『タルドッツィ:バルセロナ最終戦の目標は、ペッコのダブル優勝だ』
★11月3日(日)、マレーシアGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝首位だった。現在、総合2位(−24ポイント)。
★タイトル争いのライバルであるホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)と熾烈なオーバーテイク合戦を繰り広げ、勝負を最終GPまで引き伸ばすことに成功した。
★決勝後、ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)が、イタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。
【バニャイアvsマルティン選手のオーバーテイク合戦については?】
「モトGPにとって、良い宣伝になったんじゃないんですか…『モトGPではオーバーテイクが見られない』なんて声を、2人で打ち消してくれたでしょ。
チャンピオンライダーが2人揃って、滅多に見られないようなものを見せてくれたじゃないですか…双方、一切手を抜かずね。
ホルヘは脱帽ものですよ。タイトル争いも佳境で、有利な立場にいるってのに…ペッコ相手にあそこまで戦うんですからね。これぞ総合首位の選手って感じじゃないですか。」
【マルティン選手は次のスプリントで優勝すればタイトル獲得が確定するが、どうもバニャイア選手はスプリントが苦手なようで…】
「一応、スプリントでも6勝してるんですが、どうも弱点になってしまっていてねぇ。
こちらでも作業を進めてるところなんですよ…スプリント用マシンはバランスが少し悪いようなんでね。
日曜決勝は好調なんですけどねぇ…燃料タンクも重くなり、セッティングも少し違うんですよ。
とにかく、ジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)とエンジニア陣が、今、作業を進めてるところです…次のバルセロナ最終GPに向けてね。
日曜決勝まで、勝負を引き伸ばせるようにしないと。」
【ただ、バニャイア選手がタイトルを獲得する可能性は、もはやかなり低く…】
「うちなりにベストを尽くさないと…土、日のダブル優勝を狙いますよ。
今年の5月頃、総合首位に就いていたペッコがもう少しでゴールってところで転倒したことがあったでしょ…つまり、ダブル優勝の可能性はあるってことです。
ホルヘはペッコを抑え、必要なポイントを獲得しようと頑張るでしょう…とにかく、うちの唯一の目標は、バルセロナでダブル優勝することですから。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
バトル合戦は観る価値あった。
そう言う時やチェッカー時のタルゾッティさん好きだね、もうあのままあの世へ言っても悔い無さそう。
それだけ好かれるペッコは勝たないとね。
これまでのチャンピオン争いを考え、チャンピオンはそろそろマルティンでいいじゃん、と思うけど、今年最強だったのはすでに10勝しているバニャイアだったと思う。
最終戦がどちらかのマシントラブルやクラッシュで決まってほしくないなぁ。最後までバトルを見せてほしい。
ミシュランさんお隣の国でのGPですから文句を付けられないタイヤを用意してほしいですね.
後は兄ケスさん次第で荒れるかも。
ジジが、ファクトリーチームのスプリントの結果の好転に向けて作業中…と取れる。そしてそれにより勝とうとしている相手はマルティンだ。どちらもドゥカティの最新機だけど、ファクトリーチームに向けられるサポートはやっぱり大きいようですね。であれば尚のこと、マルティンの頑張りが際立つ。 ポイント差は24、最終戦で取れるポイントは37点。 ペッコからすれば大きな大きな24点、マルティンから見れば小さな24点だ。
そうなんですよ!マルティンは別に無理しないで2位か3位でも良いのに優勝をかけたバトルをしてる。しかもクリーンな戦い方でね。素晴らしい!!
そして、ファクトリーも意地が有りますからね。最終戦のダブル優勝目指すってのも流石です。
人事を尽くして天命を待つ!この一言だと思います。
昨シーズン最終戦は兄ケスみたいな露骨な小判鮫張り付きをペッコに仕掛けで、ファクトリー首脳陣を失望させたのとは打って変わって純粋な力勝負で勝ちきろうとするマルティンはホント成長したと思う
エンジンが突然壊れなければ、いいな………。