『ヤマハSBK:ジョナサン・レイの改革』
★2024年のSBKシーズンで、ヤマハのファクトリーチームからジョナサン・レイ(37才、SBK6回タイトル獲得)とアンドレア・ロカテッリ(28才)が参戦し、以下の成績だった。
レイ選手
[総合13位(-400ポイント)、最高リザルトは長距離4位、短距離3位 ※表彰台は計1回]
ロカテッリ選手
[総合7位(-295ポイント)、最高リザルトは長距離2位、短距離2位 ※表彰台は計4回]
★レイ選手は来年2月に38才となり、来シーズン、成績次第では引退も視野に入れることとなる。
★11月26〜27日、ヘレスサーキットでSBKテストが行われた。
★レイ選手は同テストで好調で、初日の午前セッションでは首位タイムを記録し、ホンダのモトGPチーム(マリーニ&エスパルガロ)と同レベルの速さだった。
同テストにはドゥカティおよびBMWのSBKファクトリーチームが参加していなかったが、いずれにせよレイ選手のパフォーマンスは向上し始めている。
★レイ選手は同テストに向けてチーフメカニックを、アンドリュー・ピットからオリオル・パラレスに替えた。パラレス氏はカワサキから帯同したエンジニアである。
★テスト後のレイ選手のコメント。
【今回のテストについては?】
「この2日間の作業には満足してます…冬季オフシーズン中は試す箇所が大量にあるけど、今回のテストではマシンへのフィーリングを上げ、今年、苦戦していたエリアへの信頼感を高めることを重視しました。
マシンのフロントやブレーキング、それからコーナーの頂点でアグレッシブにマシンを曲げていけるかどうかに集中し…電制関連で異なるものをいくつか試し、あと、ベースとなるセットアップを完成させてました。」
【作業プログラムも全て完了できたそうで…】
「大満足ですよ…タイヤはSCQでもレース用でも速い走りができたし、1周タイムもそれなりに安定し、新たなフィーリングも構築できたんで。
1月テストでは、プログラムの核心に迫っていきますよ。」
【なぜチーフメカニックを替えたの?】
「僕のことをしっかり理解してくれて、僕の力を充分に引き出してくれるような人材を起用するためです。これほど競争の激しいチャンピオンシップを戦うのは容易なことじゃないから。
僕は自分に対する疑念はないんですよ。でも、プラスアルファの何かを必要としていて…僕の実力を引き出してくれるような、マシン開発をサポートしてくれるような人材が必要なんです。」
★なお、2025年シーズンのヤマハSBKには、スーパーコンセッション(優遇措置)が適用される。
★ちなみに、同テストにはニコロー・カネパもピットボックス入りしていた。カネパ氏は今年いっぱいで二輪レーサーを引退し、『ヤマハ・モーター・ヨーロッパ』のモータースポーツ部門におけるロードレース・スポーツマネージャーに就任した。
また、ヤマハのライダー・コーチには、ユージン・ラヴァティが就任した。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
いくらマシンの戦闘力が劣っているとはいえ、ここまでの結果とは開幕前は思いませんでしたね。トプラクが異次元の走りをしていたのがよく分かるシーズンでした。
レイも充分戦ったよ。ホンダ時代から数えたら20年近くじゃない?!まだ第一線でヤル気が続いてるって大したもんだわ。
SBKはmotogpとの差別化を明確に示す為にも、WINGについては一切禁止にすべき、と思うのは極端な意見でしょうか……
moto2にも持ち込んでくれないで欲しいし
コロナ禍で日本と欧州との連絡網が機能不全の内に、
DucatがL型エンジンの前輪過重不足をWINGで補うノウハウと、タイヤについての理解力をより深めて行った過程が今のmotogpの状況なのかな…と
禁止も何も、ベース車両からの改造範囲が限られているんだからベース車両にウイングがついていれば外す必要ないだろう。
ドゥカティはレノボと組んでデータ収集の質を上げた&レノボと組んで研究費(税額控除)を高く維持し続けられたのがおっきいんだと思いますよ
研究開発費の認定が厳しくなったのがヤマハとホンダの戦績低迷していった時期と被りますし
ホンダはF1じゃOracleと組んで同じ事やってたのに、なんでMotoGPでは出来ないのかが不思議です