)。
★土曜スプリントでも優勝している。なお、今シーズンのモトGPクラスで、フランチェスコ・バニャイア以外のイタリア人選手の優勝は初めてである。
★バスティアニーニ選手のコメント。
【序盤で4位まで後退し、優勝争いから外れたように見えていたが…】
「序盤は厳しかったんですよ…何回かミスって、ちょっと順位を落としてしまったんです。でも、僕には強みがありますから…レース終盤は浮上していけるって、分かってました。
マルティンとペッコ(バニャイア)がプッシュしまくってたし、エスパルガロも抜きにくかったんで…けっこう苦戦しました。でも、終盤に使えるプラスアルファの力のおかげで、差をつけることができたんです。」
【本当に、中盤ぐらいから徐々に浮上し…】
「燃料満タンだと、ちょっと苦戦してしまうだろうって予想してました…早々に首位に立てなかった時は、特にそうなってしまうから。
でも、周回毎に良い感じになってきて…他の選手らも僕同様、ちょっとトラブってたようだし。
僕は全てを上手くコントロールして、優勝できたんです。ラスト5〜6周ぐらいの時に、『勝てる!』って分かって…最初は、とにかくマルティンが強い走りをしてましたからね。
ゼロコンマ何秒かを一気に縮めていけるようになってきて…それで、ガラリと変わったんですよ。」
【夏季休暇中、貴方の中で何か変わったの?】
「夏休み中は僕自身について研究してました…オートバイでトレーニングをするよりも、今シーズン前半の自分の動きについて分析してたんです。
予選が最悪だった時は毎回、レース本番で最高の走りをしてたんで…どの辺を完全すべきかは分かってたんですよね。準備不足になってしまわないよう気をつけてるんですが、このまま頑張らないとね。
今週末は金曜セッションから好調だったんで、それほど手を入れていく必要がなかったんですよ…それなりに自信がある状態で、本番に迎えられました。
今後、僕に何が必要か、チームも分かってくれています。」
【今回で総合3位に就いたが…】
「シーズン前半を分析すると、自分がタイトル争いに加わっているとは考えにくかったんですが…でも、物事は一気に変わったりしますからね。
でも、今はレース毎に様子を見ながら、特に予選を改善していくことにします。今年初めに、気持ちを入れ替えたんですよ…今はマシンと一体って感じです。
去年のことは忘れました…散々でしたからねぇ。マレーシア戦で優勝できたけど、一体どうやって勝ったのか自分でも分からないんですよ。
でも、今回のは再スタートって感じがします。」
(参照サイト:『Motosprint』)
おぉぉ!?(汗)こりゃホントにバスティア再覚醒したかもね。こんな晴れ晴れした顔見るの22年シーズンぶり。三つ巴の戦い面白くなってきた!
やみくもに練習するより、知的な行動をしていたのですね。
予選で上位に位置しておき、序盤に離されなければ最後には自分は勝てることに気づいたとか?
努力して勝ち取った覚醒は応援したくなります。