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モトGP:KTM&アプリリアが継続か?MVアグスタ&BMW参入か?

『モトGP:KTM&アプリリアが継続か?MVアグスタ&BMW参入か?』

★6月23日、『Liberty Media』が進めていた『ドルナ(モトGP運営会社)』の買収計画が欧州委員会の調査を通過し、無条件での買収が承認された。

★F1運営に成功している『Liberty Media』には、今後、モトGPにおけるマーケティングおよびソーシャルメディア活動の強化が期待されている。
また、多数の投資家やF1スポンサーに出資を説得できるであろうことから、モトGPの各メーカー&チームは補助金の増額を、選手は年俸増額を期待している。

★カルメロ・エスペレータ(ドルナCEO)は現在モトGPに参戦している5メーカー(ホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、KTM、アプリリア)および6プライベーター(LCR、VR46、グレジーニ、プラマック、テック3、Trackhouse)と、5年契約(2027〜31年)を更新すべく、数ヶ月前から交渉を行っている。

★プライベーター陣については継続の意志を明示しているが、予算面などで不確実な部分が残っている。

★メーカー陣については未定であり、特にKTMとアプリリアが不確かである。

KTMについては、モトGP参戦の予算を確保できるかまだ分からない。

アプリリアもモトGP参戦のための高額予算は、常に精査の対象となっている。
2013年に当時のレース部門責任者ジジ・ダッリーニャがドゥカティに移籍したため、それに対抗すべくアプリリアが2015年にモトGPに復帰し、マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)の手腕もあり、2022年にはアレイシ・エスパルガロがタイトル争いをしたが、最近は停滞気味である。
また、現在はホルヘ・マルティンの契約解除問題を抱えており、当初、ミケーレ・コラニンノ(親会社ピアッジョグループCEO)は怒りのあまり、2025年末のモトGP撤退を考えたほどだった。
なお、昨今のスポーツバイク市場が不振であることから、ピアッジョグループがモトGP参戦契約の更新を躊躇していると見る向きもある。しかも、アプリリアは2015年に復帰して以来、一度もメインスポンサーを獲得できずにいる。

★伊『Gpone』の調べによれば、現在、MVアグスタが2027年以降のモトGP参戦に関心を寄せている。ただし、レギュレーション上、別メーカーからモトGP機を購入もしくはリースすることが可能であればの話だ。

★また、BMWも2028年以降にモトGP参戦すべく動いている。ただし、この25年間でモトGP参戦プロジェクトを6回失敗させているため、パドック内では誰も真剣に捉えていない。

★ちなみに、6月20〜22日のイタリアGP終了後、KTMおよびアプリリア勢の総合順位は以下のとおり。

7位マルコ・ベエッツェッキ(-176ポイント、アプリリアファクトリー)
8位ペドロ・アコスタ(-186ポイント、KTMファクトリー)
11位マーヴェリック・ヴィニャーレス(-216ポイント、KTMテック3)
12位アイ・オグラ(-221ポイント、アプリリアTrackhouse)
13位ブラッド・ビンダー(-228ポイント、KTMファクトリー)
15位ラウル・フェルナンデス(-234ポイント、アプリリアTrackhouse)
16位エネア・バスティアニーニ(-235ポイント、KTMテック3)
21位ロレンツォ・サヴァドーリ(-262ポイント、アプリリアファクトリー、マルティン代役)
26位ホルヘ・マルティン(-270ポイント、アプリリアファクトリー)

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. バリー#7 より:

    MVアグスタは復活と倒産の繰り返しでKTMより財政状況が安定してないイメージだけど、大丈夫なのかな?

  2. PandaDream より:

    技術開発の場でもあるが、基本的には広告宣伝なのでもう少し費用対効果を高められるグランプリをしないとメーカーが減るばかり。

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