
『バニャイア:フロントが今日ぐらい暴れてくれると、フィーリングが却って深まる』
★3月30日(日)、アメリカズGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝首位だった。現在、総合3位(−12ポイント)。
★決勝後、バニャイア選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今シーズンの初勝利を獲得し…】
「クールダウンラップではずっと叫んでたんで、声がかれてしまって…超嬉しいです。ここまで苦戦してたから、また表彰台の真ん中に上がれるのが嬉しくって…。
本当に嬉しいです…チーム全員に素晴らしい仕事をしてもらい、感謝してます。あと、タヴッリャの方で物凄い作業をしてくれている(VR46陣営の)カルロやヴァレ、ジャンルーカにも感謝してます。」
【レース直前、かなりバタついていたが…】
「マルクが駆け出したんで、僕も後を追ったんです。僕はウォーミングアップラップの時は、ドライ用セッティングにレインタイヤを装着していて…もう1台はウェット用にしていたんです。
グリッドに付いた時はドライだったんで、そのままで良いと思ったんですが…マルクが駆け出したんで、僕も続きました。レースが遅延になって、嬉しかったですね。」
【初勝利の味は?】
「まだ状況は整ってないと思ってたし、フィーリングも掴めてなかったんで…もっと先の話だと思ってたんですよ。色々と落ち着いてこなしていなかければ…って。だから、ツイてましたね。
今週末は最初から良い感じで、アルゼンチンでの作業も終えられ…でも、マルクは常に強かったし、コンディションも限界ギリギリだったでしょ。
スタート遅延になった辺りは、かなり慌ただしかったし…縁石が、とにかく滑りやすくって。でも、僕の場合、あの縁石はウォームアップの時に既に上がっていて…これはマズイって思ってたんです。」
【マルク・マルケス転倒については…?】
「マルクがスリップしたのを見たのは、ひたすら逃げ切ることを考えてた時でした…アレックスが好ペースだったんで、大変だったんですよ。かなり特殊なコンディションでしたよね。」
【今回の優勝については?】
「勝つと、前進する力が沸いてくるんですよ。一度勝利の味を知ってしまうと、なかなか勝てないのは大変なもので…そう言う中で勝利するのは最高ですね。
僕の場合、まだ少し足りないんですが、こう言う難しめのトラックでも上手く作業ができ、コンスタントに伸びていくことができました。
ここでの優勝は初めてなんで…ここで勝てたなんて最高ですよ。」
【次回に向けては…?】
「まだ少し足りないけど、接近はしてるんで…今、頑張ってるとこなんです。『もう少しなんです』って言ってたでしょ。
ここでの勝利は夢だったんですが…カタールはどうなるでしょうかね。フロントがこれぐらい暴れてくれると、僕の場合はフィーリングが深まるんですよ…限界点が見えてくるもんですから。
アレックスに対しては、今日はブレーキングで差をつけることができました…ドリフトやスピードを上手くコントロールできてたんで、それが助けになったんです。
振動が酷く…特に右側が酷かったんですが、ここのトラックの特性なんですよね。ブレーキングはかなり助けになってくれてたけど。
ここは極端なハードブレーキングで、アップダウンが激しいコースでしょ…その辺に注目し、改善の助けになりそうな限界点を探るようにしました。
失いかけていたブレーキングの感触を取り戻すのに、今回のコースは最高のベンチテストになってくれましたね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
マルケス兄が居なくなると何時もの風景になりますねぇ。
その調子で旧マシンを置き去りにしちゃってください
ヤマハやホンダもFフォークゆさゆさする度に攻めきれてないなって見てたけど、ドカはリアがしっかり路面に着いてる分なんなく曲がってるよね。電子制御とデバイス調整のバランスが良いのかな。コーナーからの加速で差がついてるんだろうな。
これで流れが変わって欲しい
興味深いですね
繊細過ぎるペッコ自身のセンサーだけど、マシンが暴れることで逆に感触が探りやすくなったみたい?
マルケスに勝ったわけではないけど、これまで我慢強く走った結果でポイントを詰めたのは事実
次はしっかり前を走ってねじ伏せて欲しいね
フロントが暴れてくれる方が限界掴みやすいというのは興味深いですね。
いきなり切れ込むよりは、もともと暴れてるほうが制御しやすいということですかね?
ウッチョにもしっかり抱き合ってたのが、やはりロッシファミリーだなーと印象的でした。
マルクのファクトリー加入で、ペッコの人間性の良さが改めて際立った気がする。マルクが悪人!という訳ではなく、現況の中で、ここまで来た事が良い。 マルクと競り勝ったとは行かなかったけど、速く走ることより転ばない事を学ぶ方が簡単だ・・と言う昨年の教訓を、この厳しい状況の中で実行している。マルクは速いが、精密機械のような、ペッコらしいレースを続けて欲しい。
全部二位でチャンピオンになる人が現れたりして