『ボルソイ:ヤマハではドゥカティ時代と同じシステム/メンタリティで取り組む』
★2024年のモトGPのタイトル争いは、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)とホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が戦い、マルティン選手が勝利した。
★2025年にプラマックチームはヤマハのプライベーターとしてモトGP参戦する。選手はミゲル・オリヴェイラとジャック・ミラーである。
★11月19日、バルセロナサーキットでモトGP公式テストが行われ、ヤマハ選手は以下のリザルトだった。
2位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)
8位アレックス・リンス(ヤマハファクトリー)
17位ミゲル・オリヴェイラ(ヤマハプラマック、2024年はアプリリア機)
22位ジャック・ミラーは(ヤマハプラマック、2024年はKTM機)
★プラマックチームはドゥカティとの契約が終了するのは12月末なため、それまではテストに関するコメントはできない。
しかし、ジーノ・ボルソイ(チームマネージャー)が以下のコメントを出した。
【タイトル獲得については?】
「本当に嬉しいです…世間の胸に響いたんじゃないんですか。解放された気分ですよ。
長い道のりでした。大きな出来事があちこちで起き、でも、今は声を揃えて言えますよ…『うちはやり遂げたんだ!』ってね。」
【バルセロナ公式テストについては?】
「(ヤマハ側とは)互いにモチベーションを高く掲げつつ、敬意の気持ちを持って取り組みました。
今回のテストに向けての準備は本当に大変だったけど、取り乱すことなく落ち着いて共に進めることができました。」
【(プラマック用に)ヤマハ側は4台のヤマハ機を時間通りに用意し、技術スタッフ1名もサポートに付け…】
「あちこちに新顔が見られ…最終的に、すべて上手くいきましたよ。」
【来年も今シーズンと同じレベルで戦っていけそう?】
「なにを始めるにしても、冬と言うのは最適ですからね…とにかく、来年のセパンテストで上手く始動できることを願ってます。
ドゥカティと組んでいた時のまま…同じシステム、同じメンタリティで取り組んでいこうと思ってますよ。
まぁ、皆さんもご存知のとおり、数ヶ月以上は必要でしょうけどね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
プラマックが加わるのはヤマハにとって色々とポジティブな話。前のチームは運営がちょっとアレだったし余計にそう思う。来シーズンが楽しみ。
ヤマハにとっては、サブファクトリーチーム2名の増員はこれ以上ない援護となるだろう。
面白いのが、2名共3〜4メーカーを渡り歩いている事でリザルトよりデータ解析の比較やノウハウもライダー視点で入る事だろう。オランダとオーストラリア出身と言うのも面白い。オリベイラについては何で移籍?お金?と疑問。(同じコーナリングスピード重視マシンなのに…)
ミラーは契約1年なので後は無く必死だろう。
ヤマハのMoto2選手を強力(歩夢選手放して…)選手に揃えてこの2名を順に放出と昇格で若返りをはかる算段だろう。
頑張れPRAMACのベテラン2名。