『クアルタラロー:電制システム改善でマシンが良くなった!』
★11月2日(土)、マレーシアGPのモトGPクラスでファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が、予選8位、スプリント5位だった。
★スプリントでは1〜4位までがドゥカティ機だったので、クアルタラロー選手はドゥカティ以外のトップ選手となった。
★クアルタラロー選手のコメント。
【今回の土曜セッションについては?】
「ポジティブでしたね…特に午前のFP2はペースが絶好調で。
予選の方は、なぜ他の選手らがあんなにグッと伸びていけるのかが分からないんですよ…バニャイアやホルヘは2秒ぐらい削ってくるけど、うちは1.2秒ぐらいなんで。
でも、午後は反対に調子が良かったけど…まぁ、フロントで苦戦はしてたんですが。
明日はどうなるでしょうね…とにかく、前にいる選手に追いつくのが大変なんですよ。パフォーマンス的に、うちよりも遥かに上なんで。」
【ミザノ辺りから調子が上がっていたが…】
「でも、今回はトラックが完全に別物だから…残念なことに、予定していたエンジンを使えなかったんですよ。レースでは違いを出せるようなものだったんですけどね。
まぁ、今、あるものに目を向けていかないとね。今日は戦闘力を上げられたし、通常、決勝の方が調子が良いんだけど…何が起きるか分かりませんからね。」
【スプリントは好調で、5位でゴールし…】
「スプリントは全体的にスピードが上がってましたね…去年より10秒も速くなって。コース自体は何も変わってないのにね。
マシンのおかげでしょう…あと、気温が低かったのも影響してるのかな。」
【ヤマハ機は改善されてきてるの?】
「電制面において、大きく手を加えたんですよ。いつも、その点がかなり大きな問題になっていたし、他のマシンと比べると、そこが欠点だと思うんで。
だから、今週末は大きく手を入れようと思ってたんです。上手くいかない可能性もあったけど、トライしてみたら…一歩前進できました。
まぁ、常識の範囲内での改良ですけどね…電制システムはデリケートで、ちょっとしたことでハイサイドを起こしてしまうから。
だから、かなりコントロールが必要で、マシンのマネージメントが難しくなってしまったんですが…でも、パフォーマンスは上がったし、まさにそれが望んでたことなんで。」
【500cc機に乗ってるような感じ?】
「100%ではないけど、ドゥカティ機と比べたら、ちょっとそんな感じですね。
アクセルやトラクションコントロールをしっかり操作できるぐらいのグリップがない時は、操縦が大変なんですよ…マシンがずっと暴れてるんで。
いずれにせよ、ほんの数日でけっこう進歩できましたけどね。」
【なぜ、今頃、そのような改良を加えたの?】
「もっと早くに加えることもできたけど、他の問題点に取り組まなければならなかったもんですから。
今は状況や他のメーカーの動きを、を上手く分析できるようになったんで。今回はコーナーが多いから、なにか良い案が浮かぶかもしれないし。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ストレートでも抜かれず、本当に素晴らしい走りでした。予定していたエンジンも気になりますが、このまま調子を上げていって欲しいですね。
こう日本メーカーが躍進して来ると面白さが増す。
こんなに改良して使えなかったとは言え新エンジンも用意して…V4ほんとに作ってんの?って思う
当然フレームも別物になるわけだし、やるなら優遇受けてる今のうちにやればええのに
まだヤマハ内でも確定事項ではないんだろうか…
ホンダの方が、ライダーも多くいるのに浮き上がってくる
感じが無いのが残念
特にワークスが元気が無いけど。。。経験値の差?
ガス欠したファビオをヨハンがフォローするシーンがあったのですねぇ。
いつのレースだかは忘れましたが、優勝したファビオと同じ表彰台に登ったヨハンが、フランス国家を熱唱していたのを思い出しました。
この調子なら来季早々からトップ5ぐらいに食い込めそうだな。ファクトリーチームの改革もスムーズだし、頼もしいプラマックチームも加担してくれる。
あとは最速で乗れるテストチームが必要なんだけどな。
ザルコ優しい