『アコスタ:マルケスはでっかい玉が2つ付いてるってとこを見せつけた!』
★8月31日(土)、アラゴンGPのモトGPクラスでペドロ・アコスタ(GASGASテック3)が、予選2位、スプリント3位だった。
★スプリント終了後、アコスタ選手が次のように話した。
【今回のスプリントについては?】
「スプリントで、前の選手が誰も転倒せずに表彰台に上がれたのって初めてなんですよ。つまり、今日のは正真正銘の表彰台ってことです(笑)。
ヘレスの時は前でけっこう転倒してたし、ムジェッロはマルティンが転倒してたんで。」
【金曜セッションは苦戦気味だったが…】
「昨日は色々と厄介なことになってしまって…予選2へ直行できなかったのは僕のせいです。予選1は高速選手が大勢いたしねぇ。
そして、スプリントは大方の予想通りで…もう手も足もでないって感じだったでしょ(※マルケス選手のことを指している)。」
【予想通りにマルケス選手が優勝し…】
「本当に予想通りで…マルクにとっても良かったし、タイトル争いにとっても、僕ら若手選手らにとっても、マルクのファンにとっても良かったですよ。
あんな手術を経て、でっかい玉が2つ付いてるってとこを見せつけてたじゃないですか…今日のことだけじゃなく、今までのこと全部についてね。」
【なぜマルケス選手は、今回、こんなに強いの?】
「なんでですかねぇ…実は、オースティンの時も、なんでヴィニャーレスがあんなに強かったのかいまだに分かんないんですよ。
マルクはここでいつも好調だったし、多分、本人にとっては特別なトラックなのでしょう。」
【貴方は、どんな風に復調できたの?】
「自信が戻ってきてくれて…特に操縦では、ミスなしだったでしょ。ずいぶん前からレースの度に変更を加えては、本番でミスるって言うのを繰り返してたんですよ。
嬉しいですよ…今は『見知らぬマシン』って感じじゃないんでね。まぁ、以前ほどは速くないかもしれないけど、一貫性があるから。70%の確率で、前より良いんですよ。
まだ改善の必要があるんですけどね…いくつかのエリアで、まだ欠けてる箇所があるから。でも、グッと前進できました。
マシンのベースをシーズン序盤のものに戻し、あと、テレメータスタッフも変えたんです…そうしたら、諸々が楽になってね。
僕も楽になりましたよ…以前は50人ぐらいの話を聞かなきゃいけなかったけど、今は1人だけなんで。」
【ところで、トラックの路面はどんな感じ?】
「ちょっと変なんですよねぇ…スタート時にリアがスリップしてた選手が大勢いたでしょ。僕もだし、ペッコ(バニャイア)もそうでしたよね。
明日に向けて、きちんと解決しないと…だって、危険でしょ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
アコスタの新人とは思えない走りとコメントで、決勝も表彰台が期待できそう。
マルケス、今回はFP1からスピードが出せてるって事はチームの課題がかなり克服されたのでしょう。ドカはマルティンとバスティアニーニからマルケスに資源投入の変更を進めるだろうから、今回のアラゴンを起点に連勝スタートになる気がする。
アコスタのコメントは面白いですね。新人の勢いで走る→色々変えて迷走する→吹っ切るを半年でクリアしたような感じでしょうか
早めに課題を克服できる能力と周辺の環境を整える実行力が素晴らしい。チームやマシンに対して嘆いたり喚かず、まずは置かれてる状況を最善にしよう!という若者らしくない行動だと思う。
アコスタ「マルクはでっかい玉を2つ持ってるし、3つの袋も大切にしてます」