
『ブリビオ:なぜ小椋藍を獲得しようと思ったの?』
★3月28〜30日、アメリカズGPがオースティン近郊にある『サーキット・オブ・ジ・アメリカズ』で行われる。
★先日、アプリリアTrackhouseのダヴィデ・ブリヴィオ(チームプリンシパル)が、『FanPage.it』のインタビューで次のように話した。
【新人アイ・オグラが素晴らしいデビューとなり…】
「まぁ、地に足をつけておいた方が良いでしょうね…ここ2GPは素晴らしかったし、特にタイでは大きなサプライズでしたからね。
でも、うちが彼に対して掲げている目標は、別にありますから。ルーキーとしては現在の盛り上がりに流されず、学習すること、モトGP機に適応することに集中していかないと。
パフォーマンスを見れば、才能があることは確かだが…今、優先すべきはコンスタントに成長していくことの方ですから。レース毎に、無駄なプレッシャーは負わず、無謀な期待は抱かずにね。」
【どのようにして新人ライダーを選び出すの?】
「新人に賭けてみようとする際は、その選手がこれまでのキャリアで培ってきた記録が役に立つんですが…ただ、結局はいつも『勘』のような面はありますねぇ。
オグラを取ろうと思ったのは、これまでヴィニャーレスやリンス、ミールを選んだ時と同様…本人の実力と、チームと共に作業をしていく能力があると信じたからこそです。
若手選手を信じてみると言うのが、ずっと私の方針だったんです…まぁ、その都度その都度、検討すべき点は違いますけどね。」
【貴方はフェルナンデスのような若手選手と、新人オグラを組ませたわけだが…】
「モータースポーツには常に予期せぬ事態が起きるわけで…その昔、ロッシはホンダからヤマハに移るよう説き伏せられ…最近ではマルク・マルケスがホンダから離れ、グレジーニと言うプライベートチームがトップライダーを獲得するチャンスを物にしたわけでしょ。
F1ではフェラーリ加入を夢見ていたルイス・ハミルトンが、そのフェラーリに迎え入れられたり…ね。つまり、決まりなんてものはなく、その時々のチャンスを活用できるかどうか…なんですよ。
これまでの新人獲得は上手くいったが、だからと言って、次回も新人を狙うとは言いませんよ…もしかしたら経験豊かな選手を取るかもしれない。」
【ピットボックス内の作業を進める際の秘訣は…?】
「最も大変で、しかし、最も興味深いのは…異なる文化・特性の人々をまとめ上げることですね。
モトGPチームにはイギリス人からスペイン人、イタリア人等が揃い…例えば、マレーシア人のメカニックや日本人選手なども居るわけでしょ。
彼らが一緒に上手く作業できるようにするのが、私の役目ですから…あと、問題を解決したり、対立を収めたりね。
モータースポーツと言うのはレースウィークの度に判決を下されるようなもので…勝敗が決まるわけだから、どんどん挑戦していかないと。」
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
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チームと共に作業をしていく能力がビニャーレスにあったとは思えないが…
小椋選手は、速さもコンスタントさも人から学ぶ能力もチームプレイも高い次元で行なっているのがモトGPに上がり画像で観れる機会も増えてレベルも上がった中で総合能力が高くバランスも良いと思います。
ブリビオはスズキのチーム(特にリンス・ミール)を上手くまとめてたから上手くいってほしい
スズキがまたMotoGP復活するなら、あんな風にトラブル解説してチームが強くなれる様になってほしいな
チームとともに作業していく能力がないライダーが優勝できるほど甘い世界ではないですよ
ブリビオ氏、アルピーヌF1ではご苦労された様子で、次世代の若手育成部門に回されちゃいましたからね…。
その点では、若手とのコミュニケーションスキルは更に懐深くなった感がします。ボスがどっしりと
構えてくれてると、若い選手的には安心でしょうから。変な圧を掛けるわけでもなく、結果的に終わって
みたら、小椋選手がルーキーオブザイヤーを獲得してくれたら御の字って感。
まあオースティンはリアリミテッドなRS-GP向きも、再舗装の不透明性、天候も気になるけど小椋選手にとっては
チャレンジングなレースウィークでしょうが、ホームレースなので、得意のデグラデーションマネージで
是非とも良いリザルト(再びトップ5内)出して欲しいですね。グッドラックAi
このおっちゃんになんとなく暖かい父性を感じるのは僕だけでしょうか