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『チャバッティ:マルケスとペッコが火花を散らさないのは、まだ開発作業だから…』
★2月12〜13日、タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットでモトGP公式テストが行われた。
★同テスト最終日における、ドゥカティファクトリー選手の総合リザルトは以下のとおり。
首位マルク・マルケス(2025年機、1.28.855)
5位フランチェスコ・バニャイアは(2025年機、1’29.378)
★ドゥカティのパオロ・チャバッティ(元モトGPスポーツディレクター。2024年よりオフロードプロジェクト責任者に就任、各主要国におけるスーパーバイク/スーパースポーツ選手権のコーディネーター役も兼任)が、伊サイト『Gpone』のインタビューで次のように話した。
【モトGPの今シーズンについては?】
「去年、ドゥカティは20戦中19勝してますからね…唯一、勝てなかったのはオースティンぐらいで(※ヴィニャーレス選手がアプリリア機で優勝)。まぁ、かなり控えめに考えても、うちがNo.1マシンだったと言えるんじゃないんですか。
今年はタイトル獲得を目指す超速選手が2人揃ったわけだから、チーム内の動きが興味深いでしょうね。
去年、ペッコ(バニャイア)はかなり良い線まで行き、今年はゼッケン『1』奪還を目指しているのだし…マルクは去年、ドゥカティ機で復活できるかどうかに挑み、今年は成功したいと思ってるんですから。
観客やプロモーターにとっては、かなり面白いシーズンになるでしょう…この手の選手がチームを組むんだから、興味を惹かないわけはないでしょ。」
【両選手が火花を散らして対立するのではと思われていたが、今のところ、穏やかな雰囲気で…】
「そうなるよう願ってましたよ…ドゥカティにとっては良いことですからね。まぁ、開発段階で息が合うのは当然で…今年使うマシン選びの段階なんですから。
しかも、今年認定を受けたエンジンは、来シーズンも使用しなければならないんですからね。
ただ、当然、色々と変わってはゆくでしょう…とは言え、2人ともプロ選手なんですからね。絶対にチャンピオンらしいフェアプレイを維持していきますよ。」
【レースが盛り上がれば、サーキットの観客もTV視聴率も上がるわけで…】
「チャンピオンシップにとっては、5メーカー全ての戦闘力が高いのはけっこうなことでしょう…もちろん、我々としては長いこと苦労してここまで登り詰めたことや、近年の自分達のレベルの高さに満足してますよ。2024年機などは良い例でしょう。
とは言え、スポーツ的にはプラスアルファの戦いがある方が、うちのリザルトにも箔がつくと言うものでね。去年のスプリントでは、上位8名がドゥカティ選手なんてこともあったから。もう少し(メーカー間の)戦いがあっても良いでしょ。
現レギュレーションはヤマハとホンダの追い上げを後押ししてるのだから、おそらく、これまでより拮抗したシーズンになるだろうし…そう言う中でトップに立てたなら、ドゥカティにとっては最高でしょう。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
まぁ実質的には、昨年GP24をまる1年使ったバニャイアが有利と思います。その経験の差を埋められるのか?
マルティンもよく知ったマシンが相手なので自メーカーのマシンの長所短所はよく分かり戦える。
他メーカーが何処まで迫れるのか!?楽しみ満載。
マルクとペッコの戦いが楽しみ。かつてのロッシとロレンソ、F1でのセナとプロストみたいになるのでしょうか?自分的にはペッコの穏やかな性格から、そこまで熾烈にはならない気がします。どちらが勝つのか?については、自分はマルクに一票です。
レースってのはいつひっくり返ってもおかしくない世界だからなぁ。
F1で例えると2023年はフェルスタッペン擁するレッドブルが23戦22勝して2024年も無双を予想されたが後半になって追いつき追い越された感じになったし。
私も個人的にはバニャイアよりマルクにチャンピオン獲得️をして欲しいですね、ロッシと現役選手が並んで欲しい。
今後ロッシに頼らずに現役選手でGP人気を盛り上げて行って欲しい。アコスタはKTMの今月末の債権者会議でレースの存続が認められれば、今のままで。
日本メーカーが復調すれば、人気選手も結構バラけたんで面白味も増すと思う。スプリントはいるのかなぁ~、20戦以上もいるのかなぁ。