MotoGP

バニャイア語り尽くす『今シーズンは、2019年のマルク・マルケスみたいだったのに…』

『バニャイア:今シーズンは、2019年のマルク・マルケスみたいだったのに…』

★2024年12月末、フランチェスコ・バニャイア(27才、ドゥカティファクトリー、2022/2023年モトGP総合優勝)が、VR46ライダーズアカデミーの同胞アンドレア・ミーニョ(28才)のポッドキャスト『MIG babol』で次のように話した。

【2024年は決勝11勝、スプリント7勝を獲得し、結局、10ポイント差で総合2位となったけど…】
「素晴らしいシーズンだったよ…マシンを把握するまでに4レースかかってしまったけど、ヘレス以降はポテンシャルをしっかり把握してたからね。
決勝レースに関しては、転倒したり、させられたりもあったけど、常にトップ3内には入っていたし…オースティンで5位だったぐらいでしょ。
スプリントがなかったら、最高シーズンだったんだけどねぇ…ちょうど2019年のマルク・マルケスみたいな感じで。
充分にタイトルを獲得できるような成績だったと思うけど、でも、ミスが多すぎて…そのせいで取れなかったんだから。
今でも、なんであんなミスをしたんだろうって、けっこう説明し難いんだけど…って言うのも、今年は低速走行中の転倒が何回かあったもんだから。
バルセロナのスプリント最終ラップとか、セパンの第9コーナーとかね…エンジニア陣にもはっきり説明したんだけど、その前の周回では限界ギリギリの操縦で、マシンも暴れまくるは切れまくるは…でも、転ばずに走ってるんだよ。ところが、その1周後、『よし、マージンを取れたぞ』と思った途端に転倒してしまって…。
とにかく、負けた時も勉強にはなるから…僕としては、1つの可能性としてとらえてるけどね。まぁ、どうしても胸ク◯は悪いけど。
でも、この4年間、総合順位は首位と2位だけなんだから、コンスタントではあるでしょ…そうそう出来ることじゃないんだし。とは言え、迫っていったら、やっぱり首位しか見えないわけでねぇ。
これが総合3位だったら、『あれ以上は無理だった』って思って満足できるんだろうけど…可能性があったって、ちょっとでも思ってしまうとねぇ。
例えば、ル・マンでは決勝3位だったけど、マルティンを抜いて優勝するぞってかまえた瞬間にマルケスに抜かれてしまって。あれを思うと、(総合2位では)満足できなくって…ムカついてしまうんだよね。」

【ところで、12月にはローマ教皇に会ってたよね…】
「あの時はねぇ…いつもドミツィアと外出する時は、僕が先に用意して待ってるんだけど、あの時は初めて僕がやっちゃって。
ドミツィアが先にタクシーに乗って待ってるのに、僕はネクタイを結ぶのに手間取ってしまって…バチカンに着いた時、ちょうど警護交代のタイミングだったもんだから、さらに遅れてしまって。
(バチカン内の)廊下に出たら、(教皇が)待ってるのが見えてねぇ。
僕が思うに、世の中には2種類のタイプの人がいて…1つは『とにかく、会えて嬉しい』ってタイプで、もう1つは『あった瞬間、言葉を失う』タイプなんだよ。
ローマ教皇のカリスマ性って…本当に物凄かったんだから。
僕達が入っていくと、すぐに『それで、私のオートバイはどこですか(冗)?』って声をかけてくれて…それから、僕ら全員に向けてのスピーチをして、なんだか『ここに、こうして居られて嬉しい』って空気を醸し出してるんだよね。
それから、『君たち夫婦は喧嘩したりするのかい?』って訊かれたんで、『ええ、もちろん』って答えたら、『喧嘩するのは大切なことだよ…ただ、夜、寝るまでには仲直りすべきだがね』って。」

[ 中編に続く ]

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. マックス より:

    2019年のマルケスは、ミス1回だけだったけどね。

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