MotoGP

グレジーニ『マルケス圧勝の秘密は…』フランキー・カルケーディ

『カルケーディ:マルケス圧勝の秘密は…』

★8月30〜9月1日、アラゴンGPが行われ、モトGPクラスのマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、予選首位、スプリント首位、決勝首位だった。現在、総合3位(−70ポイント)。

★アラゴンGP後、グレジーニのフランキー・カルケーディ(チーフメカニック)が、『TNT』のインタビューで次のように話した。

【今回のマルケス圧勝については?】
「実は、これまでと比べ、今週末は一番マシンに手を加えたんですよ…グリップのレベルが変わってましたからね。
FP1とFP2、それから予選もなんですが…各コンディションに合わせて、セッティングを微妙に変えてました。」

【マルケス選手は後続を大きく引き離してゴールしていたが…】
「(アラゴンGP前にトラックのアスファルトが再舗装されていたため)コーナーの3〜4ヶ所で、グリップの低い地点があったんです。
第9〜10コーナーの路面が顕著で…濡れてるようにさえ見えてました。マルクはその辺りで、他の選手とは違う動きをしてたんです…コーナー進入なんですけどね。
進入時のスピードとか…あと、基本的にスピードを出しすぎずに、アクセルを駆使して上手く操縦してましたね。
ブレーキシステムが完全に別物なんですよ…ブレーキの際は動物みたいな感じなんで。」

★マルケス選手はドゥカティ2023年機に適応し、マシンの限界点を理解することで前輪に荷重をかけることができるようになった。
こうした動きを体得したことにより、今シーズン後半の戦闘力がさらに上がる可能性がある。

★なお、マルケス本人は、今後の意気込みについて次のように話している。

【ドゥカティ2023年機で優勝は可能だと思っていた?】
「ええ、ヴァレンシアテストの時にそう思いました…あと、タイトル争いについても考えましたね。そっちの方は、もっと頑張らなければならないけど。
とにかく、ヴァレンシアテストの際、いずれ優勝はできるだろうなって思ってました。だから、焦らないでいられたし、無理もしなかったんですよ。」

【タイトル争いについては、具体的にどう考えているの?】
「1GPだけでは、どうにもならないから…もちろん、助けにはなりますけどね。でも、今年は引き離されすぎなんで。
とにかく、トップ3に入りたいですね…それなら現実的でしょ。まだまだポイント獲得のチャンスはあるし、今後、色々と起きていく可能性もあるから。
上位陣との戦いを、このまま楽しんでいけるでしょう。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    得意なレイアウトを差し引いてみないとね
    マルケスが完全に乗りこなしたかどうかは次戦試されるはず

  2. 音速猫 より:

    マルケスはザクセンとアラゴンは超得意コースだからね。勝つならどちらかだろうなとは思ってた。

  3. としあき より:

    問題はGP23のスイートスポットの狭さと言うか…
    序盤のヘレスでもかなり良い走りしてたじゃないですか
    ところが次戦ではそのセッティングじゃ上手く走らん!って積み木を積み直さなきゃで…
    個人的にはアラゴンまではともかく
    他のレイアウトでもオーストリアぐらいの走りをコンスタントに出来るんじゃないかと思ってるんですが

    それだと今季はポイントでもうマルティンとバニャイアに届かないんですよねえ

  4. きゃめる より:

    課題だった前輪荷重を克服したんですね。
    しかも油の浮いてる新舗装のコースで…。
    バニャとマルティンのチャンピオン争いの中で、伏兵としてキーマンになりそうですな。

  5. より:

    ただ単にマルケスが得意だっただけじゃないのか?
    確かにアレックスも速かったから何かしらの改善はあったかもしれないが
    次戦楽しみだな

  6. マルケスファン より:

    FP1ではやはりマルケスに変化ありの様子。FP2も楽しみ。

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