『ダッリーニャ:マシン開発で、ファクトリー両選手が相手より有利になろうと嫌がらせをしたら?』
★エンジニアのジジ・ダッリーニャは2013年末にアプリリアからドゥカティに加入し、ゼネラルディレクターを務めている。
★近年のドゥカティはライダー部門で3年連続、コンストラクター部門では5年連続タイトルを獲得している。
★先日、ダッリーニャ氏が次のように話した。
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【マシン開発において、ファクトリー両選手が相手より有利になろうとして『嫌がらせ』のようなことをするかも…?】
「選手の意見は常に考慮するようにしているが、ただ、最終的な選択はエンジニア陣が行いますからね。
それぞれの選手に特化した選択をしたこともあり、例えば、シーズン序盤のカウルはペッコ(バニャイア)とマルティンでそれぞれ違ってたんですよ。おかげで色々と分かってきて…シーズン中盤にはエアロダイナミクスを標準化させることができました。
今後も、そうやっていくつもりです…たとえ両選手が別々の選択をしたとしても、問題は起きないでしょう。」
【F1エンジニアのエイドリアン・ニューウェイと貴方を比較すると…?】
「完全に同じ立場ではないでしょうからねぇ…ニューウェイは基本的に『エンジニア』じゃないですか。
一方、私にはそれ以外の役割もあり…例えば、選手やチームに関する決定事項などね。
自分としては単純にエンジニアと言うより、マネージャー的な役割だと思ってます…もっと全体的な職務を行ってるんでね。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)