怒アプリリア『ミシュランに説明を求む…あれは、どんなタイヤだったのか？』リボラ

『リヴォラ：ミシュランに説明を求む…あれは、どんなタイヤだったのか？』

★2月5〜7日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われており、初日5日は転倒が続出した。

★アプリリアはホルヘ・マルティン（ファクトリー）とラウル・フェルナンデス（Trakhouse）が転倒し、手術のため緊急帰国した。

★マッシモ・リヴォラ（アプリリアレーシングCEO）が、初日テスト終了後に次のように話した。

【マルティン選手の容態は？】
「今夜はそのまま一泊入院となります…この手の事故では、そう言う決まりなんですよ。かなりの強打でしたしね。
まぁ、MRI検査では大丈夫だったんで、ツイていた言えるでしょう…もっと酷いことになってたかもしれないんだから。
明日、バルセロナへ戻って、手術する予定です。」

【いつ頃、復帰できそう？】
「（モトGP選手は）生身の人間じゃない、スーパーヒーローみたいなもんですからね…速攻で復帰したがってますよ。」

【具体的には？】
「まぁ、開幕戦には…ってとこでしょうね。私達も、うろたえてはいないんですよ…本来なら、大変な状況なんですけどね。
ブリーラムテスト（2/12〜）に参加できるかもって…私は思ってます。（マルティンは）こっちが急かすと言うよりは、無理させないよう止めなければならないタイプですからね。」

【第1コーナーでスリップ転倒、その後、第2コーナーでハイサイド転倒したが…】
「（マルティンは）ずっと同じタイヤとマシンだったんですが…1回目の転倒について、本人は『こんな転倒は初めてだ』と言ってました。
その後、アクセルも開けてないのに、また転倒してしまい…1回目は（タイヤの）右側からで、2回目は左側だったんです。」

【ミシュラン側に説明を求めたそうで…】
「私が訊いたことは1つだけで…（転倒時に使用していた）タイヤがどのように保管されていたかを教えて欲しいと頼みました。
例えば、コンテナの中に1年間置かれていたとか…しかも、そのコンテナが陽にさらされてたとしたら…あまり使いたくはないでしょう。」

【ミシュラン側の回答は…？】
「まだです。」

【怒っている？】
「苦々しい気分ですね…こっちは懸命に努力してるんですから…冬期間中、休みなしで作業して、選手もやる気満々でテストに挑み、落ち着いて現地入りしたんですから。
（マルティンは）いつものセッティングで1回目出走をし、我々は『序盤3周はマルコ（ベッツェッキ）ほどのペースが出てないから、けっこうゆったり走ってるな』と思ってたんです。
ところが、マルコがバルセロナの時のマシンで2回目出走した際、すぐに2分00秒を出したのに…もっと良いマシンに乗ってたマルティンは2周走っても、2分1秒を切れなかったんですよ。
それで何かがおかしいと思い…ただ、マルティンにもマシンにも問題はなかったんです。」

【気温やタイヤ圧に問題があったか、チーム側のミスの可能性は？】
「気温とタイヤ圧は測定可能ですからね…安心してますよ。あと、チーム側のミスでもないです。」

【ラウル・フェルナンデスも帰国してしまい、作業の方はどうなっているの？】
「マルコ・ベッツェッキが頑張ってくれてます…今日は物凄い作業をしてくれました。
素晴らしかったですよ…他の選手らがタイムアタックを始めても、（ベッツェッキは）走り込んだタイヤで他の作業を頑張ってるんだから…本当に素晴らしいじゃないですか。
状況をふまえ、マシン改善モードに切り替えてくれてるんですからね。まさに必要とされることをしてくれてましたよ。
テスト2日目以降、マルコは自分のマシン準備に入らなければならないのですが…現時点では、それはマルティン用のマシン準備でもあるわけでね。
マルコも、『ホルヘが復帰した時、できるだけ最適なマシンにしておかないと』と言っていて…マルティンには、それをやってる時間がありませんからね。
我々はマルコの指示を聞きつつ、（マルティンの）好みも考慮していかないと。」

【サヴァドーリテストライダーの出動は？】
「明日は走ってもらうことになるでしょうね…とにかく、うちはいきなりKOパンチを喰らってしまったが、大丈夫ですよ。速攻で起き上がりますから。
マルティンと言うのは、常に強くなって戻ってくるタイプだから…今回は超最強になってくれるでしょう。」

【フェルナンデス選手の転倒については？】
「そっちは100％別の話なんですよ…今日、帰国して、明日は手術です。詳細については、ダヴィデ・ブリヴィオに任せます。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）