MotoGP

ミラー『バニャイアは過小評価されてるが、マシン操縦の腕前は惚れ惚れする』

『ミラー:バニャイアは過小評価されてるが、マシン操縦の腕前は惚れ惚れする』

★3月28〜30日、アメリカズGPが行われ、モトGPクラスのジャック・ミラー(ヤマハプラマック)が予選9位、スプリント14位、決勝5位だった。現在、総合10位(−68ポイント)。

★ミラー選手は昨年末にKTM機から乗り換え、現在、ヤマハ勢でトップである。

★最近、ミラー選手がポッドキャスト『Gipsy Tales』のインタビューで次のように話した。

[ 後編はこちら ]

【ドゥカティ時代、貴方はフランチェスコ・バニャイアとチームメイトだったが…】
「ペッコ(バニャイア)は、世間から過小評価されてるように思いますね。能力の高い選手なんだけど、それをひけらかすようなタイプではなく…とにかく、マシン操縦の腕前は物凄いんだから。
繊細な操作をするんだよね…パッと見には分からないけど、何をしてるかを知っていれば分かるような…コーナーに向けての準備の仕方とか、とにかく、独特なやり方で…僕とも違うし、マルク・マルケスとも違いますね。まぁ、それぞれ自分のスタイルってものがあるから。
ペッコみたいなマシン操作ができたらなぁ〜って思いますよ…マシンを倒すんじゃなく、両肩を上手く使ってマシンを曲げていくんだから。リスクを回避しつつ、タイヤにも気を配りながら諸々を上手くこなしていく…ペッコのやり方は驚異的なんですよ。しかも、それをごく自然に…エレガントにやってのけるんだから。一体どうやってるんだかねぇ…とにかく、見ていて惚れ惚れしてしまうんですよ。
ペッコはペッコで、また違うオーラがあるんですよねぇ。」

【今シーズン序盤、(マルケス兄弟に凌駕され)バニャイア選手はけっこう批判されているが…】
「今年はペッコ関連で、けっこう馬鹿げた記事が出てますよね…2年連続タイトルを取り、去年だって取れてたかもしれない選手だって言うのにねぇ。
この4年間、モトGP機が変わっていく中で、高い戦闘力を見せてきたじゃないですか。今年はマルク加入で、また変化があったわけだけど…でも、ペッコはきちんと対抗していくと思いますよ。
ペッコはね、土壇場になると底力が出てくるタイプなんですよ。面白いシーズンになるんじゃないんですか…今後の展開が楽しみですよ。」

【では、『車輪が外れるまで走り続ける』マルク選手と、『リスク回避に優れた』バニャイア選手の戦いはどうなりそう?】
「マルクが圧勝するとは思いませんね…ペッコってのは、とてつもないぐらい意志の固い男なんでね。必ず、反撃に出ますよ。
とにかく、マルク圧勝はないでしょう…今年は弟の方も、一言物申したいって感じだしね。」

[ 完 ]

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)

POSTED COMMENT

  1. フルバンク より:

    2年連続タイトルを取り、去年だって取れてたかもしれない選手だって言うのにねぇ。
    この言葉に尽きる。

  2. dai-34 より:

    ドゥカティによればペッコの走りはロレンソに似ていると言う
    つまり決まれば鬼のように強いが決まらなければそれなりの走りになるってこと
    走り辛い微妙な状況でも決まっていないマシンでも走れるマルケスとの違いはそこだろう
    ロレンソのようにハンマータイムに入ればマルケスも寄せ付けない走りを披露するかもしれない
    前回のようにマルケスがミスを再びするようであればタイトル争いは終盤までもつれるんじゃないかな

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