MotoGP

KTM苦戦、アコスタが解決策を提案

『KTM苦戦、アコスタが解決策を提案』

★8月2〜4日、ブリティッシュGPが行われ、モトGPクラスのペドロ・アコスタ(20才、ルーキー、GASGASテック3)が、予選9位、スプリント5位、決勝9位だった。現在、総合6位(−119ポイント)。

★日曜決勝ではトップ10にドゥカティ選手が8名全員が入り、ドゥカティ以外は6位のアレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)と9位のアコスタ選手だけだった。

★アコスタ選手はルーキーながら、シーズン序盤は表彰台を多数獲得していたが、6月末のオランダGP辺りから調子を落としている。

★ブリティッシュGP決勝後、アコスタ選手が西サイト『Motosan.es』のインタビューで次のように話した。

【ブリティッシュGPについては?】
「土曜の午前セッションは、ひたすら予選2へ昇格できるよう集中してました(※予選1を2位で通過)。スプリントは上手く行きましたよ…ソフトタイヤでの作業をけっこうしてたんで。
日曜決勝はミディアムタイヤにしたんですが…金曜の午前セッションでしか試してなかったんで、情報不足でした。
他のチームの作業の進め方を見る限り、予選2進出が決まってる選手の場合は、土曜の午前セッションでは日曜決勝に向けての作業をするよう勧めるべきでしょうね。
マシンのマッピングやタイヤの消耗具合に関し、うちはちょっと盲滅法で進んでしまってたんで。」

【つまり…?】
「今回、(KTM陣営では)ミディアムタイヤを試してた選手が、他にいなかったんですよ。
情報交換はしているし、大体において僕は自分のより先にブラッド(ビンダー)やジャック(ミラー)のテレメータを見てるほどでね。
今回、(KTM陣営は)3日間ずっとソフトタイヤを使っていて…土曜の午前セッションで、(他のKTM選手らが)ミディアムを試すことはできたはずなのに…試してなかったんですよ。それで結局、うちは盲滅法戦になってしまって。
もっとチームプレイで作業をするようにした方が良いんじゃないんですかね…個々人の問題よりも、全体的な問題に目を向けるようにして。僕らが抱えてる問題って、大体は似たようなものなんだから。」

【今回はドゥカティ勢の圧勝だったが…】
「8選手いたら、こっちのタイヤを4選手で…あっちのタイヤは後の4選手で試すってことができるじゃないですか。そうやって勝ってるって言うのが問題なんですよね。
例えば、土曜の午前セッションはタイムアタックの必要がなく、ひたすら作業に集中できるわけでしょ…だから、その時間を活用できるじゃないですか。
とにかく、もっと情報を収集することが重要なんだから。」

【次は、KTMのホームであるオーストリアGPだが…】
「好結果を出せるでしょう…うちのマシンは高速コーナーがイマイチなんで、その点をちょっと改善して、現状を維持できれば…つまり、中速/低速コーナーでの走りを維持できれば、けっこう高い戦闘力を出せると思いますよ。
オーストリアGPでは一歩前進できると思いますけどね。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    ドイツまでは最年少優勝更新を期待されてたけど、最近は話題にも出てこなくなって

    シーズンが進むにつれDUCATI勢のセッティングが仕上がってる差があるかな
    ホーム GPは期待したいね

  2. ミラノマルコ より:

    賢い子ですね。もう最年少記録は関係なくなったんでプレッシャーも和らいだでしょうか。ホームコースで1発かましてくれそう。バスティアニーニは兎も角、まさかビニャが来季アコスタのサテライトチームに入る事を良しとした事が興味深い。

  3. テック21 より:

    アコスタがKTMではなくグレシーニ、またはVR46でモトGPに昇格していたら既に2-3戦目で優勝していたのかもしれないね。前半戦で見せたタレントはマルケスも認める本物だったが、ドゥカティ最新機の熟成と共に下位に沈んでしまったのは残念。 KTMのシステムは、KTMにとっては都合がいいが、有望な選手にとっては多大な足かせになっているように感じる。 

  4. nanasi より:

    4台居て誰も決勝に向けたセッティング試せてないとか
    アコスタも準備できてないけど一応ルーキーだし
    チーム内の事情よろしくなさそう

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