MotoGP

ドゥカティ:エンジンだけでなくフレーム&カウルも2024年版を採用

『ドゥカティ:エンジンだけでなくフレーム&カウルも2024年版を採用』

★2月12〜13日、タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットでモトGP公式テストが行われた。

★同テスト最終日における、ドゥカティ選手の総合リザルトは以下のとおり。

首位マルク・マルケス(ファクトリー、2025年機、1.28.855)
2位アレックス・マルケス(グレジーニ、2024年機、1’29.034)
5位フランチェスコ・バニャイアは(ファクトリー、2025年機、1’29.378)
7位フランコ・モルビデッリ(VR46、2024年機、1’29.454)
18位フェルミン・アルデゲルは(グレじーニ、2024年機、1’30.085)

※ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(VR46、2025年機)は骨折により不参加。

★今年、認定を受けるエンジンは2年間(2025/2026)使用されるため、最終的にドゥカティは2024年版を採用することとした。

★ブリーラムテスト終了後、ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)がモトGP公式サイトのインタビューで次のように話した。

【今年使用するエンジンについては?】
「2024年版に決めました…それを2年間使っていきますよ。まぁ、2024年版を改良するのは至難の業だったってことでね。
取り組んではみたものの、思っていたようなものにはならず…ジジ(ダッリーニャ)がリスクを負いたくないと言うもんですから。
本社の方は大変ですよ…開幕戦までに3選手用のエンジンを用意しなければならないんだから。まぁ、ジジがこうと決めたなら、間に合うでしょうけどね。」

【エンジン以外に関しては…?】
「フレームとエアロダイナミクスも、結局、2024年版で始める可能性はあるでしょうね。用意しておいた新マテリアルに関しては、ヘレステストまで試用を延期するかもしれません。」

【では、2025年機は基本的に、ほぼ2024年機のままと言うこと…?】
「電制システムの細かな所いくつかと、サスペンションは替わりますよ。」

【他のメーカー機に追いつかれてしまうのでは…?】
「ホンダやヤマハはコンセッションで上手くいってるようで…あれはドルナの英断でしたね。
クアルタラローなんか、ぐんぐん伸びてたし…アコスタも常に上の方でしょ。あと、ベッツェッキは良かったですよ…実に良い仕事をしてましたからね。」

【とは言え、やはりチャンピオン候補はマルケス&バニャイア選手だが…】
「うちの選手は絶対にレースごとに強くなっていくでしょうからね…ただ、チャンピオンシップについてはオフシーズンから言ってるように、ライバル陣が強敵だから。優秀な選手やエンジニアが揃ってますからね…まぁ、うちから流れていった人材が多いんだが。
とにかく、油断はしませんよ…うちが勝てないレースもあるでしょう。そう言う時はポイントを稼ぐようにしないと…タイトル争いはレース優勝よりも重要なんだから。」

(参照サイト:『Gpone』)

POSTED COMMENT

  1. フルバンク より:

    「電制システムの細かな所いくつかと、サスペンションは替わりますよ。」
    以外、全てを24GP(型落ち)にする決断はバニャイア&マルクが共通する認識がないと実現はしなかった。負傷しているディッジャにとってはラッキーな出来事になった。DUCATI6台がデータを共有出来てファクトリーはより熟成させられるので、初戦から強さを発揮出来る。
    反面他メーカーは追随する基準が分かるので、やり易い。
    今期と来期はDUCATI内も混戦に且つ全体的にも進む程、差は縮みそうで面白い。
    コレでもDUCATIの2人が引き離すなら、もう選手の能力差でしょう。マルティンはDUCATIの速さを体感してトップを走っているので、出遅れはあるにせよ追い上げが期待出来る。
    楽しい見応えのある2年間になりそうです。

  2. ミラノマルコ より:

    遂に守りに入ったか。他メーカーにしてみたらラッキーかな⁉️27年のレギュレーションの改正が無かったら25年モデルで行ってたんでしょうかね?

  3. maxtu より:

    よく読めばこれから新しく24型のエンジンを造るってことよね
    じゃあ25型は実質凍結?
    KTMの乗換えに苦戦してそうなバスティアにぜひ…

  4. 鯖通り より:

    22年シーズンもパワフルだけど扱いにくいエンジンを投入しようとしてワークス勢からはダメ出しされてましたね(プラマック勢はそのエンジンを採用して不振に陥った)

    これで基本的にはドゥカティ勢は同一に近いバイクで戦う事になりましたのでサテライト組の台頭があるかも?
    競争としては面白いですがレースは走る実験室と言われていた時代は遠くなったのかな?と少し思わなくも無いですね

  5. より:

    マルケスが無難な選択してて
    昔なら絶対に新型推してたろ

  6. #99 より:

    4ストロークの内燃機関のテクノロジー自体が
    もはや煮詰まってしまってるのかもね

  7. 桑田裸郎 より:

    「エンジン以外にもライダーをマルティンに戻しました」

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