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『ミラーは豪出身だからヤマハプラマックに加入できるのか?』ザマーニ

『ザマーニ:ミラーは豪出身だからヤマハプラマックに加入できるのか?』

★8月10日、スペインのベテラン記者であるマヌエル・ペシーノ氏が『Motosan.es』サイトで、「2025年に向け、ヤマハがプラマックチームにミゲル・オリヴェイラとジャック・ミラーを選んだ」と報じた。

★8月12日、イタリアのベテラン記者であるジョヴァンニ・ザマーニ氏(イタリア衛星放送『SKY』ピットレポーター)が、自身のYouTubeチャンネルで次のように話した。

《まだ公表されていないが、2025年に向けてジャック・ミラーがヤマハプラマックチームに加入することは、ほぼ確実である。チームメイトは、ミゲル・オリヴェイラだ(※彼も未公表だが)。
これでモトGPシートは、全て確定したと言えるだろう…公表はまだとは言え、アプリリアTrackhouseにはアイ・オグラが、ホンダLCRにはチャントラが入るはずなのだから。

ヤマハプラマックの件に話を戻そう。
ブリティッシュGP中は大勢が、「トニー・アルボリーノに決まったようだ」と話題にしていたのだが、カルロ・ペルナットだけが「いやいや、ドルナはモトGPにオーストラリア人選手を出したがってるぞ」と…つまり、「ヤマハプラマックにはミラーが入るだろう」と言っていたのだ。結局、ペルナットの言った通りになった。

そして、今は大勢が、「ミラーは国籍のおかげでシートを獲得できた」と言っているのだが…本当にそうだろうか?
もちろん、ミラー本人の実力もある…過去にプラマックチームに所属し、オーナーのカンピノーティ氏と良好関係であることを別にしても、ホンダ/ドゥカティ/KTM機に乗った経験をヤマハにもたらすことができるのだから。
ヤマハのエンジニア陣の助けになるかもしれない。
しかも、ミラーと言えば、『チームプレイ』ができる選手なのだ。ピットボックス内に、調和と熱気を生じさせられるだろう…KTMに移った際も、1年目は1周タイムで好結果を出し、チームを引っ張っていたのだ。
しかし、その一方で、限界を抱えたライダーでもある…勝てるライダーではないのだから。
とは言え、現在のヤマハは、そんなことは求めていないのかもしれない。

ミラーはオーストラリア人だと言う理由だけで、モトGPシートを確保できたわけではない…しかし、国籍が重視されたことは明らかである。
(ドルナCEOの)カルメロ・エスペレータが何度も、「世界選手権なのにイタリア/スペイン人選手が多すぎる」と訴えているのだから。
しかし、どうすれば選手の国籍に制限をかけることができるだろうか?
二輪レースはタイムが命なのだから、国籍ごとに人数制限をするわけにははいかないのだ。

ここ数年、ドルナは様々な国籍の選手を揃えようと尽力し、できるだけ多くの国々で若手選手向けの選手権を設立しているのだが…
しかし、その一方で世界選手権の運営に関しては、相変わらず間違いを犯しており…まるで特定の国の選手権のように取り扱っている。
今年はスペインで4GP、イタリアで2GP(カザフスタンGP中止により3GPに増加)が開催されているのだから。
世界選手権の名に見合うよう、ドルナはモトGPの開催国をもっと増やすべきなのだ。

では、最初の疑問に戻るとしよう…ミラーはオーストラリア国籍だと言う理由だけで、モトGPシートを獲得できたのだろうか?》

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. kai より:

    スペイン開催多すぎます。
    レース数を減らして、ライダーを始め、関係者の負担を減らして欲しいものです。

  2. マルケスファン より:

    リバティが買収したことで、こうなるのは予想できたはずで、いろいろな変化はもう確定だから、そのうえでうまくやれるように進化していかないとね。

    ガルシアは才能ありそうなのですが不運で、ミラーは勝てないライダーと公言されちゃってるんだから奮起しないとね。

  3. Formula750 より:

    スペインとイタリアは若手育成システムが出来ているし、MOTO3の若手ライダーを応援してくれる小さなスポンサーも多く存在していますしね。
    ドルナの次の手が気になる所。

  4. maxtu より:

    ご指摘通りスペイン開催は多過ぎるよねぇ
    ただ、カザフスタン、インドのように運営に問題がある限り無理に開催しない方がいい
    チェコのブルノも名前が出てたけど開催できる状態ではないらしいし、運営、安全、利益が揃わないと難しいのが現状らしい

    ドイツはホッケンハイム、ニュルブルクリンク、イギリスはドニントンもあるけど開催しないのは政治的な背景があるのかな
    この辺はF1のリバティが参画すれば変わってくる可能性はあるか
    一番は鈴鹿の復帰なんだけどなぁ…

  5. きゃめる より:

    個人的にはタイ国籍のチャントラがLCR入り!?になる事がアジア諸国への影響がどこまで広がるか興味がある。タイ、マレーシア、インドネシアなど、成長著しいアジア諸国にもう少し盛り上げが欲しいな。あとはやはりアメリカ出身ライダーを入れて、二輪業界全体の盛り上げが必要だよね。中国や中東ってナカナカやる気を出してくれんのが悲しい。

  6. バリー#7 より:

    ん?CF MOTOがMoto3で走らせてない?

  7. ダイどん より:

    F1に関しては2020年のアイフェルGPを最後にドイツでは開催されていない
    ドイツでF1は盛り上がっておらず客が来ないからって話
    数年前までメルセデスが無双していたり、シューマッハやベッテルのような名チャンピオンを輩出しているのにも関わらずだ
    理由は複合的なものだと言われているが、その一つに自動車産業が気候変動に影響を与えていると考えられており、悪しきものだと思われているらしい
    リバティやFOGはドイツGPの復活を検討しているようだが、ニコ・ヒュルケンベルグは数年以内にドイツGPが復活するとは思っていないと語っていた

    MotoGPに関してもそういう理由があるのかもね

  8. ミラノマルコ より:

    ❗️ホッケンハイム復活した❓❗️閉鎖したって聞いてましたが、再開してくれたらやってほしい‼️
    鈴鹿でも出来るようにしてくれないかなぁ

  9. TTSY より:

    ●ドカ
    ワークス
    ・ヴァニャイア(確)
    ・マルケス兄(確)

    VR46
    ・ディジャ(確)
    ・モルビデリ

    グレッシーニ
    ・マルケス弟(確)
    ・アルデゲル

    ●アプリリア
    ワークス
    ・マルティン(確)
    ・ヴェッツェッキ(確)

    トラックハウス
    ・R. フェルナンデス(確)
    ・小椋(確)

    ●KTM
    ワークス
    ・ビンダー(確)
    ・アコスタ(確)

    TECH3
    ・バスティアニーニ(確)
    ・ヴィニャーレス(確)

    ●ヤマハ
    ワークス
    ・桑田(確)
    ・リンス(確)

    プラマック
    ・オリベイラ
    ・ミラー

    ●ホンダ
    ワークス
    ・マリーニ(確)
    ・ミル(確)

    LCR
    ・ザルコ
    ・チャントラ

    ※全シートほぼ確定

    プラマックのイタリア人縛り、出光の日本人縛り、トラックハウスのアメリカ人縛りがなくなって、収まるところに収まったかな。

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