
『マルケス:転倒少なめシーズンなのに、転ぶ時はレース本番なんだよねぇ』
★4月27日(日)、カタールGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、決勝12位だった。現在、総合2位(−1ポイント)。
★アメリカズGP決勝以来、2回目のレース転倒を喫した。
★決勝後、マルク選手が次のように話した。
【なぜ転倒を…?】
「3日間ずっと速い走りをしていて、特にあそこのコーナーは速かったんで…なぜあんな風に転倒したのか分からないんですよ。多分、先行していた2人に接近しすぎてたからなのかも…。
とにかく、タイトル争いをしたいなら、この手のミスをしている場合じゃないから。総合首位と1はポイント差なんだし、この手のミスをしないよう頑張っていかないと。」
【今シーズン2回目のレース転倒だが…】
「変なんですよねぇ…転倒少なめの年だって言うのに、2回とも日曜決勝なんだから。なんでこうなってしまうのか…原因を突き止めないと。
マシンの走り心地は良いのだけど、転倒してしまう瞬間があり…しかも、理由が分からないんですよ。マシンの乗り心地は本当に良くって、どこか壊れてたとしても走りやすいし、タイムも良いのにねぇ。」
【バニャイア選手を拔き返そうと猛プッシュしていたとか…?】
「冷静に追いつこうとしてました。問題は、どちらの転倒もプッシュしまくりの時ではなく、上手くコントロールできてた時に起きてるってことなんですよ。
今後に向けて、集中して(解決して)いかないと。」
【レース終盤のリズムをずっと維持できていれば、もっとポイントを稼げたのでは…?】
「追い上げてる最中だったのに、『無理しない方が良い』って思ってました…リンスより前に大集団が控えてることは分かってたんですけどね。
でも、2020年のような間違いは避けたかったんですよ…再転倒してしまうような間違いはね。」
【弟アレックス選手がモトGP初優勝を獲得し…】
「今日、僕が唯一喜べることですね…勝って然るべき走りでしたよ。今シーズンは驚異的な走りをしてるし、今日のレースも物凄かった。
また総合首位に戻ってね…確かに、物凄く頑張ってるから。」
【レース序盤はバニャイア選手と接触していたが…】
「第10コナー立ち上がりでウィリーしそうになり、第11コーナーに向けてのスペースを閉じようとしたんですが…その時には、もうペッコが抜きにかかってたんです。
それで、ちょっと接触してしまって…あの辺りから、『よし、レースをきちんとコントロールしていこう』って思ったんです。」
(参照サイト:『Motosprint』)
レースには魔物がいますね、マルクにとってもそれは例外では無い。
お陰で全体のレース内容は面白くなるし、アレックスの6年に渡る初優勝を労えた。ポイント争いのより激化、バニャイアは意地とコンスタントにポイント争いも喰らいついて来ているのは流石。
他メーカーも頑張り、中でもファビオの3シーズンぶりの表彰台はライダーの能力有りきで凄い良くやった!と賛辞を贈る。
KTMが4台トップ10内は、DUCATI以外では初!?各メーカー頑張ったと思います。ビンダー6位に藍選手8位も頑張りました。マルクの追い上げも凄かったので、1ポイント差に出来た。
転んでも諦めないところが好き。
2025のマルクvsアレックスは、さながら昨年のバニャイアvsマルティンのよう。
昨年のバニャイアのように優勝か転倒かの成績では、チャンピオンが危うい可能性がありますね。
いや〜今年も面白い