
『バニャイアはチーフメカニックの進言を無視し、マルケス作戦に追随した』
★3月30日(日)、アメリカズGPのモトGP決勝で、マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)がレース開始直前にマシン交換作戦を決行し、思惑通り、スタート遅延によりドライタイヤに履き替え、首位を独走していたが、第9ラップで転倒し、総合2位(-1ポイント)に落ちてしまった。
★マルク選手の転倒により、チームメイトのフランチェスコ・バニャイアがシーズン初優勝を獲得し、総合3位(-12ポイント)を固持した。
決勝後、バニャイア選手は同優勝について、「マルクのリズムは、ただただ素晴らしいの一言でした…今回、僕が勝てたのは彼が転倒したおかげだと、十分承知しています」と話した。
また、スタート直前の混乱の際、マルケス選手の後に続いてマシン交換したことについては、
「最初からスリックタイヤを選択していた選手の気持ちを考えると…きっと、かなり腹を立てていると思うんですよねぇ」と。
★マシン交換騒動が起きる直前、バニャイア選手のチーフメカニックであるクリスティアン・ガバッリーニは、「マルクがマシン交換に走っても、後に続くな」とアドバイスしていた。
「マルケスが(スタート前にマシン交換したら)ピットレーンスタートとなり、10秒遅れで走ることになるんだ…。
マルケスは(スタート前のマシン交換を)するかもしれないし、してもライドスルーが科せられることはないだろう…ただ、ピットレーンスタートになるんだから、やらないと思うがね。
とにかく、(マルケスが)グリッドから退出したら最後尾スタートになるんだし…うちは(セカンドマシンの)準備はまだなんだから。
私の案としては、君は超速で1〜2周走って、そして、『フラッグ・トゥ・フラッグ』をすれば良い…そうしたら、(セカンドマシンの)準備はできてるから。」
Attesa, tensione e concitazione: ecco com’è andata in griglia sulla casella di partenza di Pecco a confronto con il suo capotecnico https://t.co/RMY2FWiSjV #motogp #austin #Gabarrini #bagnaia #ducati
— GPOne.com (@gponedotcom) April 2, 2025
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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バニャイアは付いて行って結果オーライですね。
ということは、あのまま赤旗にならずにピットに走った組がピットレーンスタートになっていたら、ペッコはマシンが準備できてなかったのか。赤旗になって運がよかった。もしペッコがグリッドに残ってたら何人くらいがマルケスと同じ判断をしたのかなぁ。たぶん半分くらいかな。今回の件はペッコが続いたってのも大きいね。
今回赤旗にならずにスリック勢とレイン勢とスリックに替えてピットレーンスタートになったマルク達で、あのちょっと微妙な路面コンディションの中のレースも見たかったな。序盤はレイン勢が速そうだったし。見る側は絶体面白かったと思う。小椋君の表彰台も可能性あったし。
結局赤旗中に路面はドライになっちゃったから。