MotoGP

バニャイア『マルケスが2015年のことを思って、僕を助けてくれたわけではない…』

『バニャイア:マルケスが2015年のことを思って、僕を助けてくれたわけではない…』

★10月20日(日)、オーストラリアGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝3位だった。現在、総合2位(−20ポイント)。

★総合首位ホルヘ・マルティンとのギャップは、同GP開始前は10ポイント差だったが、終了後は20ポイント差に広がってしまった。

★決勝後、バニャイア選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。

【今回の決勝については…?】
「あれ以上は無理でした…あの2人の方が(※兄マルケス&マルティン)、うちよりも良い仕事をしていたと言うことです。
可能な限り、前にいるよう頑張ったけど…あいにく、フロントタイヤとの格闘が始まってしまって。ある時点で、完走を目指すために(優勝争いを)諦めるしかなかったんです。
これで良しとします…今回、うちにとっては手強いトラックだと覚悟していたんで。土曜日に、ちょっと道に迷ってしまったのは残念ですけどね…じゃなかったら、もう少し戦闘力を上げられただろうから。
問題が出るまでは、前の2人に迫るペースだったんですけどねぇ。でも、今後のレースの参考にはなりました…さらなるステップアップができるかどうかですよね。」

【上位2選手とのタイム差が10秒もあったが…】
「まったく心配してません…通常コンディションなら、僕は最強メンバーなんで大丈夫です。すべてが上手く調整されていれば、いつも前に出て行けてますから。
毎回、トップ3争いをしていて、それがうちの実力だと思ってます。今日は諦めなければならなかったし、ある意味、その結果の10秒差ってことですから。
今日の目標はできるだけ前でゴールすることであり、3位以上は無理だったんです。」

★今回はマルク・マルケスがマルティン選手を抜いて優勝したことにより、バニャイア選手は総合順位で25ポイント差にならずに済んだ。
2015年にヴァレンティーノ・ロッシvsホルヘ・ロレンソがタイトル争いをしていた際は、マルケス選手がロレンソ選手を助けていたと多くのイタリア人ファンが信じている。
そのため決勝後の記者会見では、スペイン人記者がバニャイア選手に向かって、「今回、貴方はマルケス選手に助けられたと思うか?」と訊いた。

バニャイア
「(マルケス選手に向かって)僕のことを助けてくれたの?」

マルケス
「そうだよ…マルティンから5ポイント奪ったんだから。」

バニャイア
「(微笑みながら記者に向かって)むしろ、マルク本人が優勝したかったってことでしょうね…そのチャンスがあったんですから。
今日のマルティンは最強で、マルクはスタートでミスっていたけど…でも、リズムはマルクの方がかなり上だったじゃないですか。
最終的にマルクが勝ったわけだけど…でも、2015年のことを考えてたってことはないでしょう。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)

POSTED COMMENT

  1. マルケスファン より:

    こんなやり取りがあったんですね。
    これはペッコの方が正しいと思う。助けようとしてあんな突っ込み出来ないだろうし、むしろそんなマルケスは見たくないのだよ。勝利への欲望丸出しが良いのw
    ペッコも、横にマルティンもいるのにマルケス本人に直接聞けちゃうのにも驚き。良いチームになりそう。

  2. きゃめる より:

    マスコミもコスるね〜!
    ペッコのクールさが光るわ

  3. きよむす より:

    あの当時と今じゃマルケス自身に取って一勝の重みが全然違うでしょ。今は他人に加勢したり邪魔したりしてる余裕なんて無いんだから。

  4. 74 より:

    2015の話題ww
    あんな事はマジでやめてほしいから。

    ペッコ、マルティンの2024シーズンをぶっ壊さないでもらいたいわ。
    今回はマルティンが普通に安全策で引いただけ。今のところ2015の雰囲気はない。

  5. しらんけど より:

    結果的にマルケスは常に自分のためにやっているんだという印象になったね

  6. 3k より:

    来年5月中旬でペッコとマルケスが競ってても3位以下のライダーに100ポイント以上話していたら、2人で8耐出たいね〜っと盛り上がって欲しい

  7. maxtu より:

    去年茂木でペッコが隣にいるマルケスに向かって「バイバイHONDA」とチクリとやってマルケスがムッとしたのを思い出しますね

    解説のハラダも言ってたけどペッコを抜く間合いを計ってた時、マルティンのタイムが急に落ちて3台混戦になった隙にマルケスが浮上して、その後は2人でランデブーになった場面
    あのままマルティン、マルケスの順位で終わればイタリアメディアは騒いだかも

    これ以上ポイントが開くとバスティアとVR46のライダーには何かオーダーは出るのかな
    この記事もだけどイタリアvsスペインの火種は燻ってるよね

  8. 桑田裸郎 より:

    前を走ってる相手がローマ教皇だろうがチビっ子だろうがねじ込むよ

  9. NSR50 より:

    レースの本番で他のライダーに忖度するライダーなんていないでしょう。
    たとえ予選が最後尾であったとしても優勝目指して、走るのがレーサーのサガというものだろ。

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