『ペドロサ:僕にとって、テストライダーの姿勢とは?』
★ダニ・ペドロサ(39才)は2006年にホンダファクトリーからモトGP昇格し、2007/2010/2012年に総合2位を獲得した。
2018年末に引退し、2019年よりKTMのテストライダーを務めている。これまでワイルドカード参戦を4回行い、2024年のスペインGPのスプリントでは3位を獲得した。
★最近、ペドロサ元選手が西サイト『Motosan』のインタビューで次のように話した。
【貴方にとって、テストライダーの姿勢とは?】
「選手らに、『こうすべきだ!』なんて言うのは好きじゃないんですよ…僕はマシンの方に集中しなければなりませんからね。
なんでも常に保守的な進め方をしようと思ってます…とにかく、革命を起こそうなんて思わずにね。」
【選手にアドバイスしたりは…?】
「もちろん、選手のミスは目に入るわけで…でも、それぞれ独自のやり方があるし、改善するための方策も持ってますからね。
たまに『違うやり方もある』って提案したりはするけど、でも、極力控えるようにしてるし、どんな場合でも伝えるタイミングに気をつけます。
あと、その選手とどんな関係かにも依るし…こちらに敬意を払ってくれてたとしても、信頼関係があるかどうかが重要でしょ。
だから、なんでも極力自然なやり方で進めるようにしています。」
【選手にアドバイスを求められたら…?】
「『もっと違うやり方をすべきだ』なんてことは、積極的には言わないようにしてますね。
時々、訊かれはするけど、でも、具体的なアドバイスとかはやり過ぎのような気がして…具体的に、『君はこうすべきだと思う』なんて言うのはねぇ。
とにかく、僕はレースの度にピットボックス入りしてるわけじゃないんで…年に何回かだけですからね。
どのチームもルーティンは決まってるし、それぞれの進め方があるじゃないですか…干渉しすぎるのは良くないですからね。適切ではないでしょ。
目立たないようにして、必要な時はサポートするって分かってもらってれば良いんですよ。
質問されたら、すぐ答えられるようにしておくのが好きだし、何か頼まれても選手の所に駆け寄るんじゃなく、指差ししたり、言葉で『どうすべきか』を指示する方が良いんですよね。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
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このコメントにペドロサの人柄全てが出ていますね。
頭のいい人だ。能ある鷹は爪を隠す!