
『ヴィニャーレス:ドゥカティ機と戦っていける…あとは細かい作業だけ』
★4月25〜27日、スペインGPが行われ、モトGPクラスのマーヴェリック・ヴィニャーレス(KTMテック3)が予選6位、スプリント7位、決勝4位だった。現在、総合15位(−116ポイント)。
★4月28日(月)、ヘレス公式テストでは2位だった。
★同テスト後、ヴィニャーレス選手が次のように話した。
【今回のテストについては?】
「そんなに多くの物は試してません。むしろ、エアロダイナミクスに集中してました。直近のレースのためと言うよりは、もっと先を見据えての作業で…2回目のカウル認可が控えてますからね。
全体的には、マシンをもっと良く理解するための作業をしてました…日曜決勝では第1セクターで0.1秒ロスしてたんで、来年に向けての対策が必要なんですよ。」
【今回のレースウィークエンドについては?】
「素晴らしかったですよ…これまでで最高の3日間と言えるでしょうね。マシンに手を入れる時間が取れたのも良かったし、最終的にリズムをけっこう維持することができました。
自己ベストラップも楽に出せてたんで…コンスタントに向上してると言えるでしょう。」
【今日は、路面にラバーがかなり乗ってたようだが…】
「おかげで楽でした…特に、タイヤコントロールが楽になるんですよ。ただ、風も強かったんで、どちらの影響が大きかったのかは分かりませんけどね。
とにかく、僕は自分のライディングスタイルに集中できたし、もっと切れの良い動きをするにはどうすべきかを探ってました。」
【マフラーを替えた?】
「今回のレースと、あとカタールで使ってたヤツです…あの形状のものは1つだけだったんで、土曜日から取り入れてみたんですが…ル・マンから2つ支給されることになってるんで、今後は金曜日から使う予定です。まぁ、感触の問題なんですけどね。」
【チームメイトのバスティアニーニ選手も?】
「彼は古いのに戻したようですよ…彼との比較検証はしてないんで。それぞれ自分達の意見を伝えてるだけです。」
【今回のレースについては?】
「トップ陣に引き離されてはいないんですよね…レースの7割は、首位アレックス・マルケスと0.1秒差だったんだから。
つまり、細かい作業の問題ってことなんですよ…いかにマシンを理解してるかとかね。あと、いかに電制システムや前後のサスペンションを改善できるかとかね。
(今日のテストでは)今後に向けての新パーツを試してたけど、でも、僕的には既に良いレベルになってると思ってます。
早々に上位争いに戻れるよう、このままの道を進んでいかないとね。日曜決勝ではクアルタラローやバニャイアに迫ってたし、好ペースで走れてたんだから。」
【振動の問題については?】
「今のところ、抑えられるような物はないんで…ライディングスタイルでサポートしていくしかないですね。」
(参照サイト:『Gpone』)
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このオトコはどのメーカーのマシンに乗っても突き抜けた疾さがある。
たたさんと同じことを書こうとしてました
マシンを選ばない速さがあるって言うのは、選手のポテンシャルその物ですよね。
チャンピオンこそ取ってませんが、間違いなくmotoGPレジェンドライダーだと思います。
今回のJEREZではBinderはマーベリックのデータをフルコピーして決勝で出て予選13位スタートから6位迄追い上げた。
マーベリックは4位だったが、スタート位置を考えると今のKTMで4位に付ける実力はある。そのセットアップをマーベリックが作り上げたのは、やはり感情面は別にしてマーベリックの能力の高さを示している。もしかしてこの人ゆくゆくはテスターとして大成する予感さえします。