『オグラ:どのクラスでも良い…とにかく、世界タイトルを取りたかった』
★10月27日(日)、タイGPのモト2クラスでアイ・オグラ(23才)が、決勝2位だった。
★総合順位では後続と60ポイント差となったため、モト2クラスの総合優勝が確定した。
★2019年、世界選手権モト3クラスにフル参戦デビューし、2020年に同クラス総合3位を獲得。
2021年にモト2昇格し、2022年の総合2位を獲得した。2025年はアプリリアTrackhouseからモトGP昇格する。
★オグラ選手は無口ながら優秀なレーサーだが、本人は「それほど才能はない」と思っているとのこと。謙虚な姿勢で努力し続け、世界チャンピオンの座を獲得した。
★オグラ選手のコメント。
【モト2チャンピオンとなったが…】
「一番大きな目標はタイトル獲得でした…モト3でもモト2でもモトGPでもクラスは重要じゃなく、自分のキャリアにおいてタイトル獲得が重要だったんです。
これまで2回タイトルを取りそこなってしまい…1回目は2020年のモト3クラスで、もう1回は2022年のモト2クラスです。その後は、今回のタイトルを取ることだけを夢見てきました。
モトGPに昇格できるかどうかは重要ではなく…とにかく僕は、世界タイトルが欲しかったんです。
それが叶った今、やっとモトGP昇格の準備が整ったと思っています。」
【今シーズンについては?】
「出だしはイマイチで…6〜7位を繰り返していました。(チームメイトの)ガルシアの方が、僕よりずっとポイントを稼いでいて…良いスタートではなかったですね。
でも、チャンピオンシップのことは、あまり心配しませんでした。自分の実力は分かっていたので、きちんと作業を進めれば勝てるようになると…毎回、表彰台に上がれるようになると思ってたんで。
その後、バルセロナで優勝して、順調に進んでいたのに…オーストリアで骨折してしまって。『またかよ!』って…これでもうお終いだって思いました。」
【2023年は冬季テストで手首を骨折し、結局、シーズンの間ずっと引きずってしまい…】
「今年は、ミザノでの優勝が決め手になってくれました…まだ痛みはあったもののレース優勝でき、チームの士気が上がったんです。
シーズン終盤は上手くコントロールして、表彰台に何度も上がれたし。完璧ではなかったけど、実に素晴らしい年になりました!」
【貴方はどんなタイプの選手…?】
「自分がどう言うタイプかは良く分かっていて…子供の頃から速い方ではなかったし、才能に恵まれているって思ったことは一度もないです。
でも、懸命に努力すれば、トップに立てるんですよね。ただ、『モトGPで5回タイトルを取りたい』なんて思ったことはないです。もしそうなったら凄いことだけど、可能性は低いですから。
とにかく、今回世界一になることだけを夢見てきました…もしかしたら1年きりかもしれないけど、でも、とにかく、僕は今回のタイトルを取りたかったんです。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
忘れないよ。ダートトラックの練習でTEAM ASIA時代にマルケスと走って付いて行き、3周は付いて行けるがそれ以上は無理と言っていたMoto2初参戦頃。
今なら負けるが、いい勝負をすると思う。
小椋選手の練習は桶川がメインだが、オンレーサーもモタードでも走るし、ダートでMXもして流石に桶川ではトップだしMXも捻って飛べるレベル。ある意味凄く貪欲で良い。
投稿画像のモタード見たらハンドル擦る位の真似出来ないレベル。世界でトップを狙う選手だけある。
小椋藍選手、Moto2チャンプ、改めておめでとう!
約束された安楽なルートを選ばずに、自らの力量でMotoGPへのチケットを手に入れたのは見事でした
何故ジョーロバーツを獲らないんだ?って声もあったが、そういう声を黙らせる、という意味合いでもこのタイトル獲得には価値があるね
チームアジアのいわゆるエスカレーター式のステップアップではなく、移籍を決断して1年目で結果を出して自分で掴んだからね
凄く価値があると思います
まだ23歳、末長くGPで活躍するライダーになって欲しいね
本当はこういう記事が日本メディア発信で出るべきなのに、スポーツトピックはメジャー大谷の動向ばかりとは悲しいねぇ
将棋適当に並べてるだけかと思ったらちゃんと詰みになってた。
おめでとう!
1手詰めw
気の利いた演出で素晴らしい!
気持ちの強さが窺えるコメントですね。Moto3を獲ったアロンソとは全然違うキャラクターですけど、そこがいいなあと思います。
冨樫ヨーコさんが書いたディターミネーションを思い出した。でも獲れた。これが小椋スタイルであり強みなんですね。おめでとうございます。感動をありがとう。
チャンピオンの決定時、不覚にも泣いてしまった。
2022年にセパンで転倒した際、ここで転倒するメンタリティは、将来チャンピオンになる為に必要なものだと強く確信しましたが、正に現実になり本当に感無量です。2024年、モテギで二位になり悔しがっていた小椋選手は、一昨年の優勝時、そして昨年の2位の時とは違う艶やかなマシンカラーでその輝きを増していた。来年はアプリリア、実力で海外メーカーとの契約を勝ち取ったのは見事。あのプーチが認め、そして名将ブリビオが選んだ小椋選手、自分が納得する形で今後もキャリアを進めて欲しい。 ところで・・もっと報道しても良いよね。 本当にすごい事なので、どこかでパレードをして欲しいくらいだ。
期待しか無いです。
来年アプリリア勢の中で最も輝いて欲しい。
決められたホンダ育成の道を絶って自ら
他チームに移籍し、アプリリアからアプローチが来るところが凄い。
往年の原田哲也さんを思い出します。
来年からはモトGP選手。
唯一の日本人参戦ライダーになるのですからさらなる飛躍を期待します。